アガリ放棄
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アガリ放棄(あがりほうき)とは、麻雀におけるルールのひとつで、ルール違反に対する罰則。
多牌・少牌、副露間違い、喰い替え違反などの軽微なルール違反に対して課せられる罰則で、課せられたものはその局において和了することが許されない。リーチ・カン・ポン・チーなども許されない。また、荒牌で流局になったときに聴牌宣言をすることも許されない(強制的にノーテン扱いとなる)のが普通である。
- 上記の「アガリ、リーチ、鳴き禁止」に加え、それ以後強制的なツモ切りとするケースもある。
なお、「放棄」という単語は本来「出来るものを自らの意思で捨てること」を意味するので、罰則として科されるものを「アガリ放棄」という言葉で呼ぶのは間違っており「アガリ禁止」とするのが正確であるが、一般に通用している用語は「アガリ放棄」である。
間違った和了宣言などの重大なルール違反に関してはチョンボが適用される。ただし、フリー雀荘などでは間違って和了宣言しても、倒牌する前ならチョンボを適用せずにアガリ放棄とするハウスルールが採用されていることも多い。