アムラス
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アムラス(Amras、第一紀? - 4997年)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。もっとも偉大なエルフ、フェアノールの七人の息子の末男。アムロドとは双子。母ネアダネルを通じて赤髪(もしくは赤褐色)を継いだ。ノルドールの上級王フィンウェの孫。父、兄弟とともにフェアノールの誓言をなした。
アムラスの父名はクウェンヤで「最後のフィンウェ」を意味する、テルフィンウェ(Telufinwë)であった。母名は「赤頭」を意味するアンバルッサ(Ambarussa)を双子の兄弟アムロドと分け合った。父フェアノールが双子は別々の名を持つべしとすると、のちに母ネアダネルはアムラスを、「命運尽きたもの」を意味するウンバルト(Umbarto)と呼んだ。フェアノールはこれを不安に思い、アンバルト(Ambarto)と変えた。とはいえ当の双子はお互いをアンバルッサと呼んだ。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 命運尽きたもの
母名ウンバルトはエルフの母が持つ予見の力を証明することとなった。フェアノールがアルクウァロンデでうばったテレリの白鳥船をロスガールで燃やしたさい、不快を理由に船内に残っていたアムロスは死んだ。フェアノールが推量し確信するところでは、アムロスは父の所業に衝撃を受け、船を戻してネアダネルの元へ帰ろうとしたのであろう。
[編集] 異伝
ロスガールでの事故死は後期の案であったため、出版された『シルマリルの物語』では語られていない。同作ではアムラスとアムロドは常に行動を共にしたことになっている。
[編集] フェアノールの系図
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フィンウェ |
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ミーリエル |
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マハタン |
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マイズロス |
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ケレゴルム |
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クルフィン |
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アムラス | ||||||||||||||||||||||
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マグロール |
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カランシア |
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アムロド |
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ケレブリンボール |
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