ウォバーン・アビー
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ウォバーン・アベイ (Woburn Abbey) はイングランドのベッドフォードシャー州ウォバーン付近に存在するベッドフォード公爵の邸宅、カントリー・ハウス。
ヘンリー8世から公爵家に与えられた不動産に起源を発し、18世紀に第4代ベッドフォード公爵ジョン・ラッセルによって大規模な改修をうけた。バーリントン卿の弟子にあたるヘンリ・フリッツクロフトとヘンリ・ホランドの設計によって工事は進められたが、第二次世界大戦後に発見された建物内部の乾燥腐敗とメンテナンス不足によって建物は大きな損傷を受けた。1953年に第12代ベッドフォード公爵ウィリアム・サックヴィル・ラッセルが死去した時点では、本邸部分の半分ほどが荒廃してしまっていた。
ウィリアム・サックヴィル・ラッセルの死後に第13代ベッドフォード公爵ジョン・ロバート・ラッセルにより1955年に初めて一般に公開された。サファリパークなどが併設された結果非常な人気を集め多くの観光客で賑わった。彼は2002年11月にアメリカ合衆国のサンタフェで死去した。他の貴族からは格式の高い邸宅をテーマパークに堕落させたとして批判されていたジョン・ロバート・ラッセルはコメントを求められて、「私自身は諸氏による軽蔑を味わった記憶がないが、他人から見上げられるぐらいならば見下げられたほうがましだろう」と語っていた。
ジョン・ロバート・ラッセルは主にモンテカルロで生活していたため、その息子、一般にはタビストック侯爵として知られた第14代ベッドフォード公爵ロビン・ラッセルが妻のヘンリエッタ・チャークスとともに屋敷の管理を行っていた。
爵位を次いだ翌年6月にロビン・ラッセルは死去した。その息子の第15代ベッドフォード公爵アンドルー・イアン・ヘンリ・ラッセルが現在ウォバーン・アベイを所有している。
第7代ベッドフォード公爵の妻アンナ・マリアは19世紀イングランドにおいて午後の喫茶の習慣を始めた人物であるとされている。
[編集] 外部リンク
- Official site
- Google Local ウォバーン村とアベイの航空写真