MOTHER3
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ジャンル | ロールプレイングゲーム |
対応機種 | ゲームボーイアドバンス (ニンテンドーDSでもプレイ可能) |
開発元 | 任天堂、東京糸井重里事務所 HAL研究所、ブラウニーブラウン |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 1人 |
メディア | 256Mbitロムカセット バックアップフラッシュメモリ搭載 |
発売日 | 2006年4月20日 |
価格 | 4,800円 |
売上本数 | 約40万本 |
『MOTHER3』(マザースリー)は、任天堂のゲームソフト。
目次 |
[編集] 概要
MOTHERシリーズの3作目。日本国内で2006年4月20日に任天堂からゲームボーイアドバンス用ソフトとして発売された。
[編集] 開発
本作は任天堂、東京糸井重里事務所、HAL研究所、ブラウニーブラウンが開発した。
過去作はHAL研究所などが糸井重里と独自に開発していたが、本作はMOTHERシリーズで初めて任天堂の開発部署が主な開発に関与した。ちなみに開発にあたったのは、本作がNINTENDO64で開発中のときから関っていた任天堂の田邊賢輔とその開発チームである。本作はシリーズで初めて任天堂が主導的役割を果たし完成したといえる。
開発期間は12年。日本一難産だったゲームソフトとしても知られる。
- MOTHER3 豚王の最期
- 本作は『MOTHER3 豚王の最期』(後述)というタイトルで1994年からNINTENDO64(初期はスーパーファミコン)用ソフトとして開発が進められていたものの、一度開発・発売が中止されたという経緯がある。しかし、ゲームボーイアドバンス用ソフトとして開発が再開され、その結果、現在の『MOTHER3』ができあがった。
[編集] 発表
2005年10月下旬、ウェブサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』(以下 ほぼ日)の『今日も金魚は』で、金魚カメラ前にどせいさんの人形が突如、大きく写るようにおかれた。10月下旬には、カメラの半分を覆い隠すほど大きく写されていた。さらに同時期、任天堂と東京糸井重里事務所、HAL研究所とブラウニーブラウンが特許を出願していたことが明らかになり、本作の開発体制についてファンのあいだで憶測を呼んだ。
2005年11月、任天堂がMOTHER3を発表。ゲーム系サイト以外にも、ITmediaや毎日新聞がこの件を報じた。
- 特に、ITmediaの記事は、Yahoo!Japanトップページのトピックスに掲載され、MOTHER3に対するユーザの関心を反映したものになった。なお、このITmediaの記事には、「(64版は)開発開始後、すぐさま開発中止となった」という記述があったが、本作は1994年から開発が始まったこと、開発中止の時点で「半分ぐらいできていた」と開発者側が語っていたことから、この「すぐさま」という表現は正しいとは言い難い。16日には『ほぼ日』の「今日のダーリン」において、ブラウニーブラウンスタッフの門井元がMOTHER3作画のチームの一員ということが明かされた。
2006年1月24日、『ほぼ日』の「今日のダーリン」でMOTHER3の発売日は2006年4月20日と発表。
- 27日には任天堂からも公式発表された。
[編集] 発売
再度延期・中止に見舞われることなく、2006年4月20日に告知通り発売された。本作の発売はファンのみならず各所で話題を呼び、CMで使われた「愛のテーマ」も反響を巻き起こした。
- プロモーション
- キャッチコピーは「奇妙で、おもしろい。そして、せつない。」。キャッチコピーはゲームをデザインした糸井自身が担当した。
- CMには柴咲コウが出演。任天堂スポンサー番組中心で流された。内容は柴咲が本作の感想を語るもので、固定ファン以外のライトユーザーに訴求する異色CMとして話題となった。またニンテンドーDSでもプレイできることも一緒に告知された。
- その後もほぼ日刊イトイ新聞を中心に現在もプロモーションを展開している。
- セールス
- 売上本数は初動約20万本、総売上は約40万本程。MOTHERの40万本に並ぶシリーズ最高売上である。
- ちなみに40万本という売上は、ニンテンドーDSのヒットにより売上が低迷しつつあるゲームボーイシリーズおよびゲームボーイアドバンスソフト最後の大ヒットになった。
- 人気など
- 本作は週刊ファミ通のクロスレビューでMOTHERシリーズ初のプラチナ殿堂に認定された。さらに同雑誌の読者が選ぶゲーム週間ベスト20でも発売から月日が経過した今もなお20位圏内にランクインしつづけており、本作の人気の高さを反映している。さらに2006年9月22日のゲームコンサートには本作中心で構成されたMOTHERメドレーのために非常に多くのファンが詰めかけ、糸井重里氏と酒井省吾氏が現れると会場が大騒ぎになったほどである。
- 2006年12月27日、Yahoo!Japanのヤフーアワード2006ゲーム任天堂部門にノミネート。おいでよ どうぶつの森、もっと脳トレ、DQMジョーカー、Wii Sportsなどのメガヒット作を抑えてトップ受賞する快挙を成し遂げた。
[編集] スペックなど
本作ではカートリッジに256Mbitロムカセットが採用されている。これはNINTENDO64ではゼルダの伝説 時のオカリナ、ゲームボーイアドバンスではポケモン不思議のダンジョン 赤の救助隊と同容量、MOTHERの約85倍、前作の約11倍、MOTHER1+2の4倍に相当する。
また、ニンテンドーDSでプレイした際に「ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊」のバグを避けるため、バッテリーバックアップではなくバックアップ用フラッシュメモリが搭載されている。
[編集] 任天堂とMOTHER3
本作と任天堂は、単なる1ゲームの域をこえた深い関係がある。
それは本作の開発に糸井重里とも親友並みの深い関係を持っているために岩田聡や宮本茂など任天堂幹部の面々が直接関わっていることからもうかがえる。本作の発売はMOTHERスタッフだった岩田聡が任天堂社長に就任した結果実現したともされており、岩田聡と糸井重里も本作の足かけ12年間におよんだ経験が、ニンテンドーDSやWiiに生かされていると語っている。
とくにフル3Dグラフィック重厚長大路線をめざした結果、開発難航にあえいでいた『MOTHER3 豚王の最期』を中止して、製品版のような2Dドットグラフィックに更新転換したことは、今日の岩田任天堂がニンテンドーDSとWiiで目指す方向性を象徴しているといえるだろう。そのため任天堂も本作をマリオ・ゼルダとはまた違う特別な思い入れをもったゲームとしているようで、発売後もほぼ日刊イトイ新聞と「NO MOTHER NO LIFE」という企画をおこなったり、岩田聡が任天堂ホームページの企画で本作にふれたりしている。
こうして本作が今日の任天堂全体(性能競争から身を引いて「ゲーム人口の拡大」に方針転換したことやDSとWiiの開発思想など)に与えた影響は、岩田聡が社長に就任したこともあって絶大といえるだろう。
[編集] ゲーム内容
その場所も、時代も、その世界が地球かどうかもわからない、全てが謎に包まれたノーウェア島という島にある唯一の村・タツマイリに住むフリント一家の双子の兄弟リュカとクラウスが、祖父のアレックのもとに母親のヒナワと遊びに行ったところから始まる。
[編集] MOTHER3 愛のテーマ
テーマ曲は「MOTHER3 愛のテーマ」である。
開発中はこの曲は無かったらしく、もしこの曲がなかった場合「ブタマスクのテーマ」がテーマ曲になっていたとのこと。実際、MOTHER3豚王の最期のテーマは「ブタマスクぐんそうのテーマ(正式な名前ではない)」であった。
[編集] 世界観
前述の通り、物語はノーウェア島という1つの島が舞台。そのなかでもタツマイリという村を中心にストーリーが進行していく。旧作の旅情感とは一転し、本作では1つの舞台にストーリーを蓄積させていく様式を取っている。この点から本作を「どうぶつの森」、旧作を「スピルバーグ映画」と形容する識者もいる。マップの面積はシリーズ中過去最大だと言われている。
ゲーム内容は章立てになっており、章ごとに主人公が変わる。物語が進むにつれて、別々の章で冒険をしていた主人公たちが合流し、再び離別したりする。
[編集] 悪童日記三部作へのオマージュ
本作はアゴタ・クリストフの「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」三部作の影響を受けている。糸井重里は「悪童日記」に衝撃を受け、オマージュの意味から本作の双子兄弟にリュカとクラウスという名前を付けている。
よって本作は過去作のような楽天的に纏められた話ではなく、善と悪の相対性の項に書かれた内容も併せ、現実をしっかり描ききった現実主義的ストーリーになっている。だが前述の通り、全体的には本作はMOTHERシリーズ特有の雰囲気でまとめられている。実際この様な描写が見られる場面はかなり限定されており、過剰に意識しなければ過去作と同じ雰囲気でプレイが可能だろう。
[編集] システム
MOTHER1作目から17年後に発売された本作は、システム面でも新しいものが導入されている。
[編集] サウンドバトル
戦闘システムは、サウンドバトルにより本作独自のものになっている。
- サウンドバトルとは、戦闘BGMに刻まれたモンスター(ザコ敵、イベントバトルを問わない)の鼓動に応じてリズムよくボタンを押すことで最大16回の連続攻撃ができるシステムで、判定は若干シビアだが大ダメージを与えることができる。BGMの種類は大変豊富で、全ての戦闘BGMにサウンドバトルのリズムが設定されている。また同じようなメロディーに見えて実は途中急に早くなったり、遅くなったり、違うメロディーが入っていたりすることもよくあるので注意が必要。
- 最大ダメージは一撃目の2.5倍の威力、いわゆる音ゲーが得意な人には非常に有利になる。慣れないと成功させるのはかなり難しい。
- リズムは単調な拍子から1137拍子など不規則なものまでBGMによって多種多様であるので、BGMをしっかり聴き取ることがサウンドバトルを成功させる近道になる。また敵を眠らせることで音楽のリズムが聞こえるようになる。
- この戦闘法を本作に取り入れるためか、ダメージ表記は旧作の「○○に××のダメージ!」等のメッセージによるものではなく、ファイナルファンタジーシリーズのようなダメージ・回復数値のみを表示する仕様になっている。
[編集] 完全2Dドットグラフィック
近年のゲームソフトでは珍しい、完全2Dドットグラフィックである。
- 見た目で前作と大きく変化がないようにみえるが、キャラクターの動きや表情が多彩になったり、2Dドットのムービーが入るなど旧作からの進化が伺える。
- セリフのウィンドウは、多くのゲームで採用されている吹き出しではなく、画面下に黒帯が出現してセリフが表示されるシステムを採用している。これによって、キャラクターが吹き出しに隠れず常にゲーム画面を映し出すことを可能にしている。
[編集] ダッシュ機能と鉄道
Bボタンを押して離すことで走ることができるダッシュ機能が採用されている。この機能は高速移動のためだけではなく、「体当たり」としての効果も持っている。 ゲーム中盤になると、鉄道という公共交通機関がタツマイリとコーバの間利用することができるようになる。
[編集] サウンドプレーヤー
本作のBGMは大乱闘スマッシュブラザーズなどのBGMを手がけた酒井省吾が全て担当している。
- 旧作の雰囲気をうまく残しつつも本作の世界観に合ったバリエーションに富んだBGMが250曲以上収録されており、250曲のBGMを聴けるサウンドプレーヤー機能も用意されている。ただしこれはサウンドプレーヤーを使って聴ける数であり、実際には250曲を超える曲が収録されている。これは、本編中で使用されているがサウンドプレーヤーでは聴けない曲があるため。また、サウンドプレーヤーに項目があっても本編中で使用されていない曲(「手ごわいやつら」等)もある。
- ゲームボーイアドバンスゲームの中では最高音質。本作は過去作を遥かに上回る256Mbitロムカセットを採用しているが、容量の多くはこのBGMが占めていることは想像に難くない。
[編集] MOTHER3 豚王の最期
ジャンル | ロールプレイングゲーム |
対応機種 | スーパーファミコン →NINTENDO64→64DD →NINTENDO64 |
開発元 | 任天堂、HAL研究所 |
人数 | 1人 |
メディア | 256Mbit推定のロムカセット |
『MOTHER3 豚王の最期』は、NINTENDO64で開発されていた本作。
[編集] 特徴
NINTENDO64のスペックを生かしたフル3Dグラフィックス、全12章立ての壮大なストーリーで、多くの主人公が登場するとしていた。超能力はPSIではなくマホウで、音楽とテンポを合わせたユニークな戦闘シーン[1]を採用する予定だった。
糸井重里によると、本作は世界崩壊や登場人物の死をすべて明快な映像で見せる内容だったらしく、製品版ではそれがかなり緩和されている[2]。具体的な配慮として、前記の要素はすべて具体的な映像ではなく文章で表現されている。開発中の画像には、旧作の世界が崩壊したような画像[2]も公開されており、製品版内で語られる話からMOTHER3は前作の世界が壊滅した後のストーリーであるとの見方が最有力である。
ちなみに本作のロムカセット容量256Mbit(諸説あり)は、NINTENDO64カセットの最大容量(バイオハザード2の512Mbitはごく稀な例外である)とされた。奇しくもこれは製品版と同容量かつゲームボーイアドバンスカセットの最大積載容量である。
- 章の再編成と誤解
- 糸井重里のインタビューによると『豚王の最期』は1998年ごろの開発途中で章立ての12章が8章に再編成された。製品版はこの枠組みをそのまま受け継いでいる。
- また一部ユーザーの間では、製品版によってNINTENDO64版の全12章が8章に縮められたという誤った認識が流布しているが、糸井重里はすでにNINTENDO64版の開発段階で全てを収録するのは困難として、NINTENDO64版の時点ですでに8章に再編成していた(この枠組が製品版に移され、製品版が完成したのであり、「製品版のせいでNINTENDO64版のシナリオが削られた」というのは誤解であることに注意すべきである)。
- 製品版との相違
- 製品版同様にクマトラやダスター、ボニー、サルサ、ウエス、ブタマスクぐんそう、ライタ、フエル、ブロンソン、ブッチなども登場していたが、特にクマトラは製品版と容姿が異なり、ボニーの設定も「バカ犬」になっている。
- プロモーション
- キャッチコピーは「マザーを通して、家族の大切さを考えてみる。」。
- キャッチコピーはゲームをデザインした糸井氏自身が担当した。
[編集] 中止とその影響
本作の開発は難航を極め、開発中止となった。その理由としては
- あまりにも壮大すぎてNINTENDO64のスペックをもっても実現不可能だった。
- 任天堂全体がドルフィン(ニンテンドーゲームキューブ)に移行する時期であった。
- 岩田聡が任天堂本社の業務に携わるようになり、現場から離れるようになった。
ことが種々の理由として挙げられているが、糸井重里、岩田聡、宮本茂は特に最大要因として
- 本作がファイナルファンタジーシリーズのような大作路線に陥ってしまった。
- ファンの期待が大きすぎで大作を宿命づけられた存在にまでなってしまった。
ことを挙げ、その結果破綻してしまったとしている。中止の報はほぼ日刊イトイ新聞の糸井重里、岩田聡、宮本茂対談で伝えられた。
この決定は、後の任天堂全体の方向性やWiiとニンテンドーDSの設計思想にも影響を及ぼしている(任天堂とMOTHER3)。それはこの時期から任天堂全体が重厚長大から軽薄短小路線に移行し始めたことからもうかがえる。
[編集] キャラクター
ここでは製品版と異なる設定が見られたキャラクターを記す。
- リュカとクラウス / Lucas & Claus
- 白の上着とポシェットをした服装である。ちなみに本作の開発段階ではどちらが兄か弟か明かされていなかったようで、リュカを兄だと思うファンが多かった。また初期のクラウスは人相が悪かったが、最終的にリュカとそっくりになった。
- 母親
- これは製品版のヒナワをさすが、本作の段階でフリント一家として公開されたのはフリントと双子とボニーだけで、名前はおろか、その存在すら曖昧にされていた。だが本編で描かれる彼女の境遇上、あえて公開を控えていたと推測するのは想像に難くない。
- ボニー / Boney
- 勇敢で利口な犬。
- ダスター / Duster
- 鼻が長く帽子とリュックを背負っている。製品版より老けている。
- クマトラ / Kumatora
- 紫色のおかっぱ頭で、黒い服装である。製品版より等身が高く、容姿は全く似ていない。オソヘ城の姫という設定ではない。
- サルサ / Salsa
- 紫色の体をしている。
- ブタマスクぐんそう
- 灰色の軍曹服に槍を持っている。製品版のブタマスク。
- ライタ / Lighter
- 製品版より太っている。
- フエル / Fuel
- 製品版より等身が高い。
- ブロンソン / Bronson
- 茶色の髭と青い眼をしている。
- ドラゴの子供
- 3章のブタせんしゃ戦で戦闘に参加する。
[編集] 年譜
- 1994末-95年頃、スーパーファミコン用ソフトとして製作開始。
- 1997年NINTENDO64用ソフトとして『MOTHER3 キマイラの森』発表。
- その後64DD用ソフトとなり、タイトルも『MOTHER3 奇怪生物の森』に変更。
- 1999年の「任天堂スペースワールド'99」には『MOTHER3 豚王の最期』としてプレイ可能な状態で公開された。当時「2000年5月発売予定」と告知されていた。
- 2000年8月22日、開発中止を発表。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 各章
- 第1章 とむらいの夜 / Chapter 1 Night of funeral
- フリントが主人公の章。平和なタツマイリ村を火事が襲い、大火事のライタの家にフエルが取り残される。
- 鎮火した後、フリントは家族が家に帰ってないことに気づいて……。
- 第2章 泥棒アドベンチャー / Chapter 2 Thief adventure
- ダスターが主人公。「あるじゅうようなもの」をさがしにオソヘ城の探索へ行く。
- しかし、村の様子にも少しずつ変化が見られるように・・。
- 第3章 謎の行商人 / Chapter 3 Peddler of mystery
- サルサが主人公。時間的には2章と同時進行。
- さるじちのサルコのため、サルサはしかたなくヨクバの言うことをきくが……。
- 第4章 チチブーの劇場 / Chapter 4 Theater of Titiboo
- フリントの息子、リュカが主人公。3年後の近代化したタツマイリ村をかけめぐる。
- ダスターがクラブ・チチブーにいるといううわさをききリュカがボニーとともにクラブ・チチブーへ乗り込む。
- また、そこには変装していたクマトラも潜入していて……。
- 第5章 イカヅチの塔 / Chapter 5 Tower of thunder
- ハミングバードの卵を追って、ハイウェイ、そして雷を落としているイカヅチタワーに潜入する。そこで待っていたのものは……。
- 第6章 ひまわりの高原 / Chapter 6 Field of Sunflowers
- 一面ひまわりだらけの高原。リュカはそこである人の後ろすがたを追っていくが……。
- 第7章 7つの針 / Chapter 7 Seven needles
- マジプシーによって知らされたこの島の針の謎……。
- ノーウェア島各地にちらばる針を抜くため、離ればなれになった仲間を捜しながらマジプシーの家をおとずれる。
- しかし、ブタマスクたちも狙いは同じであった。奴らの中にいた仮面の男に……。
- 第8章 なにもかも なにもかも / Chapter 8 Everything,Everything
- ニューポークシティに連れてこられたタツマイリ住人とメンバーたち。「リーダー」なる人物によって知らされた世界の真実、そしてエンパイアポーキービルで見た真実とは……。
[編集] ノーウェア島の主な町・地点
MOTHER3では、タツマイリ村を中心にストーリーが進行していく。
- タツマイリ村 / Tatumairi Village
- フリント一家が暮らす村。時間が経つにつれ、村人たちや村の様子が徐々に変化していく。
- 平和で欲を持たない人間が集まっている村とされる。動物たちも仲がいい。
- 井戸がある広場が中心地点。南がフリント一家の家。西が留置所、オオウロコ。
- 東がウエス一家、エド一家、マット一家の家。北がクロスロードである。
- オオウロコ海岸 / Ouroko
- タツマイリ村西側の海岸、ドナ、ヨーネル、ブレンダ、ボブ、バトー、ナナはこちらの方に住んでいる。3章までは鳩がたくさんいた。4章からは若者が非常に多く集まっている。また、ここから海底ダンジョン、タネヒネリ島へといける。
- NINTENDO64版は「オオウロコ村」というタツマイリから独立した村だった。
- クロスロード / Crossroads
- ミソシレ墓場の前の十字路、北へ行けば墓場、南に行けば中央の井戸、西へ行けばイノリバ、テリの森、東に行く道は封鎖されているが、3章で封鎖が解除され、カマキュラ地下道と繋がっていることが分かる。また、リダの鐘突き台がある。
- ミソシレ墓場 / Misoshire Cemetery
- 近くにオソヘ城がある。ニッポリートが墓守を務めている。夜中にはゾンビが出現したり墓石が動き出したりする。
- オソヘ城 / Osohe Castle
- ハミングバードの卵、そしてエオリアの守る針がある場所。オバケが住み着いている。ストーリーの関係上何回も訪れる。
- オソヘ王とセナカ皇后は行方不明で、クマトラはここのお姫様であったとのこと。
- オールドマンズパラダイス / Oldman's Paradice
- 3年後、ウエスがヨクバに騙されて家と土地を奪われた跡地に建てられた老人ホーム。しかしほとんど金をかけていないので、雨漏りがあったり穴が開いていたりととても老人のことを考えて作ったとは思えない「老いぼれ隔離施設」的な建物。リンダ、ナンが働いている。
- タツマイリ駅 / Tazmily Station
- 4章以降、クロスロードの中央部に作られた駅。封鎖されていた道が線路になっていて線路がコーバへ通じている。リダの鐘突き台とリダがいなくなっている。
- 駅員は配置されたばかりか、最初は一人運賃2500DPといい、無ければ線路を歩いて行けと言うなど、あまり人がよくない。
- テリの森 / Teri Forest
- タツマイリ村北西の森、イサク、ライタの家がある。モンスターが多い。3章まではほとんどが普通の動物だったが、4章からはキマイラだらけの森と化す。NINTENDO64版は「キマイラの森」だった。
- オリシモ山 / Orishimo Mountain
- 大岸壁、アレックの家がある大きな山。
- ドラゴ台地 / Drago Plateau
- ドラゴの住む場所。エオリアの家の裏の洞窟から行ける。
- アレックの家 / Alec’s House
- リュカ、クラウスの祖父、ヒナワの父アレックのログハウス。よく双子が遊びに来る場所でこの物語の始まりの場所。
- デス砂漠 / Death Desert
- 3章序盤で舞台となる砂漠。フンコロガシ、サボテンウルフなどの敵が出る。
- しかしデスという名前の割に敵はあまり強くない。
- ここの建物からカマキュラ地下道を通ってミソシレ墓場に行ける。
- コーバ / Kōba
- タツマイリ村東の村。電車で行くのが一般的だが、線路上を歩いていく者もいる。
- ネンド人のための土を掘るための作業場があり村人はここで昼はバイトし、夜はここでもらったチケットでクラブ・チチブーのDCMCライブを見に行く。クラブ・チチブー目当てで働く人間も多い。
- とはいえほとんどの土を掘る作業のほとんどネンド人が行っていて、村人は調子の悪くなったネンド人を運んだりとほとんどサポートに近い。
- ムラサキの森 / Murasaki Forest
- コーバの北の森。近くにキマイラ研究所があるせいかキマイラが多い。
- ここのロープウェイでクラブ・チチブーへ向かう。ドリアが針を守っている場所。
- カエリベの滝の奥はモグラが3年かけて掘った穴がいくつも開いていて非常に複雑になっている。
- クラブ・チチブー / Club Titiboo
- 大人気バンドグループD.C.M.C.のライブが行われるクラブ。
- ウェイトレスの女の子には語尾に必ず「うっふん」と付けなければならない変な決まりがある。一応未成年やペット連れはお断りだが、簡単な変装で抜けられることから、チェックは甘かったりする。
- 地下にはナメクジ、屋根裏には壊れて放置されたギターやベースが出現し襲い掛かってくる。屋根裏の一角にはネズミの老夫婦が住み着いている。
- キマイラ研究所 / Chimera Laboratory
- キマイラの開発・製造を行っている施設。不気味なモニュメントや標本が数多く陳列されている。後にきゅうきょくキマイラやほぼメカライオンに脱走される。
- ハイウェイ / Highway
- ムラサキの森の奥の巨大な高速道路。キマイラやロボットがうろうろしているが、大型の乗り物で跳ね飛ばせたりする。パーキングエリアもある。
- イカヅチタワー / Ikazuchi Tower
- ハイウェイに聳え立つ巨大建造物。人工的に落雷を発生させ、タツマイリ村の反抗的な村人の家に落とす。電力源はナマズ。
- ひまわりの高原 / Field of Sunflowers
- 第六章の舞台。リュカとボニーがイカヅチタワー上空から落ちてきた謎の場所。そこで待っていたのは……。
- シログネ山 / Shirogune Mountain
- 大きな雪山、リディアが針を守っている場所。
- オケラホール / Okera Hall
- ムラサキの森、カエリベのたきにある、オケラにより掘られた地下居住地。非常に複雑な作りでシログネ山に出るのはヒントを聞かないと難しい。
- ゴマフ火山 / Gomafu Volcano
- フリギアが針を守っている場所。
- どせいだに / Dosei valley
- ハイウェイのトンネルを抜けた先にある。どせいさんの村があり、すぐ近くにゴマフ火山がある。
- タネヒネリ島 / Tanehineri Island
- オオウロコ海岸から海底ダンジョンを通っていく小さな島。ミクソリディアが針を守っている場所。
- ヨーネル曰く別名「ぶきみじま」で、自分の気にしているトラウマやネガティブなことばかりを映し出す幻覚を見せるキノコがあったり、キマイラが住み着いていたりする非常に恐ろしい島。
- 海底ダンジョン / Ocean Floor Dungeon
- タネヒネリ島へ通ずる唯一のダンジョン。さんそほきゅうマシンを使って進んでいく。
- 酸素が無くなるとオオウロコ海岸まで戻される。
- チュピチュピョイ神殿 / Chupichupyoi Temple
- オリシモ山の先のアウサケギ峠を抜けた先にある。時間を止めたツタによって入り口がふさがれている。イオニアが針を守っている場所。
- ニューポークシティ / New Pork City
- タツマイリ村のほとんどの人があこがれたトカイ。ポーキーの欲望の全てが詰め込まれたといってもよい町。
- 一見華やかで賑わいのある都市に見えるが、実際はその多くがハリボテであり、幼稚で退廃的な雰囲気が漂う。映画館、ゲームセンター、巨大ポーキー像等がある。
- エンパイアポーキービル / Empire Porky Building
- ポーキーの本拠地、100階まであると言われる超高層ビル。
- 一見近代的な高層ビルに思えるが、実際には木材とセメントで造られており、建物そのものも未完成である。
- 中には様々な部屋があり、D.C.M.C.もライブを行ったライブホール、カバランチャーの住む池、トイレだらけの部屋、工事中の場所、いい人温泉等多様である。どのエレベーターも「次は100階です」と告げる。そして地下には……。
[編集] 主なキャラクター
本作は主要キャラクターだけでなく、タツマイリ村住人を中心にNPCキャラクターにも名前と性格付けが行われている。
特にタツマイリ村住人は前半までのほぼ全員に名前と個性が設定されており、かつて日本に存在した村意識や住人同士の繋がりを彷彿とさせるものになっており、タツマイリ村を中心に進行していく本作のストーリーを引き立たせている。敵キャラクターも階級の上下に関わらず名前や個性を持ったキャラが多い。
本作は全てのキャラクターにセリフがあるが、その章の主人公になったキャラクターはその章に限りセリフをしゃべらない。
※本項の編集画面にネタバレあり。
[編集] 主要キャラクター
[編集] プレイヤーキャラ
- フリント / Flint
- 双子の父親で、ヒナワの夫。第1章主人公。
- ネーミング時の説明は「つよくて やさしい たよれる おとうさんだ」。茶髪。年齢不詳だが、おそらく30代半ば頃と思われる。
- 家族の中では「頼れる父親」、同時に「人間味溢れる不器用な性格」で、トマス曰く「むこうみずなナイスガイ」。短気で人の助けを借りない性格のせいか、人付き合いは少々苦手。森と家族を心から愛しており、それらの平和を守る為に立ち上がる。元から村の人たちの信頼は厚い[3]。いつも帽子を被っているが、それにはある理由が。名前の由来は銃の"フリントロック式"から。呼称は旧作のような「パパ」ではなく、双子の息子達からは「おとうさん」、ヒナワからは「あなた」である。
- 武器は棒(後述)、カクザイ。特技は「きあいをいれる[4]」。プレイヤー視点では最初に使用するキャラなので、攻撃、補助、回復はほぼ自分で行う事になる。フエルかアレックが居ると、たびたび体力を回復してもらえる。息子二人と違いPSIは使えないが、HPと攻撃力に優れている。また、補助技もある。第1章の時点では敵を振り向かせる手段がないので、「たたかいのきおく」のコンプリートは難しい。
- サウンドバトル時の音は「サキソフォン」。
- リュカ / Lucas
- フリントの息子。双子の弟。第4章以降主人公。
- ネーミング時の説明文は「ふたごの おとうとやさしい おとこのこだ」。金髪[5]。年齢不詳だが、外見から3年後の時点で10代前半から半ば頃(11~15歳)と思われる。
- 性格は泣き虫で引込思案かつ、ちょっと甘えん坊だったが、仲間達との出会いや悲劇を乗り越えて逞しく成長を遂げる。だがクラウスを止められなかった事や一人で山へ向かうフリントの事を心の奥で気にし続けていた。「祈りさえすればなんでも叶うんじゃなかったの?」等と、時としてプレイヤーをハッとさせるような、ストーリーの核心を突く言葉を家族や住人にかけることがある[6]。朝早く起きるのが苦手で、決まって寝癖が爆発する。
- マジプシーでさえ使うことのできなかったPKLOVE[7]や補助系PSIが使え、マジプシーの針を抜くことができる。彼の行動と意思はやがて「世界」を大きく変えていく事となる。名前の由来はアゴタ・クリストフの「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」三部作の双子、"リュカ&クラウス"から。英語のスペルが映画監督ジョージ・ルーカスのLucasと共通であることから、英語での読みは「ルーカス」である。
- 武器はフリントと同じく、主に棒。特技は「PSI[8]」。プレイヤー視点では攻撃・回復・PSI補助・PSI攻撃等、全ての役割をそつなくこなすオールマイティな役割。攻撃力は上位クラスになるが、4人組では最後に攻撃の順番が回る事が多いので、サウンドバトルが少々決め辛いこともある。
- サウンドバトル時の音は「ギター」。
- クラウス / Claus
- フリントの息子。双子の兄。
- ネーミング時の説明文は「ふたごの おにいさん げんきな おとこのこだよ」。茶髪。
- 性格はリュカとは対照的に、勇敢でやんちゃかつ、ちょっとあわてん坊。早起きで朝からドラゴとよく遊ぶ。心より力を求める傾向があり、危なっかしい無鉄砲さがある。その性格が仇となり、一人で山へ行ったきり行方不明となってしまう。
- 名前の由来はリュカと同じ「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」三部作の双子、"リュカ&クラウス"から。
- ボニー / Boney
- フリント家の愛犬であり家族の一員。
- ネーミング時の説明文は「ゆうかんで りこうな イヌ」。
- ヒモヘビのように喋れこそはしないが、とても賢くてリュカ達と意思の疎通は出来る。においをかぐことで相手の弱点がわかり、その嗅覚でいろんな物を見つけてきた。ダスターを起こしに行ったり、ペット連れ込み禁止のクラブ・チチブーに入るために服を着て二足歩行させられたり[9]と、案外苦労させられる事が多い。その割にクマトラに名前を忘れられていたり、アンドーナッツ博士に囮にされそうになったりと報われない事が多い、不憫かつ可哀想な存在である。なぜかイオニア関係のことに敏感に反応する。
- 武器はない[10]が、首輪をはめることで防御力と攻撃力が上がる。装備の少なさ故に戦闘力は低めだがスピードが高い。特技は「においをかぐ[11]」。プレイヤー視点としては「においをかぐ」や攻撃アイテム、回復アイテムなどを使ったサポートに適している。但し、回復アイテムを使う際は時々ボニー自身が食べてしまう事もあるので注意。サウンドバトルは決めやすい。
- サウンドバトル時の音は「犬の鳴き声」。
- ダスター / Duster
- 何も盗まないドロボーの青年。第2章主人公。
- ネーミング時の説明文は「かわりものだが ナイスガイ いがいなとくぎも あるよ」。茶髪。年齢不詳だがフリントにタメ口を聞いていた事もあり、3年後の時点で20代後半から30代前(26~29歳)と思われる。鏡を見ると髭が伸びていることを気にする。どちらかというと昼よりも夜うろうろすることが多く、NINTENDO64版でも夜に起きて「寝起きにカクテルを飲む」キャラクターという設定だった。
- 1章で崖を登るときにカベホチでフリントを登らせるまでは村では地味な男だった。貧乏くさく、足が臭くて口臭が少しキツいが、父・ウエスから学んだ様々なドロボー術を駆使して冒険の役に立ってくれる。子供の頃のドロボー術の訓練中の事故が原因で左足が不自由になる。そのため、走るときや蹴るときに足を引きずるような感じになるが、障害は感じさせない[12]。だが、足が不自由になってしまったのをウエスが気にしているんじゃないかと思っている。
- 2章の終盤で記憶喪失になり、その3年後にはアフロのカツラを被り、D.C.M.C.のベーシスト"タメキチ[13]"として活躍していた。自身の記憶を探る為にリュカと同行することになるが、物語を進めるうちに性格も明るくなり、パーティーの頼れる兄貴分になっていく。リュカの事は弟のように慕っており、記憶を取り戻してからは改めて彼の力となる事を決意する。名前の由来は作業用のぼろ布(ダスター)。
- 武器は主に靴(足技)。特技は「ドロボーグッズ[14]」。スピードはボニーと同レベルの早さでオフェンスやHPも高い。また敵にぶつかったときや背後を回られたときに、後ろ蹴りを食らわせたり逆に背後に回り込んだりも出来る。プレイヤー視点としては主に攻撃と戦闘補助に適している。サウンドバトルは比較的決めやすい。また後ろを振り向かせるサイレンクワガタが使えるので「たたかいのきおく」コンプリートに欠かせない存在。
- サウンドバトル時の音は「ウッドベース」。
- クマトラ / Kumatora
- オソヘ城のお姫様[15]である少女。本作品のヒロイン。
- ネーミング時の説明文は「つよくて かしこい おとこまさりの おんなのこ」。赤髪。
- 性格は典型的な男勝りで、女であるにも関わらず一人称は「オレ」[16]。ガサツな印象が強いが、見ず知らずのサルサを助けるなど優しい心の持ち主。また、少し粗暴な言動とは裏腹に頭もいい。初対面のダスターにエスコートを命じたり、潔癖性気味だったり、仲間との出会いにロマンチックなものを感じていたりと、随所で女の子らしい面を見せている。繊細でナイーブな一面も持っており、「自分が本当にお姫様なのか」というジレンマが心の奥で渦巻いている。マジプシーのイオニアが育ての親であり、ダスターの父・ウエスは、かつて彼女の養育係だった。
- 3年後では「ひかりのタマゴ」の行方と、行方不明となっているダスターの手掛かりをつかむ為に、"ヨシコシ[17]"という偽名でクラブ・チチブーでウェイトレスとして働いていた[18]。イオニアから一通りの礼儀作法は学んでいたのか、チチブーに於いては客からの評判は良く、彼女のファンもいる[19]。最初は成り行きに近い形で仲間たちと同行するが、仲間の宿命や7つの針の事を知ると、今度は自分の意思で仲間達と共に歩む事を誓った。
- 双子に比べると確認し辛いが、3年前と3年後では微妙に背が伸びている。3年前と3年後の間にヨシコシが入るため、気付きにくい。年齢は不詳だが、クラブ・チチブーで働いていたことと、見た目から双子よりは少し年上で、3年後の時点で10代半ばから後半(15~18歳)だと考えられる[20]。
- 武器は手袋。特技は「PSI」。PSIの才能は仲間で最も秀でており、強力な攻撃系PSIが使える。プレイヤー視点は、PPが非常に高く主にPSI攻撃とPSIでの戦闘補助に適している。打撃による攻撃力は低め。SE音量が高いため、サウンドバトルで16HITを出すのは少々難しく、上級者向け。
- サウンドバトル時の音は「エレキギター」。
- サルサ / Salsa
- 様々なサルげいができるサル。第3章主人公。
- ネーミング時の説明文は「こいびとおもいで がまんづよい おサルだ」。
- 恋サルのサルコをサルじちにとられ、ヨクバに刃向かうと電気ショックを浴びせられる首輪"オシオキマシン"をつけられ、言いなりになっている[21]。見ていて悲しいぐらい、とても忍耐強い。シアワセのハコをちゃんと指定された場所まで運んだりと、ボニー並みに賢い。クマトラに助けられるが、その後も恋サルを助ける為に再び捕まる。3年経っても仲間たちのことを覚えていて恩を感じており、今度は彼が仲間に恩返しをする事になる。
- 武器はない。特技は「サルげい[22]」。戦闘力は低め。ウエスのものとは微妙に違うが扉のダンスも踊れるようになる。
[編集] サブキャラクター
- ヒナワ / Hinawa
- リュカとクラウスの母親。ネーミング時の説明文は「だいすきな おかあさん!」。茶髪。
- 優しく温和な性格で、ひまわりが大好き、その次に好きな花は「タツマイリ・ガーベラ」という花。家族からだけでなく村の人たちにも愛されていた。リサとは昔からの親友。彼女曰く、けっこう抜けているところがある。彼女が作るふわふわオムレツ[23]は家族みんなの大好物。よく村人たちにも料理の作り方を教えていた。序盤で悲劇の展開が待っているが、彼女の意思はやがて幾度も家族を助ける事になる。名前の由来は"火縄銃"から。見た目や言動が日本人に近く、双子からの呼称が「おかあさん」など、日本的である。年齢不詳だが、夫のフリントと同年代と思われる。
- 本作のCDでは大貫妙子が「愛のテーマ」で彼女の役割を演じている。
- アレック / Alec
- ヒナワの父で、リュカとクラウスの祖父。年齢不詳。
- 陽気な性格でギャグもよく喋る。リラックスが何より大事だと思っている。タツマイリ村の北にある山小屋に一人で住んでいるが、リュカやクラウスはヒナワに連れられ、度々遊びに行っている。イオニアとも知り合い。腰痛を気にしている。ヨクバに対して嫌悪感を持っており、シアワセのハコをもらわなかった。
- 3年間に100万回も家に雷が降りそそぎ、3年後は家に雷が落下して住めなくなったため老人ホームに移るが、あまりにも不自然すぎる落雷の数のため疑問を持っている。老人ホームに移った後ウエスと仲良くなる。
- NPC。戦闘では薬草を使って回復をしてくれる。但し、使い過ぎるとなくなるので注意。攻撃力は低く、また腰痛で動けないことも多い。戦闘中フリントが寝てしまったときは起こしてくれる。
- ウエス / Wes
- ダスターの父であると同時に師匠。年齢不詳。
- 時がくるのをそなえてダスターを鍛え続けた。ドロボー術の達人で、2章でダスターに、3章でクマトラとサルサに同行する。おもわず笑ってしまう発言や扉を開けるダンスなど、ギャグ面が非常に強いキャラ。自分の息子をよく「あほ」呼ばわりするが、父としての愛情と師弟愛の裏返しでもある。
- ダスターが行方不明になった後も感情を表にあまり出さなかったが、3年間ずっと彼を心配し続け、戻ってきたことを誰よりも喜んだ。ヨクバやブタマスクに最初から嫌悪感を持っている人物の一人。老人ホームに移ってからはアレックと仲良しになっている。かつてはクマトラの養育係であり、オソヘの重鎮に近い存在だったらしいが、本人はうろ覚えで信憑性に乏しい。名前の由来は工業用のぼろ布(ウエス)である。
- NPC。戦闘ではダスターを叱ったり、クマトラの身を案じて何もしないことがあるが、他のキャラクターよりも積極的に攻撃をしてくれて、ボス相手でも安定して100以上のダメージを与える「ヌスット柔術の秘技」やイカヅチ玉などの威力の高い攻撃や、ダスターの靴下を投げて敵の動きを止めるなど、心強い。
- D.C.M.C.(デスペラード・クラッシュ・マンボ・カンボ) / Desperado Crash Mambo Combo
- クラブ・チチブーを拠点に演奏活動をしているR&Bバンドグループ。
- リーダーのOJ・シミー・バッチー・マジック・タメキチの5人組[24]で、熱狂的なファンが多い。ダスターだけでなく、他の連中も記憶喪失という共通点がある。とても男らしい連中で、ダスターと別れる際になっても運命だからと"ボンボヤージュ・アミーゴ"を演奏して気前よく送った。何か迷ったときには「ジャンケス[25]」で決める。音楽に酔いしれているためポーキーの洗脳の影響を受けていない。ブタマスクたちにライブを開いたりもするが、彼らに対する不信感は強い。
- ちなみに、本作のCDではクレイジーケンバンドがD.C.M.C.を務めている。
[編集] マジプシー
Magypsies
世界にある7本の針を守る者たち。男でも女でもなく、人間でもない。寿命は1万年で、見た目はオカマ[26]。彼(?)らが守る7本の針が抜かれた時、世界は大きな変革の時を迎えると言う。ちなみに、名前の由来は音楽のモードである。PKスターストームやPKLOVEなどのPSIをリュカやクマトラに伝授したことからPSIの力は相当の物と思われる[27]。
- イオニア / Ionia
- チュピチュピョイ神殿の針を守るマジプシー。温泉とピクルスが好きな温和な性格で、リュカとクマトラのPSIの師。結構お人好しで、たびたび出てきて手助けやアドバイスをしてくれる。マジプシーの中では一番常識人。アレックとも知り合い[28]。クマトラにとっては育ての親でもあり、父代わり・母代わりとして、彼女が幼い頃から面倒を見ていた。化粧をしていない時を「イケてないとき」と呼び、化粧をしないで外出したがらないが、後々スッピンもいいと思うようになる。
- NPC。PSIを使えるはずなのだが、人間の争いに興味がないマジプシー故か、たまに少しだけ回復をしてくれる程度で悲鳴を上げたり、つけまつげをぱさぱさしているばかりで直接戦闘はしてくれない。
- エオリア / Aeoria
- オソヘ城の針を守るマジプシー。アフロがチャームポイント。パーティーを開くのが趣味だが、自分はお気に入りの椅子から動かなく、少々ものぐさな性格。クラウスにPSIを教えた。イオニア曰く、さっぱりした人。針を抜かれて消える際、「きえたりもしてるけど、わたしはげんきです[29]」と言い出した。
- ドリア / Doria
- ムラサキの森の針を守るマジプシー。筋骨隆々で、ロングヘアーとHGっぽい大胆な服装が特徴。針は防衛のため、水の中に保管している。過剰なほど前向きな性格で、キマイラにも受容的である。7章ではイカヅチタワーから落下したクマトラを助けることになる。
- リディア / Lydia
- フリギア / Phrygia
- ゴマフ火山の針を守るマジプシー。寝てばかりいるが、几帳面で思った事はすぐノートに書いておく。寝顔には天使が宿る…らしい。
- ミクソリディア / Mixolydia
- タネヒネリ島の針を守るマジプシー。自分が作った生物・けっかいトリオに針を守らせていて、巨大タコのハチを従えている。あだ名は"ミッシー"。「冷酷」とも取れるぐらいに冷ややかな性格を持つ[31]。キノコの影響で幻覚を見ていた仲間に治療を施す[32]。
- ロクリア / Locria
- 闇のドラゴンの頭に刺さった針を守るマジプシー。行方不明ということになっているが……。
[編集] タツマイリ村の住人
- トマス / Thomas
- トマスのバザールの主人[33]。そそっかしい性格で非常に変な走り方をする。フリントのドアノブを破壊し、ドアノブの旅の始まりを作ったのも彼。真っ先に村人の中で名前を覚えるであろう、ある意味で印象深い人物。
- シアワセのハコの影響はあまりなく、3年後でもリュカに飲み物をおごってくれたりと基本的にはいい人だが、クラブ・チチブーにいたりゲームセンターにいたりと、遊び好きでもある。それと彼曰く、イオニアはきれいな人らしい。
- NPC。慌てるだけで攻撃などは全くしてくれない。
- リサ/ Lisa
- 文字通り井戸の近くで世間話をする井戸端会議の常連。トマスの妻。ヒナワの親友でフリントに彼女を紹介したのもこの人。トマスには世話を何度も焼かされているようだ。少し口は悪いが、いい人である。
- マイク/ Mike
- トマスの父親。トマス不在時の主人の代理も務める。クッキーを焼くのが趣味だが、味はあまり保証できないのか、それともただ自信がないのか、クッキーをくれるとき「多少不潔であまり美味しくない」と言う。
- 老人ホームに移ってからはかなり存在が地味になっており、孫たちがほとんどこなくなったのでリュカに会うと小遣いをくれたり、老人ホームで働くリンダに些細なことでセクハラ呼ばわりされ「世知辛い世の中になった」と嘆いている。そして寂しさを紛らわす為にシアワセのハコに入り浸っていた。
- ニコル&リッチ/ Nicole & Richie
- トマスとリサの子供。ニコルが兄、リッチが妹。双子とも仲良し。
- ニコルは3年後はコーバで働くトマスの代わりに店番を勤めるしっかり者だが、あわてん坊な所は父親譲り。リッチはリュカを兄のように慕っている。
- ライタ / Lighter
- 大工の親方。常に角材を持ち歩くために狭い部屋では少し危なっかしい。
- 男気あふれるフリントの子供の頃からの親友で、フエルと、居候として住み着くネズミと一緒に森の中の家で暮らしている。フエル曰く「きあいでいきてるにんげん」で、怪我をしてもなおフリントのために倒れた木をどかし、時には息子二人の前で錯乱し暴れたフリントを角材で殴り倒した。
- 1章の火事で家が全焼してしまったために新しく家を建て直したが、3年後には雷のせいで屋根が抜け落ちている箇所がある。3年後もずっとフリントを心配していた一人。ダスターにも好意的。ウエスとクマトラの事を年の離れたカップルと言ったり、ダスターにダジャレを言うなど、ジョークの上手い一面も。
- 初めからブタマスクやヨクバに対して嫌悪感を持っていて、シアワセのハコも買わなかった。3年後はフエルがカロリーヌの店を手伝うことが多くなったので家族で過ごす機会がだいぶ減り、また弟子二人もコーバに行ったり、再び漫才をやり出したりで、跡継ぎが大丈夫なのか本人が気にしているかは謎である。実はフエルの父親だが配偶者は不明。
- 名前の由来は"ライター"から。
- フエル / Fuel
- ライタの息子。火事で逃げ遅れるがフリントに助けられた。
- 3年後では「誰かの手伝いをするのが大好き」といってカロリーヌのパン屋を手伝っている。双子とも友達で、リュカをずっと心配していた。アンジーの事が好き。
- 名前の由来は"燃料(Fuel)"から。
- NPC。非常に短い期間でしか同行する機会はないが、戦闘では幼いながらも石を敵に投げつけたり、フリントを応援して少しだけ体力を回復してくれる。
- エントツ&アチャト/ Entotsu (Chimney) & Achato
- ライタの下で働く大工の見習い兼漫才コンビ。とはいえ大工として働くシーンは全くなく、ほとんどが漫才である。
- 二人は常に一緒に行動し、エントツがボケ、アチャトがツッコミ役。
- エントツはテッシーに憧れている一人。だが高嶺の花としか思ってなかったのか、結局想いを告げる事はなかった。何故か非常にサルが嫌いらしい。ちなみにテッシーの事でダスターをライバル視しているような発言もある。
- アチャトはクラブ・チチブーのヨシコシのファンだが、クマトラが目の前に来ても彼女がヨシコシと同一人物である事には全然気付かない。漫才師になるのが夢かと思ったら実は大工の見習いで、かと思えば今度はコーバに行って働いている。
- 二人とも熱中したらのめり込む性格らしく、一時期は漫才のことを完全に忘れていた時期もあった。7章においてコーバが閉鎖されてからは、再び漫才に情熱を見出したらしい。何故かシアワセのハコにのめり込む事はなく、ニューポークにいった後もタツマイリの今後を憂いていた。
- 名前の由来は往年の漫才コンビ"エンタツ、アチャコ"。
- ジャッキー / Jackie
- 暖かみのある宿屋「YADO」の主人。気が弱い。
- 後に大きなホテルの主人になり、従業員も増えたためにブロンソンと一緒にコーバで働くこともある[34]。夫婦揃ってシアワセのハコの影響は少ない。タメキチがダスターであることにも気づいたが、3年後に村で評判が悪くなっているリュカやダスターが来ることをあまり快く思っていない[35]。
- ベッツィー / Betsy
- ジャッキーの妻。気の弱い主人を支えるしっかり者のおばさん。火事の時は火事よりも主人の方が不安だったらしい。ヨクバに感謝している。
- テッシー / Tessie
- YADOの看板娘。才色兼備でタツマイリ村の青年の間では憧れの的(ただし自分はあまり自覚はない)。
- トカイへの興味は少しあるものの、他の村人に比べればライタ達並に薄い。実際ジャッキー達に連れられてニューポークシティに行っても全然馴染めず、退屈そうにしていた。ジャッキーとベッツィーの娘なのかは不明。シアワセのハコはYADOに置かれているが、殆ど見てなかったのか、興味を持たなかったのか影響は一切ない。
- 3年後には少し行動的になり、D.C.M.C.のタメキチが行方不明のダスターである事を直感的に感づいて、彼を心配してコーバで働いてもいないのにクラブ・チチブーのライブ会場に顔を出していた。リュカが来た時にもいたが、ダスターに気付いてもらえず、盛り上がってるファンとは対称的に寂しそうにしていた[36]。
- マット / Matt
- 牧場の主人。アフロでヒゲ。陽気な性格だがいつも酔っ払っている。家族共に(ジルは除く)シアワセのハコの影響を受けてしまっている。本人曰く、実は酔っているのではなくてシャックリの持病…らしい。
- ジル / Jill
- マットの妻。口の大きなおばさん。井戸端会議の常連。
- 3年後にはヨクバを気に入ったらしいが、すっかり遊び好きになってしまった二人の息子に心を痛めている。そのせいかは定かではないが、シアワセのハコの影響は少なく、牧場一家の中では唯一リュカに好意的。なぜか毎日のおかずがローストステーキ。
- ビフ / Biff
- マットとジルの息子。顔が長くて背が高い。ブッチの態度から、恐らくビフの方が兄だと思われる。寒がり。
- 3年後にはコーバで働いているが、立ち寝をしていたりとそれほどまじめではない。
- ブッチ / Butch
- マットとジルの息子。ビフとは対照的におデブで寒いのには強い。
- ヨクバにカネで牧場のブタを売る。一番はじめにヨクバに目をつけられた男。大事なカネをドロボーであるダスターに隠した場所を教えて、その後無くなると[37]、ダスターに疑いをかけるなどかなり自分勝手。ヨクバにもらったカネが無くなっても村人にはあまり相手にされていなかった。
- 物語の最初に火事が起こったときにも森に向かった[38]がエドに止められてしまった。ビフ同様3年後はコーバで働いているが、ビフ以上に不真面目。
- ニッポリート/ Nipporito
- ミソシレ墓場の墓守の老人。変な訛りがある[39]。オソヘ城への秘密の通路が家の地下にあり、跳ね橋の鍵も持っているが、城との関係は不明。
- ライタ同様、村人の中では3年後もずっとフリント達のことを気遣い、フリントから預かった「ゆうきのバッヂ」をリュカに託す。ニューポークでは墓がないので全く落ち着かなかった。シアワセのハコは持っていなかったために雷で家が壊れた。
- ブロンソン / Bronson
- 村の中のしっかり者…に見えて実は洗濯物が干しっぱなしになっていたり、よく海で日光浴をしていたりする鍛冶屋。キバを武器に作り変える事ができる。海が好きでビーチ・コーミングが趣味。
- 3年後はコーバで働き、シアワセのハコは持ってはいるが、元々意志の強い人物なので影響は全くなかった。また人違いだった場合、ウエスをがっかりされるのを考えてタメキチのことを言わなかった[40]。
- プッシャー / Pusher
- 村長。自分の保身しか頭になく、責任を追及されると感じると必死になって否定する。人望も村への愛着もほとんどなく、村人からの影は薄い。彼もまたヨクバに目をつけられ様々な話を持ちかけられた[41]。
- オリー / Ollie
- プッシャーの息子。性格は厚かましいが、無能な父親とは違ってユーモアを大切にし、仲間にも好意的。
- 火事の知らせを聞いて家族の中で唯一手伝いに向かったり、暴れるフリントを止めようとする勇敢な一面もあり、父親よりは遥かに有能な青年である。ただしドジを踏むことも多く、イオニアを「きれいな人」と呼んだ事もあり、ちょっぴり紙一重。村への愛着も彼なりにあったらしく、自分の今後の事からニューポークにいってすっかり意気消沈していた。
- エルモア / Elmoa
- 村長夫人、きつい口調と嫌みな性格の持ち主。…が村長の家からほとんど出ない。
- 仲間を厄介者扱いしているが、実はダスターのことを「よく見るといい男」というので、案外村長に比べ見る目がある模様。息子の紙一重な一面は彼女から遺伝した物かもしれない。
- セバスチャン / Sebastian
- 村長の家で執事として働く男。口癖のように「いそがしいいそがしい」と言っていて、それ以外の発言はほとんど無い。村への愛着も村長への信頼もあまりないようだ。エルモアと同じく、村長の家からほとんど出ない。
- マップソン / Mapson
- 通称『ちずずき ちずもちの マップソン』。地図好きである事が有名で、マジプシーですら彼を知っていた。
- 目的地へ印をつけてくれたりもしてくれるが、彼にとってはこれがストレス発散であり、よく知っている場所でも印を付ける。村の事件や様子にもあまり興味が無く、地図以外の話はウエスが禿げそうなことくらいしかしない。
- 一切の人間関係が不明で、なぜ村長の家にいるのかもわからない。3年後には墓の前に立っているが、その墓にもヒントはない。
- イサク / Isaac
- 村の住人でありながら森の中に一人で家を構え、毒消しを無料で配っている。いつも森の中にいるせいか、村にいっても一人で居たりと若干村の中では影が薄く、親しい人間もフリントくらいである[42]。
- 木こりだが、森の中での暮らしが退屈だった。最初は優しい人で、ヒナワと双子が帰ってこないことに真っ先に気がつき、村の人を呼び積極的に捜索を頼んだ。しかしヨクバに会ってからは、ヨクバの器の大きさに感服し、「しあわせのハコ」の影響を村人のなかで一番受けてしまった。
- 名前の由来は旧約聖書の『創世記』に登場する太祖の一人"イサク"からと思われる。
- アボット&アビー/ Abott & Abby
- 新婚ホヤホヤの若夫婦。幸せな生活に憧れている。アボットは語尾に「オッケィ?」を付けることが多い。「タツマイリ・ポインセチア」という花を育てている。
- 3年後にはコーバで働いている。しかしアボットはコーバに馴染めず、あまり働いていなかったせいかシアワセのハコに入り浸っているが、元々夫婦間での幸せだけを求めていたので効果は割と少なく、二人の絆を更に深めただけだった。
- ポール&リンダ/ Paul & Linda
- 互いにメガネを掛けてるインテリ系の夫婦。ポールは冷静な性格だが煙に敏感で咳が止まらなくなる。リンダは3年後に老人ホームで働いている。
- やや冷たい印象もあるが、アボット達同様に夫婦仲は良く、マジプシーであっても気味悪がったりするようなことをしない。ポールはニューポークに馴染めなかったが、リンダは楽しんでいた。
- ヨーネル / Yonel
- ブレンダの夫。詩を読んだりもするがどうも自分の話をしたがり、ヒナワと双子の捜索時も彼が指示を出し、コーバのやり方にも自分のやり方ならうまくいくと思っているなどかなり自己顕示欲が強く、ボブ曰く「ワシいしき」が強い。
- フリントとヒナワの事を「もりのことりたちもうらやむさいこうのふうふ」と称し、その後もリュカにフリントの事を何度も訪ねるなど、フリント一家のことを心配し続けた。実はリュカを自分の後継者にしたかったらしい。信仰深い人でイノリバで祈ることを重要視していたが、時がたつにつれフリントのことをずっと心配し続けるようになったのか信仰心が薄れていった。
- ブレンダ / Brenda
- 井戸端会議の常連。3年後はヨーネルと違い、仲間たち、特にダスターに対して好意的ではない。かなり口が悪くやっかいごとを嫌う。
- 湿っぽいのが嫌いな人…らしいが、けっこう涙もろい。また、人魚の伝説を信じているなど意外とロマンチックな人。
- ボブ/ Bob
- ヨーネルの息子でドナの兄。何故か一人でYADOに入り浸り夜遅くまで帰らない。ワインと桃が好き。
- 普段はあまりさえない男だが、酔うと口調が紳士的(?)になり、何か良いことがある度にひとりで乾杯をする[43]。
- ドナ / Dona
- ヨーネルの娘、ボブの妹。かなり常識とは離れたセンスの持ち主で、村を出たがっていた。
- 泳げないので練習用のビート板を持っているが、観賞用としてサーフボードも持っている。ニューポークの芸術に感動した。
- 実はボブの妻でブレンダが姑、ヨーネルが舅という説もあるが、どちらが正しいのかは不明。
- レジー / Reggie
- 刑務所の近くのテントで暮らす占い師。どこかの民族っぽい雰囲気と独特の口調を持ち一人称が「レジー」。たまに哲学じみたことも言うがいい人。性格は楽天的。
- 3年後はシアワセのハコを受け取らなかったお蔭で、雷でテントを焼かれてしまった。
- 名前の由来は任天堂アメリカ社長"Reggie Fils-Aime"からと思われる。
- カロリーヌ / Carolyn
- ナッツをもっていれば無料でパンやクッキーを焼いてくれる。しかし時代の波には逆らえず、途中から有料に。アンジーの母だが配偶者は不明である。アンジーが悲しむのを考えて、1章でアンジーに夜中に何が起こったのかを伝えなかった。
- アンジー / Angie
- カロリーヌの娘。店を手伝っている。フエルと同じくらいの年。
- 性格は最初は大人しかったが、3年後には気の強い、少々ツンデレ気味の女の子になった。フエルの事は必死に否定するものの、案外まんざらでもなさそうである。
- ナナ / Nana
- 考えが周りとずれていて、海が好きなため岬に一人でいることの多い女の子[44]。
- 話し始めると長く、ちょっと思い込みも激しいのが玉にキズ。ピアノを「ヤノピ」という。村人との交流はほとんどない。村には極たまに戻ってきて、ヨクバの演説には密かに見に来ていた。しかし結局、シアワセのハコに興味を持つことはなかった為、影響は0に等しい。
- マップソン同様に家族関係が一切不明。それどころか住む家すらも不明。
- バトー / Bato
- 一人暮らしで家の中にたくさんの鳩を飼っている少年、彼もまた家族関係が一切不明である。
- 高所恐怖症でやや性格も内向的。伝達手段として伝書鳩を使っていることから彼が配っているとも考えられる。またタツマイリこけしというものを作っていた。
- 3年後には彼自身も鳩を使わなくなってしまい、郵便局のような仕事をしている。ニューポークには馴染めなかった。
- ちょうろう/ Senior
- タツマイリ村の長老…の筈なのだが威厳も何にもなく、家の中にずっと居てほとんど誰も噂をしないので存在はかなり地味。
- エドの家で寝たきりの生活を送っている。エド一家との関連は不明でエドかナンのどちらかの父親とは言いにくい[45]。テディベアのクマミちゃんが好きで、また剥製じゃないインコのキューちゃんを飼っている。女の子が見舞いに来てくれると嬉しいらしい。
- 3年後には既に他界(正確には2年半後)している[46]が、死後、意外な事実が・・・。
- エド&ナン/ Edo & Nan
- 長老の息子夫婦。エドはスーツがよく似合う紳士。時折オリーとともに村の青年のまとめ役になる事もある。
- ナンは長老の介護の経験からか、リンダ同様に老人ホームで働いている。家族共にいい人。
- アル/ Aru
- エドとナンの娘。村では最年少。性格はちょっとおしゃまさん。D.C.M.C.の大ファン。
- リダ / Leda
- 時刻や危険を知らせる為に、タツマイリ村に響き渡る鐘を鳴らす初老の男性。本作のキーパーソン。
- 背が普通の人間の数倍高いが、とても無口で全く喋らないため逆に目立たなかった。気がつくと姿を消している。通称「クロスロードのノッポさん」で、ボブ曰く「タツマイリ村の七不思議の一つ」。NPCがいるときに話しかけるとNPCごとに会話の内容が変わる[47]。終盤では意外なところで出会う。
[編集] ブタマスクたち
- ポーキー(キングP) / Porky (King P)
- 前作でラスボスの側近として登場し、最後に行方をくらませた男。その後は延々と時空を移動し続け、ノーウェア島に流れついた。
- 時間旅行の副作用で不死の存在となっているが、既に「惨めな姿」と言うほどに肉体は老衰し、脳だけが子供のままの状態である。あまりに老衰しきっているため自ら体を動かすことができず、特製のマシンに乗りこんでいる。外見を気にしてか、ニューポークにある彼の像等は全て少年時代の姿に作られている。果てしない時間旅行の影響で、自制心が完全に欠落してしまった。この世の全てに飽き果てており、退屈を紛らわすためにノーウェア島を自分の好きなことができるおもちゃ箱のように扱い、針を抜いて自分以外のすべてを滅ぼそうとしている。そのためか、性格は幼稚で自己中心的だが、人々が自身を讃えるよう「いい人温泉」で洗脳させる等、独裁者を想起させる危険な思想になってしまっている[48]。
- かめんのおとこ / Masked Man
- ブタマスクの指揮官で仮面を被ったメカキマイラの謎の男。何の因果か7本の針を抜くことができる。
- ライトセーバーのような剣と光線銃を駆使し、雷を操ることができ、PKLOVE[49]をも使いこなす等、恐るべき戦闘力を誇る。ブタマスク軍が誇る最強の戦士である。
- 最高幹部クラスながら、ヨクバとは違ってブタマスクからもかなり慕われている。メンバーの前では一言も喋ることはないが、比較的低めの声であり、ブタマスクには多少は会話をしているようだ。登場時には特徴的な音楽が流れるなどスター・ウォーズのダース・ベイダーのような雰囲気を持つキャラクター。終盤の最重要人物。
- ヨクバ / Yokuba
- 行商人のフリをしてタツマイリ村に来た男。サルサを使って村の人々に取り入り、シアワセのハコを広めようとする。
- 性格は陰険かつ残忍で、「ヌヘヘ」と下品に笑うのが癖。かなりサディストな面もあり、サルサを従えていた時は、特に意味もなく首輪に内蔵されている「オシオキマシン」のスイッチを入れ、ゲーム感覚で酷く扱っていた。ブタマスク軍で最高幹部クラスと思われる[50]が、何度も怒鳴り散らすことからブタマスク達からは恐怖の対象となっており、人望は全くなく時々陰口を言われている。まさに絵に描いたような極悪人かつ鬼畜な男に見えるが、終盤にて意外な一面が判明する。
- 大好物は高級バナナで、食べた後に残った皮をすぐ近くに放り投げる悪癖があり[51]、ハイウェイでもお構いなしに皮を捨てるため、敵味方双方にとってみても非常に危ない。後にその悪癖のせいで足を滑らせてイカヅチタワーから転落し、メカキマイラに改造されてしまった。しかし、それでもポーキーに忠実的で、リュカ達に立ち向かう。
- NPC。何かとサルサを虐めたり洋服のことを考えたりするが、戦闘力はNPCの中では最強レベル。普段は散々痛めつけるが、戦闘の時にはボムや体当たりなどの威力の高い攻撃をしてくれるため、サルサの扱いに性質の悪さを覚える一方、とても頼もしい味方のように思える面もあり、複雑な感情を呼び起こすキャラである[52]。
- コワモテブタマスク / Strong Respect Pig Mask
- 体格のいいブタマスク。「隊長」と呼ばれているが、階級はどのくらいかは不明[53]。マスクには角が付いている。
- 初登場時はギャングのボスっぽい印象があり、リュカとかめんのおとこの違いを見抜くあたり、ほかのブタマスクよりはしっかりしており、戦闘力も高く実力がある。しかし、恐ろしいほどのD.C.M.C.マニアで、非売品のポスターまでも持っている程[54]。それ故か戦闘時においてはD.C.M.C.グッズが最大の弱点となり、羨ましがって動きが固まってしまう。再びパワーアップして勝負を挑むも、この欠点だけは克服できていない[55]。
- 根は良い人らしく、終盤でのライブの時だけは「お互い楽しもうぜ」と言う。その人柄からか、部下からも慕われている。
- ブタマスク / Pig Masks
- 悪事を働く豚の覆面をした兵士。キマイラのようにブタと人間を掛け合わせた改造生物ではなく、いろいろな時間から連れてこられ、洗脳された人々。のちに本作の世界の人物も加わる。
- 最初は森に火を放ったり、森の動物を改造したり、サルサやネンドじんをぞんざいに扱ったりと非道な面が目立つ。だが、ほとんどが間抜けな面を持ち[56]、後述のヨシダさんのように、中には良い人もいる。各階級で覆面・制服の色が異なる。ブタマスクはペールオレンジ、ブタマスク少佐は青、ブタマスク中佐は緑、ブタマスク大佐は白とマント、ブタマスクサブマリンは紫である。この他にも作業員らしき水色のブタマスクがいる。バイトで働く職員用のマスクも存在する。
- 隊長と同じく全員D.C.M.C.のファンで、彼らもグッズが弱点となってしまう。また、全員なぞなぞ好きでもある。ピンチに陥った時のセリフは「オー! マイポーク![57]」。よく働く割にはかなりの安月給。内訳は少佐は900DP、中佐は1400DP、大佐は2000DP。一般兵は不明だが、少佐よりは安いと思われる。サブマリンは月給+危険手当で一時間毎に4DP…と言うように、かなり割に合わない[58]。携帯食なのか「とんかつチップ」や「とんかつヌードル」のような油っこそうな食べ物をよく持っている。
- 下っ端ブタマスクは、MOTHER3 豚王の最期では名前が「ブタマスクぐんそう」だった。
- ヨシダさん/ Mr. Yoshida
- コーバの責任者を務めるブタマスクで、階級は少佐。ブタマスクの中では良い人で、仲間にも気さくに話し掛けてくれる。コーバの歌を作ったのも彼。実はチチブーに行ったことがない。コーバへの愛着があり、コーバの閉鎖が決まったときも「おれまでひつようとされてないみたいでかなしいよ」と嘆いた。
- 2007年2月7日に配信されたブックレットにて、彼の素顔が明らかになった。
- ネンドじん / Clayman
- ブタマスクによって作られたロボット。体が粘土でできている。力仕事が得意で、工場などで働いているのはほとんどネンドじん。「ムオーン」となく。動かなくなると電気を送り込むことで再び動き出す。
- 性格は従順で大人しく、壊れそうになった時は自ら処理場へ向かうなど、せつない面が多い。材料が簡単に手に入るせいかブタマスクたちからの扱いは結構ぞんざいだが、同情するブタマスクもいる。ゴミ捨て場で体にがらくたがくっつき、意志を持ってしまった「かなしきよせあつめ」もいる。
- マシュマロちゃん / Ms.Marshmallow
- イカヅチタワーの「キングPさまのおへや」にいる、いわゆるメイドロボ。その外見の割にかなりの強敵。あるものを守っている。
- ツーヤク / Translator
- メカキマイラに改造されまともにしゃべれなくなったヨクバの通訳役ロボ。ヨクバの言ってることを理解できなかったり文法がおかしかったりするように機械的である。
- キングのぞう/ A king's image
- ニューポークシティ北東にあるポーキーの像。「てんさいでゆうかんでさいこうにタフなぽっちゃりけい。いだいなるしどうしゃポーキー様の像なり」と書かれている。ニューポークシティの守り神で、この像にケンカを売ってたたきのめされた人がいるらしい。あることをすれば戦えるが……。
[編集] キマイラ
本作におけるキマイラは、ノーウェア島の動物たちが「かっこ悪い」と感じたポーキーがブタマスクたちに命じて作らせたもの。本作の鍵を握る重要な存在。機械と生物をあわせた「メカキマイラ」と生物どうしをあわせた「せいぶつキマイラ」の2種類が存在する。どちらも某特撮番組シリーズの怪人・怪物のように恐ろしく、不気味で少し間違えた姿をしている。
テーマは「もっと つよく!」「もっと わるく!」「もっと らんぼうに!」。
代表的な物はにわとりへび・こもちカンガルーザメ・かいぞうライオンなど。糸井重里はキマイラについて案が出るとすぐ「いいね」と言って名前も仮でつけた物をそのまんま通している物が多いらしい。以下にイベントに絡むものを記す。
- ひつけむし/ Lights fire insect
- ブタマスクたちが持ち込んだキマイラで、ノーウェア島で作られた物ではない。
- 森を火事にするために作られた使い捨てライターと虫のメカキマイラ。火の威力は大して強くない。
- 主な攻撃は火を吹く、火をまとって突進。
- かいぞうカリブー/ Remodeled caribou
- ノーウェア島で作られたキマイラで初めて対決する相手。トナカイのメカキマイラ[59]。
- 主な攻撃は突進、角攻撃。
- メカドラゴ / Mechadrago
- 1章においてブタマスクによってメカキマイラに改造されてしまった父親のドラゴ。優しく温厚な面影はなく、凶暴で暴れ狂う。
- 改造した装置も破壊されていた事から、失敗作だったようである。結果、残酷な悲劇を生んでしまう。この後、フリントたちと対峙し、倒された後は改造の影響か余命幾ばくもなくなる。そして最期の最後で元の優しい心を取り戻し、一筋の涙を零して息を引き取ると言う悲しい最期を遂げてしまった[60]。
- 主な攻撃は雄叫び、踏みつけ、火を吹く、最期の一撃など。
- きゅうきょくキマイラ / Ultimate Chimera
- せいぶつキマイラでも、メカキマイラでもない究極かつ、最強のキマイラ。
- 戦闘は出来ず、触れただけでゲームオーバーになってしまう。あまりに凶暴すぎたため、ブタマスク達にも扱えなくなってしまった(事実上)失敗作。研究所の奥深くに封じ込められていたが、トラブルで檻が空いてしまい、暴走した。
- テレポーテーションの機能もあり、何故か頭の上にヒヨコが乗っている。実は背中にあるボタンが弱点で、リュカとサルサの活躍で一度は機能が停止するが、ヒヨコが再びスイッチを入れて復活。研究所から逃亡する。後に、意外な場所で現れる事に。
- 見た目は全く恐怖を感じないが、彼と出会った瞬間は絶妙な演出でバイオハザード並みの恐怖感を体感することが出来る。
- ドライやん、バケツきょうだい、ポンプさん / Dryan, Bucket Brothers, Mr. Pump
- アンドーナッツ博士の開発したキマイラたち。
- 「ドライやん」はどんな髪型でもすぐに乾かせるドライヤーキマイラ、「バケツきょうだい」は一生懸命なコムギコ人、「ポンプさん」は水を他の場所に移すときにだけ力を発揮する地味な失敗作(?)らしい。ドリアの針を抜くときにどれか一つを選ぶことになるが……。
- ニューヨクバ/ New Yokuba
- メカキマイラに改造されたヨクバ[61]。入浴する場所ではない。
- 下半身が機械となり、鼻からラッパが出ている。宙に浮いているためPKグラウンドは無効。まともに話せないのでツーヤクを通して話す。
- 主な攻撃はラッパ攻撃、いっぱいボムを投げるなど。高級バナナにかぶりついてHPを回復することも。
- ミラクルヨクバ/ Miracle Yokuba
- 敗れたニューヨクバがさらに改造された姿。ラッパの本数が増えた。
- 途中でラッパがはがれてニューヨクバの姿に戻り、本気を出し、PSIの力を覚醒させて最後の戦いを挑んでくる。
- 主な攻撃は不協和音攻撃、PKスターストーム(本気時)など。
- カバランチャー/ Hippopotamus launcher
- ポーキーの誕生日を祝って作られたメカキマイラ。多額の予算が注ぎ込まれている。
- イベントバトルで戦う物と普通のザコ(水中・陸上)として戦う物の三種類あり、HPが違う。ザコで戦うものは大人しい性格なのか、チェックしない限り襲ってこない
- 主な攻撃はミサイル。
- NKサイボウグ / Natural Killer Cyborg
- ポーキーの夢に出てきた戦闘兵器をメカキマイラとして作ったもの。機械の豚風のボディに生物(人間?)の脳を移植した兵器。尚、「NK」はナチュラルキラーの略である。
- 主な攻撃は仲間全員に強力なダメージをあたえる「せいきまつビーム」など。
[編集] その他のキャラクター
- ドラゴ / Drago
- 正式名称はドラゴザウルス。優しく温厚な恐竜。色の薄い方がオスの父親と子供、色の濃い方がメスの母親。家族で登場し、双子とも仲良し。ドラゴ台地に住んでいるがよくアレックの家の方まで遊びに来ている。
- 強力な牙とその牙が無いとまともに太刀打ちできないほどの硬い皮膚を持ち、ブタせんしゃを踏みつぶすほどの怪力も持ち合わせる。その強力な能力が災いし、1章において悲劇の展開を迎える事となった。フリント達同様に家族を引き裂かれた彼らも、ブタマスク達の犠牲者である。
- 後にキマイラ研究所では氷漬けになってるものや骨格標本になっているものもある。序盤のドラゴへの体当たりイベントのとき等に周りを見渡すことで、複数体いることが確認できる。
- オケラ / Mole Cricket
- ドラゴと遊んでいた双子にいきなり喧嘩を売る。しかし、あっさりと倒され「今度会うときはビッグスタジアム"オケラホール"だぜ」と言い残すが、去り際にヒナワに誤って踏まれる。
- その後も生きていたらしく、3年後にオケラホールにて再び対峙する。勝利した後はオケラが行く先々に現れ、商売をしてくれるようになる。「ギラリーン」が口癖。
- カエル / Frog
- 本作のセーブ係。島の至る所にいる[62]。3年後にはDPを預けたり引き出したりすることができる。
- 風船で空を飛んでいたり、水を溜めた樽の中に入っていたり、蛇に飲まれそうになったりといろんなパターンがある。セリフも場所によって変わっている事も多い。標本となっているものや、「マジックバタフガエル」も存在する。
- サルコ / Saruko
- サルサの恋人ならぬ恋サル。3章にてサルサと引き離され、人質ならぬサル質にされていた。7章にてよって救出され、ようやくブタマスクの呪縛から解放されて幸せな生活を手に入れた。
- 性格はかなり臆病で、サルサ同様ヨクバ達からおしおきの対象になっていたせいか人間不信になっており、救出されてもあまり心を開く事はなかった。だがサルサによって、ようやく心を開いたものと思われる。
- ヒモヘビ / Himohebi / Rope Snake
- オソヘ城のバザールで売られていた赤い蛇。ダスターに買われたあとは彼の相棒として活躍する。あごの力が強く、彼を使って何かを噛んでターザンのように反対側へ飛び移ることができるという能力を持っている。アイテムだが何故か人間の言葉を喋る事ができ、最初は丁寧な口調だったが後にタメ口を交わすようになった[63]。
- 男気溢れる性格だが、ちょっと落ち込みやすいのが玉にキズ。その力で何度もダスター達をサポートし、物語の随所で重要な活躍をするが……。
- オバケ / Ghost
- オソヘ城に住み着くオバケたち。ダスターに襲いかかってくる悪いオバケと、ヒントやアイテムをもらえるよいオバケがいるが、よいオバケの方が圧倒的に数が多い。
- くさったエクレアが大好物で、パーティを開くことが趣味。お城にすんでいた人間なのか、あるいは近くにミソシレ墓場があることからそこのオバケが住み着いたのかは不明。
- パッションさん / Mr. Passion
- 曲が未完成のまま亡くなったオソヘ城に住み着く指揮者のお化け。楽器を使わないでメロディーを奏でることが出来る。
- 彼の奏でるメロディーは家具を震わせ、軽いネズミやろうそくなどが飛び回るほど強烈で、演奏中に彼の前を通ろうとするとはじき飛ばされてしまう。自分の音楽の良さを理解できない芸術オンチを許さず、攻撃してくる。また、自分の髪型にも意識しているらしい。
- ちなみに名前の由来はショパンと情熱を意味するパッション、髪型はバッハ、そして戦闘に流れる曲は「家庭の事情 第2楽章」(ベートーヴェン「運命」~エチュード~チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番第1楽章~ベートーヴェン「田園」~ラプソディー)。2章でダスターに倒されるが、彼は成仏しておらず…。
- けっかいトリオ /
- ハチ /
- ミクソリディアに従う巨大タコ。
- どせいさん / Mr. Saturn
- どせいだににすむ人々(?)。「ぷー」「ぽえ~ん」「ぐんまけん」「~でごじます」「できるます」「ぽてんしゃる!」などのどせいさん語を話し[64]、性格もみんな穏やか。五人までのどせいさんが積み重なる、はしごごっこなる遊びが好き。「おしのびどせいさん」というほっかむりを被ったのもいる。ちょっと頼りない外見だが、約束は絶対に忘れない。科学力や発想力に優れ、エネルギーなしで走り続ける「ちゃぶ台」や「のりものです。」などを開発。
- 怖がらせロボの話が怖いらしく、そのせいで当初はブタマスク達に為す術無く村を占拠されてしまっていた[65]。救出された後、リュカ達の助けとなる。
- スキンヘッド&クマヒゲ / Skinhead & Kumahige (Bearbeard)
- クラブ・チチブーで働く二人組の用心棒。クマヒゲの方が年上らしく、スキンヘッドはクマヒゲを「アニキ」と呼ぶ。
- 名前通りの見た目がちょっと怖く暴力的だが、自分達よりも明らかに年下なヨシコシの事を何故か「ねーさん」と付けて呼んでいたり、ボニーを「ペット連れ込み」とのことで初めは入れようとしなかったが、ボニーが変装するとボニーを「イヌ的なお兄さん」として通したなど、ちょっと抜けている。しかし一応仕事はまじめにやっていて、うるさかったりするのならD.C.M.C.であろうとも怒鳴りつける。
- ニットキャップマン / Knit Cap man
- 3年後から登場。今作の荷物預かり係のおじさん。タツマイリ村の住民も利用している。
- いたるところにいて、仲間たちを応援している。善意でやっているためお金を取ったりはしない。
- モデルは糸井重里氏が作詞を手がけた曲「ニットキャップマン」に登場するフジオさんと思われる。
- アン・ドーナッツ博士 / Dr.Andonuts
- ブタマスクの研究所に所属している博士。メンバーに会い、ブタマスク軍からの逃走を決意する。笑えるセリフが多かったり、ボニーを囮にしようとしたりと、案外はっちゃけた面が多い。さまざまなキマイラや「ぜったいあんぜんカプセル」を作った。「ポークビーン」や「すっごいカプセル」、ネンドじんも彼が発明した物。前作に同名の人物が登場しているが、同一人物なのか、子孫か、全くの別人であるのかは不明。
- さんそほきゅうマシン / Supplemental Oxygen Machine
- 海底にいて酸素を補給してくれるかりあげクンっぽい顔と人魚の形をしたマシン。逆に吸われているんじゃないかと思いたくなるような酸素補給をする。好みは人それぞれ[66]。ブレンダが言っていた人魚の伝説はこのマシンである可能性が高い。ちなみに地上版もいて、こっちはケンタウロス型。
- 闇のドラゴン / Darkness Dragon
- ノーウェア島に古くから封印されていた島程の大きさもある巨大な竜。マジプシーが守る7本の針によって、地下深くに眠りについている。針を抜いた者の意思が反映され、良くも悪くもなるという。
- リーダー / Leader
- 世界のある真実を知る人物。だが……。
- あなた / Player
- プレイヤーである「あなた」も本作の立派な登場人物である。あなたの名前は、第1章のイノリバ及び、第5章のコーバのバイト申込時に登録できる。ヨシダさんによると、あなたはリュカの後見人という立場に当たるらしい。本作の最後(エンディング)から、「MOTHER3 WORLD」の運命は結果的に現実世界にいるあなたの元にゆだねられるという解釈もできる[67]。
[編集] 道具など
[編集] アイテム
- ドアノブ/ Doorknob
- フリントの家のドアノブ。スタッフが盛り込んだ本作中最大の遊び心。
- 序盤でトマスに破壊された後ヨクバや村人たちに投げられたりし、窃盗罪の証拠として鑑識に回されたり[68]と、壮大な旅を続ける。リュカやサルサが時々拾おうとするものの、手に入れることはできなかった。が、最終的にある人物の手に渡ることに。
- すっごいカプセル/ Terrible capsule
- アンドーナッツ博士が開発した、体力を一瞬にして回復できる装置。
- ブタじるしノート/ Pig mark notebook
- 第1章で手に入るブタの鼻のマークが書かれたノート。汚い字でキマイラ計画について書かれている。
- ドラゴのキバ/ Drago's fang
- 最高の武器であると同時に、フリントにとっては最も忌まわしい事件の凶器。
- ブロンソンがこれを武器に作り替え、フリントにあえて託す。これによってメカドラゴを倒した。
- たたかいのきおく/ Memory of fight
- 今まで闘ったモンスターの詳細が記録される辞典のような存在。後ろ姿を確認していない場合、後ろ姿はシルエットのみの表示。また、これによって今まで戦ったモンスターとのサウンドバトルの練習が可能である。モンスターの説明も見ることが出来る。
- マメチコなど、ごくたまにしか出ないレアモンスターもいるために、たたかいのきおくのコンプリートも本作の楽しみの1つである。
- けだかいタンつぼ/ Noble spittoon
- オソヘ城に隠されている。とても繊細で奥が深い細工が施されており、しかもある意味「びっかびか!」みたいなタンつぼ。
- ダスターはウエスが言っていた「あるじゅうようなもの」をこれのことだと思って持って帰るが、ウエスに叩き割られてしまう。
- ハミングバードのタマゴ/ Hummingbird Tamago / Hummingbird Egg
- 通称「光のタマゴ」。オソヘ城に隠されている。ウエスがダスターに盗んでくるよう命令した「あるじゅうようなもの」。世界を滅ぼす力と生み出す力を持っているという謎のタマゴ。正体は、8章にて明らかになるのだが……。
- シアワセのハコ / Happy Boxes
- タツマイリ村住人を洗脳するために作られた箱。見た目はピンク色のテレビだが、ただ光っていたり音を発していたりするだけで何も映っていない。
- 糸井重里氏は「タツマイリに幸せをもたらす物だから水道管かもしれない」と言っていたが利用法は「みる」ということ、家にはアンテナが立っているということ、中央掲示板に「もっと大画面の開発を!」と言う張り紙があること、濡らすとまずいということからテレビの可能性が一番高い[69]。効果には大きく個人差があった[70]。
- ゆうきのバッヂ / Courageous badge
- フリントがリュカに渡してくれとニッポリートに渡したバッヂ。非常にさび付いている。
- フランクリンバッヂ / Franklin badge
- 「ゆうきのバッヂ」をどせいさんに渡してできたバッヂ。「たいせつなもの」に分類されている。雷を跳ね返す能力があるがリュカにしか効果がない。
- ヘコキムシのきおく/ Memory of Hecokimushi
- ある人物が「世界」とポーキーについての「話」を記憶力がとても良い虫「ヘコキムシ」に記憶させた物。ちなみにムシ自体は、すごく臭いとのこと。
- ぜったいあんぜんカプセル/ Absolute safety capsule
- ポーキーがアンドーナッツ博士とどせいさんにだだをこねて作らせたカプセル。
- どのような変化にも耐えられる絶対安全なカプセルで、PSI攻撃は一切無効、直接攻撃のダメージも0。しかし、アンドーナッツ博士は「まだ使うな」と言っていたらしい。その理由とは……。
- 7本の針/ Seven needles
- ノーウェア島の随所[71]にある、闇のドラゴンを封印している7つの針。7人のマジプシー達が一人一本ずつ、一万年毎に代替わりしながら守り続けていた。自分の守る針が抜かれた時がマジプシーにとって「そのとき」である。この針が全て抜かれた時、世界は終焉を迎えると言う。
- 本作の最重要アイテムの一つ。PKLOVEを使える者にしか抜くことが出来ない。
[編集] 乗り物
- ブタぼかん
- ブタマスク軍の飛行船。プロペラで動き、飛んだ後には廃棄物を落としていく。ブタマスクのテーマソングを鳴らしながら進む。
- ポークビーン
- ブタマスク軍が使用している乗り物。動力源は電気だと思われる。定期的な充電が必要だが、長時間の充電は禁物。
- わずかに宙に浮いているのだが、なぜかバナナでスリップする。構造上に何かしらの欠陥があるのか、結構壊れやすい。
- ブタせんしゃ
- ブタマスク軍の兵器。3章のボス。黒い排気ガスを撒き散らしながら動く。いくらかダメージを与えると砲筒が詰まってしまい、中にいるブタマスクが文句を言ってきたり砲弾を投げつけたりしてくる。
- 電車
- 4章より登場。コーバとタツマイリ村を一直線に繋ぐ。
- 4章の時点での運賃は2500DPだが5章からは一人50DPとなり、さらに倍の料金を出せばグリーン車に乗れる。
- ちゃぶ台
- ヒヒーンと鳴くどせいさんのちゃぶ台。乗るときに「ちゃぶ台にのってしまいますか」と聞かれる。
- とりかご
- どせい谷から脱出するときに使う。かごの中に大量の鳥を入れ、鳥の力で空を飛ぶ[72]。
- のりものです。
- どせいさんの形をしたポークビーン。別名「どせいビーン」。エネルギーを一切使わない[73]。こちらもバナナで滑る。
[編集] その他
[編集] イベント
- 糸井重里・川上弘美・伊集院光MOTHER3対談
- 本作発売日の夜ほぼ日刊イトイ新聞で糸井重里が、MOTHERファンの川上弘美・伊集院光と対談した。
- 発売当日だったためネタバレを避けて本作の話題はあまり出なかったが糸井や伊集院のゲームに対する考え方や下ネタで大盛況となった。この様子はストリーミング配信され、ファンを喜ばせた。
- PRESS START 2006 MOTHERメドレー
- オーチャードホールで2006年9月22日開演したコンサートで、本作中心で構成された酒井省吾作曲のMOTHERメドレーが披露された。曲目は演奏順に以下の通り。
- MOTHER エイトメロディーズ
- MOTHER2 エイトメロディーズ
- MOTHER3・MOTHER スノーマン
- MOTHER3 LOG-O-TYPE
- MOTHER3 おえらいさんのテーマ
- MOTHER3 愛のテーマ
- 曲名は本作の曲についてはサウンドプレイヤーの表記を使用。演奏後酒井省吾氏により曲目が発表されたときは「おえらいさんのテーマ」は「ポーキーのテーマ」と呼ばれていた。これらの曲はすべて本作で使用されている。
- このメドレーはこのコンサート1回きりのために作られていて録音もされていない。今後演奏される機会も予定されていないため幻のメドレーになる可能性が高い。
- このコンサートはMOTHER3以外のゲーム中心だったが、MOTHERメドレー目当てでMOTHER3Tを着たりした多くのMOTHERファンが詰めかけた。糸井重里も飛び入り出演していて、糸井氏が現れると会場は大騒ぎになった。会場のMOTHERファン率はかなり高かったと推測できる。
- 糸井氏と酒井氏のMOTHER3談話の時には会場から笑いや歓声が湧き起り、本作の人気の高さを裏づけるものとなった。
- NO MOTHER NO LIFE
- 任天堂と東京糸井重里事務所とタワーレコードが2006年11月から実施しているMOTHER3キャンペーン。
- MOTHER3+もこのキャンペーンの一環としてリリースされた。
- また全国のタワーレコードでMOTHER3スタンプラリーが実施された。一応ラリーだが東京・横浜・名古屋・京都・大阪の店が対象だったので網羅は難しい。それでも全部集めたファンがいるらしい。
[編集] 関連商品
- MOTHER3 DELUXE BOX
- 本作のゲームソフトにオリジナルデザインゲームボーイミクロとフランクリンバッヂをセットにした限定版「MOTHER3 DELUXE BOX(デラックスボックス)」も18,000円で発売された。
- これは本来予約だけの受注生産だったが実際は各小売毎に在庫数が決まっており、2007年1月現在も在庫を抱える小売が見られることから販売数は芳しくなかったことがうかがえる[74]。
- MOTHER3 i
- 本作のサウンドトラック。15曲。2000円。ネット配信のみ。
- 初登場後即iTunes Music Storeアルバムチャート1位を獲得する快挙を成し遂げた。これはゲームサントラで史上初である。
- MOTHER3+
- 音楽CD。サウンドトラックではないので注意。2100円。初回限定で「おしのびどせいさんストラップ」付属。
- MOTHERサウンドトラック以来の規模で制作された。CMで使われ反響を巻き起こした「We miss you ~愛のテーマ~」は大貫妙子が歌い、アレンジは本作の音楽を担当した酒井省吾や門倉聡が手がけている。
- ゲームソフト発のアルバムでは異例の、発売週のオリコンアルバムチャート1位を獲得する快挙を成し遂げた。その後もコンスタントに売り上げている。
- 作詞 糸井重里 酒井省吾 門倉聡
- 歌 大貫妙子 クレイジーケンバンド
- 1. 「We miss you ~愛のテーマ~」
- 2. 「DCMCのテーマ」
- 3. 「サンバ・デ・カンボ」
- 4. 「ボンボヤージュ・アミーゴ」
- 5. 「おえらいさんのテーマ」
- 6. 「タイム・パッセージ」
- 7. 「だれかさんのおもいで(Pollyanna)」
- 8. 「スノーマン」
- 9. 「16メロディーズ(はじまり)」
- 10.「We miss you ~愛のテーマ~(Inst.)」
- MOTHER3T
- ほぼ日刊イトイ新聞で販売されたMOTHER3ロゴ入Tシャツ。
- 攻略本
- 任天堂公式ガイドブック
- 小学館。公式ガイドブック。1260円。
- 公式本らしい堅実な作り。
- パーフェクトガイド
- エンターブレイン。サウンドバトル充実。1260円。
- 致命的誤植があるためサウンドバトル以外は参考にすべきではない。
- コンプリートガイド
- メディアワークス。コラム充実。1470円
- 豊富な画像とMOTHER3 豚王の最期解説。手がこんでいる。
- 任天堂ゲーム攻略本
- 毎日コミュニケーションズ。文字が大きい。980円。
- 安いぶんあまり行き届いていない点がある。誤植あり。
[編集] 脚注
- ^ これは製品版で実現したサウンドバトルの原型と考えられる。
- ^ これはCEROの規制も影響していると思われる。
- ^ だが山に通う日が続くようになったため、時がたつにつれその信頼が少しずつ無くなっていく。でも一部の村の人々(ライタやニッポリートなど)は彼を心配し続けた。
- ^ 力任せに殴りつける、武器を振り回して全体攻撃など。
- ^ フリント一家で唯一髪の色が違う。ボニーも茶色の毛である。
- ^ これは旧作にあった理想主義的・非現実的解決法が、結局は現実を前にしては無力なんだということをファンに突きつける、糸井重里氏なりのジョークと思われる。こうしたセリフをリュカに当てている点も意味深い点といえよう。
- ^ LOVEには最初にかっこいいものに指定した言葉が入る。
- ^ おもに回復・アシスト。
- ^ 何故かクラブ・チチブーに来た人たちは気付かない。
- ^ 物語の終盤に唯一の武器である「いぬのぶき」が手に入る。
- ^ 敵の弱点や分類を調べる。調べられない敵もいる。
- ^ 左足は全く曲がらないことと杖はついていないことから左足に杖のような棒を入れていると考えられる。
- ^ 名前を「タメキチ」にするとD.C.M.C.では「ウメマロ」になる。
- ^ ウエスはドロボー七つ道具と言っていたが、実際はカベホチ・サイレンクワガタ・こわいかめん・くすぐりぼう・けむりだま・さいみんふりこの6種。ヒモヘビも加え、7種になるときもある。
- ^ 2007年2月7日に配信されたブックレットでは、オソヘ城のピアノを弾いている彼女の姿が描かれている。
- ^ 女の子がオカマに教育されると男性っぽくなるという俗説と、オカマのような振る舞いをするマジプシー達と対照化させるためと思われる。ただし、自分を男性だと言った事は一度もない。任天堂キャラクターでは唯一のボク少女。
- ^ 名前を「ヨシコシ」にするとクラブ・チチブーでは「クマトラ」になる。
- ^ 彼女自身の話から推測して少なくとも半年以上、一年未満と思われる。ちなみに、ファミ通の攻略本 MOTHER3パーフェクトガイドでは「3年間」と表示されていたが、3年前はDCMCもクラブ・チチブーも出来ていないため、この攻略本の記述は明らかに間違いである。
- ^ しかし「おんなのふく」である服装はあまり好きじゃないらしい。
- ^ MOTHER3 豚王の最期では20代の姿であった。(画像)ただしMOTHER3 豚王の最期からの開発再開時にキャラクターの整理を行い、設定も整理した為、かなり異なったキャラになっている。製品版の彼女は事実上製品版オリジナルのキャラとも言っていい。
- ^ しかもヨクバから笑顔を忘れるほどの虐待を受けていた。ヨクバだけでなくブタマスクからも散々足蹴にされていた事から、彼らからも酷い仕打ちを受けていたと思われる。
- ^ このサルげいのなかの「サルマネ」は、何故かどう見てもサルサにはできないこともマネできる(サルサがサボテンづつき、サルサが大砲発射など)。
- ^ 最初に好きな献立で設定した物が入る。
- ^ MOTHER3 豚王の最期では、もう一人女性ボーカリストがメンバーにいた。
- ^ ジャンケン。グーがギー、チョキがチェキ、パーがぺーとなっている。
- ^ 糸井重里氏曰く「あの存在自体が溶け込んだキマイラみたいなもの」([1])。
- ^ イオニアが化粧をしていない時に襲われた時は、あっさりと縄で縛られていたので、化粧をしていないときはPSIがあまり使えないものと思われる。
- ^ オカマである割に、意外と美人に見られる(一部の人間のみだが)。
- ^ 元ネタは魔女の宅急便のキャッチコピー、「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」である。スタッフは止めようとしたが、台詞を入れたのは元ネタの考案者である糸井重里だったため、なんとか通ったらしい。
- ^ 針を抜かれる時を信じることができず「マジプシー失格かも知れない」と言っていた。
- ^ だが逆に一番マジプシーらしい人物と言えるのかもしれない。
- ^ キノコの幻覚では美形の男性に見える。治療の際の幻覚で美女に見えることもあった。
- ^ 最初は無料で誰かが持ち寄った物を欲しい人にあげていたが、やがてはトカイから仕入れた物を売るようになる。
- ^ 理由は述べられていないがクラブ・チチブー目当てと思われる
- ^ 臆病な性格なので、警戒されても仕方ないと言えば仕方ないのだが。
- ^ この事から、D.C.M.C.のファンというよりはダスターに会う事が目的であるように見える。その行動やエントツの発言も合わせて、明確な描写はないもののダスターに密かに想いを寄せているようにも見える。
- ^ 実際に取ったのはヨクバである。
- ^ 手伝いをするために向かったというよりは、野次馬である。
- ^ 余談であるが、なぜか墓には「ばかのはか」「じんせいははかない」などのダジャレが書いてある。
- ^ 後に結局、ブロンソンから聞いた事をリュカが喋った。
- ^ 仲間への態度は冷たいが、ヨクバがいると態度を変える。
- ^ 終盤にはブッチと意気投合する。
- ^ 乾杯した後の朝は二日酔いが多い。
- ^ バトーと兄妹(姉弟)なのではと言う説もあるが、真偽は不明である。
- ^ 少なくともエドは彼を「ちょうろう」と呼ぶためである。
- ^ 自分の墓だけは生前しっかり購入していた。
- ^ NPCが話しかけるだけで、彼は無反応である。
- ^ シリーズ中最大の悪と言っても過言ではない存在だが、その思想などは本作の登場人物の中で最も現実の人間らしいと言える。糸井重里も彼を「人間の象徴」として描いている
- ^ LOVEには最初にかっこいいものに指定した言葉が入る
- ^ 「指揮官」であるかめんのおとこの乗っているブタ母艦に、命令口調で連絡していることから、かめんのおとこと同等かそれよりも上だと思われる。
- ^ この癖も、部下に嫌われる要因の一つである。
- ^ 糸井重里氏は彼をそのような目的で描いたと語っており、「彼もMOTHER3 WORLDの一員」だとも語っている。
- ^ おそらく大佐以上、ヨクバやかめんのおとこ以下と思われる。ただし、かめんのおとこを「指揮官どの」と呼ぶのに対し、ヨクバを「ヨクバのおっさん」と呼んでいる
- ^ しかも、保管用にもう一つほど持っている。
- ^ こうした彼の性格は、マザー信者と揶揄される一部の熱狂的ファンをモチーフにした糸井氏なりのジョークと思われる。
- ^ 少佐クラスになってもくだらないことで言い争いをしていたり、逃げようとして前のブタマスクにぶつかったりしている。戦闘の際にはHPが少なくなると謝ってきたり思わず笑ってしまうような逃げ方(DPをばらまいた隙に逃げ出したり、「今から有給休暇を取る」と言うなど)をしたりする。
- ^ 肉を神だと思っているのかは、不明。
- ^ ちなみにコーバでのバイトは日給200DP(月給換算すると4~6000DP)なので大佐よりもバイトの方が明らかに高い。
- ^ 音楽は「哀しき改造」だが、実際にこの音楽が使われている敵キャラクターで改造されているのはこの敵だけ。
- ^ 糸井重里氏はMOTHER3 豚王の最期を作っていた時のインタビューで、ドラゴについて「とても悲しい最期で涙なしではいられない」「俺なら出てきたときに『バカー!』とさけぶ」などという表現で語っているが、おそらくこの悲劇の展開とメカキマイラにされたドラゴの最期をあらわしていたと思われる。(NINTENDO64版の画像)
- ^ 尚、戦闘前に「お前達にイカヅチタワーから落とされた恨みを晴らす」と言うが、自分で勝手に落ちただけなので完全な逆恨みのようである。
- ^ 本作は前作までと違い非常にセーブポイントが多いのが特徴。これは本作がゲームボーイアドバンスのソフトになったための配慮(PL法標記等に基づき、すぐに休憩をしやすくする)であると思われるが、それ故にゲームオーバー時のリスク、デメリットはかなり減っており、電車などで短時間プレイするなどといったときに適した仕様になっている。
- ^ 戦闘には使えないものの、事実上7つめのドロボーグッズ扱いである。
- ^ ウィンドウ上に出てくるどせいさん独特の文字は、糸井重里氏の愛娘が手掛けた。
- ^ 「わきのしたをくすぐるぞ」と言っているブタマスクがいるが、腕がないので「わきのした」は何処なのか不明。
- ^ なぜかリュカとかの補給時間が長めで、補給後は全員の顔が赤くなる(実はダスターも僅かだが顔を赤らめている)。一部のブタマスクサブマリンがこれが好きらしい。意志を持っているらしく、仕事が終わった後はみんなであつまって「お疲れ様ー」と言っているシーンがある。
- ^ ノーウェア島崩壊後の世界が、まさしく私たちのいるこの世界だという解釈もある。そこから「MOTHERは終わった。ファンは現実生活に戻るべきだ」という新ゴーマニズム宣言にも似た糸井重里氏なりのジョークにも取れる。
- ^ ちなみに作中で拾った人には懲役2000万年の判決が下されていた。
- ^ ある家には「薄型のハコ」「大画面フルスペック型」もある。
- ^ 洗脳された人もいれば昔のままの人もいる。
- ^ オソヘ城、ムラサキの森、シログネ山、ゴマフ火山、タネヒネリ島、チュピチュピョイ神殿、ニューポーク
- ^ ちなみに、どせいさんは風船に針を付けて鳥を釣ろうとする。
- ^ モーター音もポークビーンと違い、何か柔らかいものを踏んづけているような生々しい音がする。
- ^ CMでもニンテンドーDSでプレイできることを積極的に宣伝していたため、あくまで完全なファングッズだったと考えられる。
[編集] 内部リンク
[編集] 公式サイト
- MOTHER3 任天堂公式サイト
- 制作者・糸井重里が主宰する『ほぼ日刊イトイ新聞』内の『MOTHER』に関するメニュー
- 「MOTHER3~豚王の最期~」開発中止のお知らせ 糸井重里、岩田聡、宮本茂による鼎談
- ようこそ『MOTHER3』の世界へ! 発売に関する情報
- HAL研究所
- ブラウニーブラウン
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ゲーム作品 | MOTHER - MOTHER2 - MOTHER1+2 - MOTHER3 |
関連項目 | MOTHERシリーズのPSI体系 |