ウォーターフォール・モデル
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ウォーターフォール・モデルは、ソフトウェア工学では非常に古くからある、もっともポピュラーな開発モデル。
「線表(ガントチャート)」なるものを使ってスケジューリングする。
この開発手法を採用とした開発フレームワークとして富士通の『SDEM』がある。
[編集] ウォーターフォール開発の問題点
ウォーターフォール・モデルの最大の問題点は、『設計者=無謬』を前提としていることである。
経験のないプロジェクトであるならば、設計段階できちんと要求定義ができていないということは、むしろ当たり前であるはずなのに、ウォーターフォール開発においては、それが見越されていないことが多い。そのため、ウォーターフォール開発プロジェクトが成功するためには、過去に同じようなプロジェクトで一度失敗している必要があると言われている。これは、システム開発の名著『人月の神話』においても批判されていることである。