アッシュール
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アッシュール (イラク) |
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(英名) | Ashur (Qal'at Sherqat) |
(仏名) | Assour (Qal'at Cherqat) |
登録区分 | 文化遺産 |
登録基準 | 文化遺産(ii)(iii)(iv) |
登録年 | 2003年 |
拡張年 | |
備考 | 2003年より危機遺産に指定 |
公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
地図 | |
アッシュール或いはアッシュルは、アッシリアの最初の首都となったチグリス川西岸の都市、及びそれを中心とする地域、あるいはその主神。現在のイラクのカラット・シェルカットに位置する。アッシュールがメソポタミア諸都市の中でも特異な点は、「都市アッシュール」と、それを中心とした地域である「アッシュールの地」と、それらを守護する「アッシュール神」が全く同一の名前である点であり、粘土板文書では発音されない限定詞によってこの3者が区別される。
目次 |
[編集] 都市アッシュル
(ウル)・アッシュルと表記される。
紀元前14世紀後半からアッシュールナシルパル2世の世までアッシリア国王の都市として栄え、アッシュールナシルパル2世によって紀元前883年にカルフ(ニムルド)へ首都が移された後は、イシュタルとアッシュールの神殿とともに、アッシリアの宗教的な中心としてその重要性を維持し続けた。
アッシュールはその後、紀元前614年にバビロニア人によって征服された。
今日、考古学的な調査は、ドイツの調査団によってなされている。
2003年7月2日、アッシュール遺跡はイラクの2件目の世界遺産に登録された。
[編集] アッシュールの地
アッシュル・(キ)と表記される。
[編集] アッシュール神
(ディンギル)・アッシュルと表記される。
[編集] 関連項目
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