ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー
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ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー(Within You Without You)は1967年に発表されたビートルズのアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に収録された曲の中で唯一のジョージ・ハリスン作の曲である。 歌詞は"within you and without you"と"and"が入っているためタイトルが歌詞中には入っているとは言えない。
ビートルズ解散後のアルバム『ラヴ』にはトゥモロー・ネバー・ノウズのドラムの上にこの曲のヴォーカルを乗せたリミックス・ヴァージョンが収録されている。
前のアルバム『リボルバー』からジョージはインド楽器を総動員したラーガ・ロック(「ラヴ・ユー・トゥ」)を制作するほどインド音楽に入れ込んでいたが、このアルバムに収録された唯一の自作曲であるこの曲もインド楽器を総動員したラーガ・ロックで(使用されている楽器はタブラ・ディルルパ・シタール・インド式ハーモニウムの4つ)、いかにこの頃のジョージがインドに傾倒していたか窺い知れる。しかしチェロ・バイオリンのストリングスがフィーチャーされているからインド一辺倒ではないともいえる。
この曲はジョージのみがレコーディングに参加していて、他のメンバーは参加していない。ちなみに最後に聞こえる笑い声はジョージが「退屈するだろうから」と皮肉をこめて録音したとのこと。
ジョージのシタールの師匠ラヴィ・シャンカールは、この曲を「本物のインド音楽になっていない」と酷評している。