まりあほりっく

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本来の表記は「まりあ†ほりっく」です。この記事に付けられた題名は記事名の制約から不正確なものとなっています。

まりあ†ほりっく
ジャンル	ラブコメディ学園漫画
漫画
作者	遠藤海成
出版社	メディアファクトリー
掲載誌	月刊コミックアライブ
レーベル	MFコミックス・アライブシリーズ
発表期間	2006年8月号 - 連載中
巻数	既刊1巻
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プロジェクト

まりあ†ほりっくは遠藤海成の漫画作品。通称まりほり。ミッション系の女子校を舞台に、百合趣味の少女と女装のドS少年をめぐるラブコメディ。

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

[編集] ストーリー

男性恐怖症の宮前かなこは高校2年生。運命の相手（女性限定）とのめぐり合いを求めて天の妃女学院高等学校へ編入した。そこで初めて出会った生徒は1年下の祇堂鞠也。その可憐な美少女ぶりに舞い上がるかなこだが、会ったその日のうちに、鞠也が男であることを知ってしまう。しかし鞠也もまたかなこの百合趣味を見抜き、互いの秘密を握ったまま、二人は寮の同室で生活を始める。それはかなこが鞠也にいじられ続ける日々の始まりだった。

美少女であふれかえる女子校はかなこにとって天国だが、そこにはさまざまな障害が待ち受ける。何よりも同性とお付き合いしたいという目的自体が最大の障害となりかねない。かなこは可愛いクラスメートや素敵な先輩との交友を育みながら、いつか運命の相手と結ばれるのだろうか。

[編集] 特徴

月刊コミックアライブ2006年8月号（創刊号）から連載開始。遠藤海成としては3つ目の連載作品となる。

構図だけ取り出せばハーレム漫画で主人公とヒロインの性別を入れ替えたものと言えるが、それによって生じる様々なずれが独特の関係性を育む仕掛けとして機能している。

[編集] 登場人物

（登場順）

宮前かなこ（みやまえ-）: 幸の薄い主人公。高校2年生。登場時で身長173cm、なおも成長中の長身とそれに見合ったスタイルの持ち主だが、本人にとって身長はむしろコンプレックスの種となっている。男性に触れられると蕁麻疹が出るほどの男性恐怖症である一方、美少女には目がない。ストライクゾーンは広く、可愛い系から美人系までおよそあらゆるタイプの美少女達による可憐な仕草を目にするたび鼻血を噴く始末で、とくに鞠也に関してはその正体を知ってなお鼻血を噴かされ続けている。自身の百合趣味を鞠也に見破られており、逆らえずにいる。父親は天の妃の元教師、母親（幼少時に他界）は元生徒、他に姉がいる。

祇堂鞠也（しどうまりや）: 高校1年生。かなこにとって理想的なツーサイドアップの美少女。弓道部所属。前理事長の孫で、文武両道・品行方正・成績優秀な生徒として中等部では生徒会長を務め、高等部の進学式では新入生代表として挨拶するほど人望がある。しかしその実態は紛うことなき男であり、それを知ったかなこを監視するため強引に寮の同室でかなこと暮らすことにした。あらゆる機会を捉えてかなこをからかい、いじり倒す。外面の良さは演技に過ぎず、衆目がない場所での毒舌はとどまるところを知らない。自身の可愛さに自覚的なナルシストで、目的達成のためそれを存分に活用する。その真っ黒な性根を知るのはかなこと茉莉花のみ。

茉莉花（まつりか）: 鞠也と共に行動するツインテールのメイド。使用人の身でありながら、相手が鞠也だろうと誰だろうと辛辣な口を利く。ただし命ぜられたことに対しては基本的に忠実。クールな態度を取ることが多いが、必要に応じて演技もこなす。

寮長先生: 天の妃第二女子寮の寮母。幼女の外見に割烹着、動く猫耳と八重歯の持ち主。逆らうと危険らしい。

与那国（よなくに）: 天の妃第二女子寮の頼れる番犬。おやじ顔の眉毛犬。こちらも割烹着を着せられている。鳴き声は「ひゃんっ」。

石馬隆顕（いしまりゅうけん）: 高校3年生の先輩。ショートカットの美人。かなこ以上の長身で王子系の言葉を喋り、演劇部では男役を張る。責任感が強く面倒見が良い。多くの後輩から慕われており、過去に隆顕と同室になった生徒は海産物を使った嫌がらせを受けている。

熊谷芙美（くまがいふみ）: かなこの担任。あだ名はくまたん先生。若くて可愛く、気さくな教師。

桐奈々美（きりななみ）: かなこのクラスメート。ショートカットのクールな眼鏡っ子。真面目だが、言動に理解されにくい部分がある。熊谷先生にかなこの事を頼まれて以来、かなこが困ったときには助けに回るが、隆顕親衛隊のかなこへの嫉妬を避けるためにかなことの交際を宣言するなど、どこか極端でずれている。