アルド・コスタ
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アルド・コスタ(Aldo Costa, 1961年6月5日- )は、F1チームであるスクーデリア・フェラーリのデザイン・開発部門の責任者である。パルマ出身のイタリア人。
[編集] 経歴
ボローニャ大学で機械工学を学び、この間に、フェラーリチームの開発部門に取材しF1のサスペンション機構についての論文を著した。
1986年に大学を卒業。その後、CAD会社のアバースカンパニーで1年半ほど働いた。
1988年、27歳の時にミナルディに加入し、チーフデザイナーに就任、その後、同チームのジャコモ・カリーリの後を受けて、1989年から1995年までの長きにわたって、ミナルディでテクニカルディレクターを務めた。
1995年末にフェラーリに移籍し、1998年からロリー・バーンの助手としてアシスタントチーフデザイナーを長くつとめることとなる。
2004年にバーンが第一線からの引退を表明した際に、バーンはコスタを後継者に指名し、2005年にはデザイン・開発部門の実質的な指揮がコスタに任され、バーンがデザイン・開発部門のチーフを退いたため、2006年からは正式にその責任者となった。