アミニトーレ・ファンファーニ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アミニトーレ・ファンファーニ (Amintore Fanfani 1908年2月6日 - 1999年11月20日)はイタリアの政治家で元首相。
目次 |
[編集] プロフィール
[編集] 生い立ち
イタリア中部の小都市、ピエーヴェ・サント・ステファノで生まれた。大学卒業後にミラノカトリック大学・ローマ大学教授(経済史及び経済学史)を歴任した。
[編集] 政治経歴
その後第二次世界大戦終結後の1945年に、戦後のイタリアで大きな勢力を誇った「キリスト教民主党」(Democrazia Cristiana)を設立した。1954年に初めて首相を務めて以降5回にわたり同国の首相を務めた他、キリスト教民主党党首や上院議長、国連総会議長などの要職を務めた。また、数回来日している知日派で、高松宮殿下記念世界文化賞の国際顧問主宰を務めた。
[編集] 評価
国政への貢献は多大であったが、あまりに長く権力の座に留まったことや、そのためもあり現役時代にマフィアなどの犯罪組織との癒着が度々噂されるなどその評価は大きく分かれる。1999年11月20日にローマの病院で91歳で死去し、国葬が行われた。