アンナ・マニャーニ
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アンナ・マニャーニ(Anna Magnani,1908年3月7日 - 1973年9月26日)はイタリア・ローマ出身の女優である。出生地はエジプトのアレクサンドリア。父はエジプト人。15歳から大衆演芸の舞台に立つ。1934年映画デビュー。彫りが深い顔立ち、線の太いいかにも「イタリア女」の風貌で、ロッセリーニ、ルノワール、ヴィスコンティらの作品に出演した。
晩年に「ふたりの女」の出演以来がきたとき、マニャーニは母親役をよしとせず蹴ったところ、代役はソフィア・ローレンになり、ソフィアはその演技でアカデミー主演女優賞を獲得。「私の役はみんなソフィアが持っていってしまう。」と、後輩の活躍をうらやんだという。
[編集] 主な出演作品
- 無防備都市 Roma, città aperta (1945)
- 噴火山の女 Vulcano (1950)
- ベリッシマ Bellissima (1951)
- 黄金の馬車(1952)
- バラの刺青 The Rose Tattoo (1955)*アカデミー主演女優賞獲得
- 野性の息吹き Wild Is the Wind (1957)
- 蛇皮の服を着た男 The Fugitive Kind (1959)
- フェリーニのローマ Roma (1972)