ウッチャンナンチャンの誰かがやらねば
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「ウッチャンナンチャンの誰かがやらねば」は1990年4月~9月の毎週木曜日21:00-21:54(JST)にフジテレビ系列で放送された生放送のバラエティー番組。
本来この時間帯は「とんねるずのみなさんのおかげです」が放送されていたが、とんねるずが日本テレビのドラマ「火の用心」の撮影に専念するために番組を半年間お休みすることになり、そのつなぎ番組としてこの番組が放送された。番組名の「誰かがやらねば」はそういう事情も意味している。
「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば」の前身番組。
[編集] 番組概要
ウッチャンナンチャンは菅井きんが大家をしているアパート(メゾンド・キン)の住人という設定。ウッチャンナンチャンの住む部屋(内村は放送作家・南原はADという設定で同居していた)を舞台に、部屋を訪れるほかの部屋の住人やゲストとともに面白いビデオ(番組オリジナルの物。内容は後述)を見て、トークをする。 番組冒頭には、ウンナンと隣の部屋の住人役の小倉久寛(役名:エリートサラリーマン みかみひろし)とドタバタコントをした後、3人で組体操をするのが定番だった。(最終回は小倉とではなく、菅井きんと組体操を演じた。)
その後、後番組『やるならやらねば』にて、数年後の二人という設定で、多少収入が増えて、良い部屋に引っ越した設定のコントが放送された
エンディングテーマは平松愛理「月のランプ」。毎週、平松本人(当時は「部屋とYシャツと私」でブレイクする少し前)が生出演し、この曲をピアノ弾き語りで演奏していた。なお、エンディング用となるアパート屋根部のセットは当時のフジテレビ社屋屋上(屋外)に組まれ、演奏もそこで行われた。また最終回の日は雨に降られ、雨合羽を着ての演奏であった。
1990年5月24日、野球中継(中日対巨人)の影響で放送開始が30分繰り下がった。しかし試合は続いていたので野球中継を出演者全員で見るという内容になった。ちなみに試合が長くなったのは両軍入り乱れての乱闘があったから。その様子も出演者のリクエストによりリプレイされた。
[編集] 主なビデオ
- 映画のパロディー……主にこのパターンのビデオ。
- ○○の気持ちになれるビデオ……プロレス技を受ける、ゴキブリが新聞紙で叩かれる、等を視聴者の視点から見たもの。
- ナンチャンをさがせ! - ビデオのどこかに南原が映っている(大抵はモノに変装)ので、南原がどこにいるかを探すコーナー。放送当時話題となっていた「ウォーリーをさがせ!」が元ネタ。
- 「トラブルコップ」 - ウッチャンナンチャン(内村:南青山ヒロオ、南原:南大門運慶)と原田知世(謎の女スパイ峰知世)が主役のコントドラマ。ドラマ内では原始ギャル(南原)、殺し屋レイベン(南原)、殉職刑事(内村、一応毎週異なる。いつも瀕死の「命影郎」3兄弟など)の人気キャラクターが生まれた。
- 「3年B組あばれ金八」 - 「27歳未満禁止ビデオ」と銘打たれた3年B組金八先生のパロディー。内村が坂本金八役の武田鉄矢、南原が松浦悟役の沖田浩之のモノマネをしているほか、元ネタ出演者の直江喜一(加藤優役)、小河麻衣子(森下美保子役)、鈴木正幸(大森巡査役)、赤木春恵(君塚美弥子校長役)らが本人役で出演していた。また、直江は前述の「トラブルコップ」後期分でも、加藤役のキャラを生かして出演していた。
[編集] 主な出演者
フジテレビ系 木曜21時台 | ||
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