アゴタ・クリストフ
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アゴタ・クリストフ(Agota Kristof, 1935年10月30日 - )は、ハンガリー出身の作家。
1935年ハンガリー生まれ。21歳のとき、1956年のハンガリー動乱から逃れるため、夫と共に生後4ヶ月の乳飲み子を連れ、オーストリアを経てスイスのフランス語圏ヌーシャテルに亡命した。時計工場で働きながらフランス語を習得し、1986年『悪童日記』で文壇デビューを果たす。
『悪童日記』は、双子の少年達が戦時下の田舎町で成長し自立していくさまを描いており、一人称複数形式(「ぼくら」)を用いて成功した稀有な小説として知られている。以後、『ふたりの証拠』『第三の嘘』をあわせて完成させた三部作が彼女の代表作。彼女の小説には亡命の厳しい体験が反映されている。
目次 |
[編集] 小説
- 『悪童日記』 Le Grand Cahier (1986年)
- 『ふたりの証拠』 La Preuve (1988年)
- 『第三の嘘』 Le Troisième Mensonge (1991年)
- 『昨日』 Hier (1995年)
- 『どちらでもいい』 C'est égal (2005年)
[編集] 戯曲集
- L'Epidémie & Un rat qui passe (1993年)
- L'HEure grise et autres Pièces (1998年)
- 『怪物--アゴタ・クリストフ戯曲集』 (1994年)
- 『伝染病--アゴタ・クリストフ戯曲集』(1995年)
[編集] 関連項目
- MOTHER3 - 「悪童日記」の影響を受けたビデオゲーム