すいせい
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すいせい | |
所属 | ISAS |
軌道 | 太陽周回軌道 |
近日点 | 1.005 × 108 km |
遠日点 | 1.514 × 108 km |
軌道周期 | 282日 |
打上げ | 1985年8月19日 |
質量 | 140 kg |
Web | JAXA |
物理的特徴 | |
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直径 | 1.4m |
高さ | 70cm(アンテナ除く) |
観測装置 | |
UVI | 真空紫外撮像装置 |
ESP | 太陽風観測器 |
すいせい (第10号科学衛星、PLANET-A) は日本の宇宙科学研究所 (ISAS) (現 宇宙航空研究開発機構 (JAXA)) が打ち上げた2機目の惑星探査機である。1985年8月19日に鹿児島宇宙空間観測所からM-3S-IIロケット2号機で打ち上げられた。
すいせいは先立って打ち上げられていた探査機さきがけとともにハレー彗星の国際協力探査計画に参加し、太陽風とハレー彗星の大気との相互作用を観測したり、紫外線で彗星のコマを撮像することを目的としていた。
1985年11月14日、すいせいは真空紫外撮像装置 (UVI) を用いてハレー彗星のコマの水素Lyα輝線による像を初めて撮影した。この像の観測から、コマの明るさが規則的に変光していることが明らかとなり、変光周期から核の自転周期が2.2±0.1日と推定された。その後、1986年3月8日にハレー彗星に145,000 kmの距離まで最接近し、彗星付近の太陽風の観測を行った。