3年B組金八先生
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3年B組金八先生(さんねんビーぐみ きんぱちせんせい)は、東京放送(TBS)が1979年以降25年以上に渡って、テレビで断続的に製作・放送している教育ドラマ・学園ドラマである。
目次 |
[編集] 概要
テレビドラマの原作・脚本は小山内美江子(ただし、脚本は重森孝子や横田与志が担当している回も存在する。また、第7シリーズ第11話以降は清水有生が担当している)。プロデューサーは柳井満、ディレクターは竹之下寛次、生野慈朗、福澤克雄など。
東京都の区立桜中学校(第3シリーズとスペシャル7・8のみ東京都の区立松ヶ崎中学校)を舞台に、中学校の教員(国語を担当)である坂本金八(さかもと きんぱち)が、学級担任をしている3年B組内に起こる様々な問題を体当たりで解決していくというのが大まかなあらすじである。
なお、歴代の作品は中学3年時、特に本放送時と同じ時期である2学期中盤~卒業時を取り上げてきた。その中で高校受験の他、中学校での学校行事も取り上げているが、中学校3年時にあるイベントであっても修学旅行のようにこれまでの作品では一度も取り上げられなかったものもある(中学校での修学旅行が1学期に実施されることが多いことも理由として考えられるが)。
主人公の坂本金八の名は、主人公を演じる武田鉄矢が尊敬しているという坂本龍馬と、初期の放送枠であった「金曜八時」からきている(放送当時、裏番組で「太陽にほえろ!」が放送されており、この強力な裏番組のために、放送された番組がことごとく低視聴率に終わり、新たに企画されたこの番組の主人公の名前を決める時も、半分自棄気味に「金曜8時の放送だから金八」と名づけたという説もある)。8人兄弟の8番目だから坂本金八と名付けられたことになっているという説もあるが、番組内では兄弟が出てくるどころか、その存在すら触れられていない。また、企画段階では苗字が「坂本」ではなく「阪本」で、しかも英語担当の教員という設定だった。
なお、桜中学校の撮影には東京都足立区立第二中学校が使用されていたが、第二中学校は同区立第十六中学校とともに2005年3月31日をもって同区立千寿桜堤中学校に統合され、廃校となった。なお、第二中学校の廃校舎は2007年度より東京未来大学と「金八記念館」として使用されている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 作品の評価
[編集] 全般
この作品の主人公である坂本金八のような教員を目指して、実際に教員になった人も多いといわれ、教育問題への関心を集めた評価がある。また、性同一性障害など、この作品によって、その問題が世間一般に広く知られることとなった面があるという声もある。一方で、劇中での坂本金八の言葉や行動があまりにも現実を無視した理想論に偏っているという批判もある。こうした批判が起きた1つの原因としては、初期のシリーズが社会現象的に教育現場に影響を与えた際、教員の中に、フィクションである坂本金八の言動を真似る等の行動により、教育現場に混乱を引き起こす者がいたのもあるといわれている。
教育実習生や新人教師に現場の人間が一番初めに伝える言葉が「金八先生の様になろうとするな」である。実際に金八先生の様な行動を実行した場合、授業中の生徒の様子を細部まで見渡し、問題があればその生徒の自宅への訪問=解決またはアドバイスを行い、帰宅後は翌日の授業内容の決定から準備までを完全に行わなくてはならない為、睡眠時間を削る行為は避けられない。(金八先生の平均睡眠時間は上記の事を実行した場合非常に短くなる。)
また、実際に教師を生業とする人達からは、「金八先生の授業は発言とは裏腹に生徒の個性を潰している。」という意見もあり、生徒に議論をさせながらも最終的に自分の意見を挟み思い通りの結果に導く手法に疑問点を示す者もいる。
その他、金八先生が実際のプロから難色を示される理由としては以下のものが挙げられている。
- 金八先生のクラスには必ず皆を纏められる学級委員またはリーダー的な優等生がおり、その生徒が味方に付く事によって大多数の意見を得ている(先生の発言力というよりはクラスのリーダー的優等生の発言力の方が強い)。
- クラスの学級委員またはリーダー的な存在を議論の中心に置く事によって議論を展開させる為、たとえ異論を持つ生徒が存在しても、意見が抑圧されている可能性がある。(クラスの仲間を励ましに行こうと議論する際、不本意ながらも付いて行った様な描写がある)
- 明らかに挙動の不自然な生徒がいるにも関わらず、家庭環境の悪化が表面化するまで気づかない事もある。
- クラスが卒業式を迎えたとしても、金八先生が問題を解決した部分以外初期のまま成長していない。
- 教員に対する言論問題が解決されていない(タメ口等)。
- 生徒の問題行動には必ず明確な理由があり、その理由さえ理解してやれば必ず心を開くという展開。
なお、金八役の武田鉄矢も各番組にゲスト出演した際のトークなどで同様のことを述べており、「あれはドラマの中だけで通用すること。現実に持っていってはいけない」というスタンスである。しかし、金八先生が実在し理想議論を行ったとしても、問題を多く抱える現実社会の教員達よりはクラスを綺麗に纏められるだろうとも言われている為、先生としての評価は人それぞれである。
その他、物語としてリアリティーを出す為だけに行き過ぎた表現を使うことに疑問が呈されることもある(第5シリーズの兼末健次郎らの教師に対する校内暴力など)し、また、実際に起こったまたは起こりうる問題を取り扱うわりには何ら解決していないという批判(第6シリーズでは姉がレイプされ父親が殺人事件の犯人という成迫政則のエピソードが、鶴本直の性同一性障害の問題を比較的大きく扱ったために消化不良に陥っている点や、また第7シリーズでは丸山しゅうに大怪我を負わせたやくざについて、警察に報告する描写が見られないなど)もある。
以前に第4シリーズ途中から小山内自身が「理想のクラスを描きたかった」との思いから、それまで「問題の多いクラス」だったはずの3年B組の印象を変えた。しかし従来は受験期の喜怒哀楽を経て卒業式に至るまで次第に上昇していた視聴率が思ったほど伸びなかった(第1、第2シリーズとは異なり、卒業式前に大きなヤマ場がなかった)。このことが影響したのか第5シリーズから演出に加わった福澤克雄により、内容が次第にエスカレートしていく。更に第7シリーズ途中から自身の代役となった清水の脚本とのギャップ(後述)もあり、小山内自身も過剰な脚本、演出への疑問を投げかけている。その為、従来から小山内による綿密な情報収集でストーリーの輪郭を描くことに定評のあった本作品が、制作するTBS側によって小山内自身の考えている作品とは違うものに仕上がってしまうことになり、小山内とTBSとの間に溝が生まれることも懸念されている。なお週刊誌上でこの降板が事実上の「更迭」であった事が報じられている。
現在TBS側では2007年秋に第8シリーズを制作する方向で動いているとされるが、前作同様に清水の脚本になる可能性も高く、元々の原作者でもある小山内とTBSとの確執が更に広がる可能性も指摘されている。また新すぃ日本語に出演していた武田が金八先生のパロディー版に登場していたことも、小山内がTBSに対する不信感を募らせた一因でもあるとされ、前述の週刊誌上でも触れられている。但しこの不信感は出演した武田へのものではなく、このようなパロディー版を作ったTBS側へのものと考えられるだろう。現在のところこれに対するTBS側の表立った反論や出演者のコメントなどは寄せられていない。
[編集] 青少年の親などの評価
世代交代や価値観の変化もあり、初期と後年では異なる。
初期には、中学生の妊娠や非行などのシーン・エピソードなどを教育上悪いとする考え方と、青少年問題や問題行動の抑止に努めるよいドラマとする考え方があった。しかし、少なくとも青少年・児童層への視聴を推奨する動きは少なかった。
後年には親世代に旧作を見ていた世代が含まれるようになり、郷愁とともに親子で楽しみながら青少年問題や問題行動を考える見方が増えた。また、青少年・児童層への視聴を推奨する動きも見られるようになった。これには同時期の学園ドラマがより過激になり、そのような中でホームドラマ性の強い当作品はむしろマイルドに見えた面もある。
[編集] 青少年の評価
これも、世代交代や価値観の変化の影響があり、初期と後年では異なる。
初期(1979年~1980年代)には、メインとなる教師達、あるいはそれを演じる俳優らと青少年の年齢差が比較的小さく、また熱血教師が活躍する作品の多い時勢だったので、同作品は青少年が期待する理想の教師・教育像を提示したり青少年を感動させることも多かった。ただしメディア上の学校を扱った作品の多かった時代でもあり競合作品は多く、かつ金八の説教の多さや生徒たちの問題行動シーンの多さなどもあり、必ずしも当作品が最上位で好まれた訳ではなかった。また金八をこの時点で既に「おじさん」と思う青少年も多かった。
一方、後年(1990年代以降)については、「メインとなる教師達やそれを演じる俳優らと青少年の年齢差の拡大(初期には青年教師だった金八も40代~50代になった)」「当作品が盛んにパロディー・ギャグのネタとなったこと」「熱血教師を扱った作品の減少」などもあり、一般的には冷ややかに見られているとされる。
なお、金八的な教師に青少年が実際に関わる可能性を下げている理由の一つに、中学校の国語担当の教員(金八の担当科目)に女性が珍しくないこともある。女性の教員に金八的な熱血にあふれた言動をする人は少なく、むしろ柔らかい態度で教育したり生徒に接するものが多い。そのような女性の教員に直接的に金八的な要素を期待することは困難といえよう。しかし、中学校の国語担当の教員や担任教師など、金八と同じ役割の教員が女性などであっても、金八的な教師を期待していたのに幻滅する青少年は、これまであまりいないようである。
[編集] 各シリーズ・スペシャルの概要
ストーリーの主要部は、連続ドラマとして放送され、第1シリーズから第7シリーズまでの放送が完了している。このほか、連続ドラマの各シリーズ間に挿入される形で、単発もののスペシャルドラマが11作品放送されている。
ドラマで扱われるテーマには時勢も反映され、教育現場においての時代に応じた課題が扱われることも多い。
第1・第2シリーズは金曜20:00からの枠で放送され、日本テレビの「太陽にほえろ」やテレビ朝日の「ワールドプロレスリング」に挟まれ、この時間帯で苦戦していたTBSを救った。 第3シリーズの放送枠は月曜21:00から、第4シリーズから第6シリーズまでは木曜21:00からとなった。また、2004年10月から放送の第7シリーズは金曜22:00からとなっている。各シリーズは週1回で放送され、期間は原則2クール(6か月)だが、第3シリーズのみ1クール(3か月)となっている(放送時間の表記はすべて日本時間)。
[編集] 第1シリーズ
- 1979年10月~1980年3月の金曜20:00~20:54に放送。全23回。
- 平均視聴率は24.4% 最高視聴率は最終回の39.9%
- 主題歌:「贈る言葉」 - 作詞:武田鉄矢 作曲:千葉和臣 編曲:惣領泰則 歌:海援隊
- 演出:竹之下寛次・生野慈朗ほか
- 主な出演者:田原俊彦・近藤真彦・野村義男・鶴見辰吾・杉田かおる・三原順子・小林總美・藤島ジュリー景子
- 主なテーマ
- 概要
第1シリーズは、高度経済成長を終えた日本の教育を舞台とする作品である。坂本金八は、世田谷第一中学校から桜中学校に転任し、3年B組を担任することになった。 諸問題の解決に励む坂本金八だったが、優等生の浅井雪乃(杉田かおる)が妊娠していたことがわかる。 相手は同じ3年B組の宮沢保(鶴見辰吾)だった。また、浅井雪乃の家庭では兄の自殺という事件も起きていた。 このシリーズでは、浅井雪乃の妊娠について「十五歳の母」という副題で6回に渡って放送され、その中の「愛の授業」などで命の大切さが訴えられた。
- 重要生徒
- 浅井雪乃 - 杉田かおる
- 成績優秀で学級委員を務めるほどの優等生である。両親(父・正太:牟田悌三、母・秋子:野中マリ子)の関心は、もっぱら高校生の兄の洋一(田鍋友啓)の大学受験にのみ向いている。そのため、雪乃はずっと寂しい思いを続けてきた。唯一の安らぎは宮沢保と過ごす時間で、ふたりは将来結婚して牧場で暮らす約束をしていた。そんななか、彼女は学校や町内を騒がせる事態を引き起こしてしまう。
- 宮沢保 - 鶴見辰吾
- 真面目でおとなしい性格で成績も優秀。部活動をきっかけに交際を始めた浅井雪乃と愛を深めていくうちに、彼女の辛い家庭事情に心を痛め、将来の結婚の約束をする。浅井の問題がクラスに広まった時、不自然な素振りを見せる…。
[編集] 第2シリーズ
- 1980年10月~1981年3月の金曜20:00~20:54に放送。全25回。
- 平均視聴率は26.3% 最高視聴率は最終回の34.8%
- 主題歌:「人として」 - 作詞:武田鉄矢 作曲:千葉和臣・中牟田俊男 編曲:大村雅朗 歌:海援隊
- 演出:竹之下寛次・大岡進・生野慈朗ほか
- 挿入歌:「世情」- 作詞・作曲・歌:中島みゆき
- 主な出演者:直江喜一・沖田浩之・川上麻衣子・ひかる一平・伊藤つかさ・村野仁美
- 主なテーマ
- 概要
第2シリーズは、暴力によるいじめなどに焦点をあてた作品である。坂本金八は、あるとき思春期心身症で病院に入院している卒業生と再会し、衝撃を受ける。また3年B組では、松浦悟(沖田浩之)が学級で幅を利かせる中、不良少年の加藤優(直江喜一)が転入学して学級の状況は予断を許さなくなる。このシリーズでは、放送当時に教育現場で問題となった、生徒のストレスなどを原因とする校内暴力を初めとする問題に視点をあて、当時のシビアな世相が描かれた。第24回で加藤が友人数名と転校前の中学校に殴りこみ、過去の非を校長に詫びさせたあと、学校側の通報で駆けつけた警視庁の機動隊隊員に取り押さえられて連行されるシーンはショッキングでテレビドラマの名シーンとして今なお評価が高い。
- 補足
第2シリーズのみ足立区では撮影されていない部分がある。桜中学、荒谷二中は葛飾区の小学校にて撮影された。高校の合格発表は、『キャプテン翼』の作者として有名な高橋陽一の母校である都立南葛飾高校にて撮影された。
武田鉄矢が後年語ったところでは、『101回目のプロポーズ』のスタッフの大半が本シリーズのファンであるという。本シリーズのクライマックスともいえる、校内暴力への警察力投入、生徒への手錠の装着、署への連行と、そこに流れる中島みゆきの『世情』のシーンが最良である、と当該スタッフと飲むと必ず言われるとのことであった。
また、このシーンのパロディが、関西の人気番組「探偵!ナイトスクープ」で使われたことがある。
- 重要生徒
- 加藤優(まさる) - 直江喜一
- 荒谷二中から桜中学校の金八が担任する3年B組に転入してきた生徒。転校早々、松浦悟と殴り合いの喧嘩をし、クラスを騒動させる。事業に失敗した父がサラ金からの莫大な借金を残したまま蒸発してから、母・正枝(千之赫子)と共に暴力団からの過酷な取立てに痛め付けられながら、アルバイトをして辛うじて家計を支える日々を過ごしている。
- 松浦悟 - 沖田浩之
- 父・恭介(田中明夫)の浮気が原因の母・佐知子(津々井和枝)の家出、離婚後に妊娠した愛人を義母として家に迎え入れたこと、家事を義母任せにする父の無関心で、グレていた。加藤優が転校してきた時、足を掛けて騒動を起こすが、後に加藤と親しくなってゆく。
[編集] 第3シリーズ
- 1988年10月~1988年12月の月曜21:00~21:54に放送。全12回。
- 平均視聴率は23.1% 最高視聴率は初回の27.3%
- 主題歌:「声援」 - 作詞:武田鉄矢 作曲:中牟田俊男 編曲:瀬尾一三 歌:武田鉄矢
- 演出:生野慈朗・竹之下寛次・加藤浩丈
- 主な出演者:萩原聖人・佐藤忠信・長野博・森且行・菊池健一郎・岸雅・浦明子・宮島依里・市丸和代・飯塚園子
- 主なテーマ
- 概要
第3シリーズは、物語の舞台を桜中学校から松ヶ崎中学校に移した作品である。坂本金八は、そこで生徒の生活の不健康さを目にする。生徒はそれぞれ家庭環境、食生活、いじめなどの問題を抱え、価値観の定まらない環境に身を置かれていた。 水野君恵(岸雅)は前の学校でいじめに遭い転校してきたが、クラスに溶け込めず保健室登校を続けていた。そして家庭環境に問題がある山田裕子(浦明子)は父子家庭だが父親がろくに働かないために居酒屋でアルバイトをして生活費を稼いでいた。このシリーズでは、心身ともに健康であることの大切さが説かれ、現代社会の影の部分についての問いを投げかけるとともに心温まる話が多かった。
第2シリーズ終了後、視聴者の声に応え、年1回、単発スペシャルが制作されてきた。7年ぶりのシリーズ作品となった本作であるが、放送回数は、武田などキャストの都合で1クール(3か月)の本編と1989年3月29日放映の「卒業スペシャル」を合わせて12回(本編)+1回(スペシャル)であり、ほかのシリーズに比べて少なかった。桜中学が舞台ではない、短期間である、ソフト化されていない等、他のシリーズに比べて異彩を放っている。また、シリーズで唯一番組タイトルに「3年B組金八先生3」とシリーズを示す数字がついている。
- 補足
このシリーズのみ主題歌が海援隊ではなくて武田鉄矢ソロで歌っている。また、このシリーズのみDVD化されていない。これは、生徒役で出演していた森且行がSMAPを脱退した後、殆どの出演番組が放映されていないこととも関係あると思われる。浅野忠信デビュー作。萩原聖人、V6の長野博も出演。 松ヶ崎中学校教職員は、以下の通り。
- 坂本金八(国語) - 武田鉄矢
- 杉山泰三(校長) - 内藤武敏(第3シリーズ、スペシャル7)
- 山津茂(教頭) - 橋爪功
- 寺尾純子(社会) - 岡本舞
- 田原麻知(数学) - 室井滋
- 石田久志(理科) - 岩下浩(第3シリーズ、スペシャル7)
- 屋敷(理科) - 沼田爆(スペシャル8)
- 真野明(英語) - 石黒賢
- 村井剛(保健体育) - 白石貴網
- 青山(教員) - 鷲尾真知子
- 三上良子(養護教諭、後にひかり定時制高校の養護教諭) - 樫山文枝(第6シリーズにも登場)
- 重要生徒
- 山田裕子 - 浦明子
- 言葉づかいが乱暴で生意気な性格。家庭では、地道に働いていた工場でリストラに遭って、競馬と酒に溺れた父(前田吟)に愛想を尽かした母(立石涼子)が家出をし、飲んだくれの父と二人暮し。ろくに働かないために生活費を作るために年齢を偽って、飲み屋でバイトをしている。
- 水野君恵 - 岸雅
- 松ヶ崎中学校の金八が担任するクラスに転校してきた女の子。前の学校でいじめを受け、クラスに馴染めず保健室登校を続ける。
[編集] 第4シリーズ
- 1995年10月~1996年3月の木曜21:00~21:54に放送。全23回。
- 平均視聴率は19.2% 最高視聴率は第11回の23.5%
- 主題歌:「スタートライン」 - 作詞:武田鉄矢 作曲:千葉和臣 編曲:若草恵 歌:海援隊
- 演出:生野慈朗・竹之下寛次ほか
- 主な出演者:小嶺麗奈・松下恵・橋本光成・藤田瞳子・渡辺卓
- 主なテーマ
- 概要
第4シリーズは、前のシリーズから7年ぶりに制作された作品である。(スペシャル版も1990年を最後に中断していたので同作品自体約5年ぶりのブランクを経ての再登場である。)坂本金八は、再び桜中学校に戻り、3年B組の担任を務める。金八は生徒たちと接するもその反応はつれなく、時代による子どもたちの変化を感じる。3年B組のクラスでは桜木伸也がいじめに遭っていた。金八は、いじめのむごさを伝える。しかし、学級内にはいじめが横行してしまい、かつて受け持った宮沢(旧姓:浅井)雪乃と宮沢保の子ども宮沢歩もいじめに遭ってしまい、不登校の生徒も出てしまう。金八は、家庭内の不和によって心がすさんでいた広島美香(小嶺麗奈)が、周囲を攻撃して鬱憤(うっぷん)を晴らしていたことに気づく。 このシリーズでは、第1シリーズで放送された「十五歳の母」について再考も兼ねて、「十五歳の母と父」という副題の編が放送され話題となった。
- 補足
実際に第1シリーズが放映された年に生まれた子供は、第4シリーズ当時、16歳になっている。しかし、実際の時間経過とは誤差が出ることを承知の上で、宮沢歩には、15歳という年齢設定が与えられた。また、金八の長男幸作も、本来ならば小学6年生なのだが、1学年ずれて小学5年生の設定になっている。また、このシリ-ズから桜中学の女子の制服がモデルチェンジになった。
- 重要生徒
- 広島美香 - 小嶺麗奈
- 意地悪な優等生。取り巻きを引き連れて、クラスメイトに嫌がらせをする。女生徒ながらクラスのボス的存在で、男子も逆らえない雰囲気を持つが、教師の前では猫をかぶっている。常に自分がクラスの中心で1番でないと気の済まない女子。紀美や歩などクラスメートに嫌がらせをするだけでなく、担任の娘である下級生の乙女にも恫喝を行うなどの行動をとっている。父・洋一郎(春延朋也→須永慶)と母・沙耶(寺田路恵)、両者とも会社経営者であり、父は職場の女と浮気、母はバブル景気の煽りで失敗した事業に翻弄、社会人の兄・勇(金子賢)が家の金を勝手に持ち出して毎日遊ぶといった家庭の問題を抱え込んでおり、家庭問題のこと誰にも相談できずで自分を思いつめている。
- 宮沢歩 - 橋本光成
- パート1のエピソード「十五歳の母」で雪乃が産んだ子。誕生のいきさつが校内・地元でも有名なため、それで揶揄されることも多い。そのため両親や金八を嫌い、暗くふさぎこんだ性格をしている。美香たちによって幼馴染の紀美との仲も同じように冷やかされるため、いっそう孤立している。
- 蓑田紀美 - 藤田瞳子
- 歩の幼馴染。美香たちのいじめにあって不登校になる。歩にだけは心を開いている。
[編集] 第5シリーズ
- 1999年10月~2000年3月の木曜21:00~21:54に放送。全23回。
- 平均視聴率は18.5% 最高視聴率は最終回の23.6%
- 主題歌:「新しい人へ」 - 作詞:武田鉄矢 作曲:千葉和臣 編曲:原田末秋 歌:海援隊
- 演出:福澤克雄、鈴木早苗ほか
- 主な出演者:風間俊介・岡あゆみ・亀梨和也・金田美香・倉沢桃子・須藤公一・田島令子・秋野太作・柴俊夫
- 主なテーマ
- 概要
第5シリーズでは、桜中学校に老人デイサービスセンターが併設された。生徒指導主事(生活指導主任)として学級担任から外れていた坂本金八はその準備に追われていたが、そんな中、3年B組担任の中野明(ラサール石井)が、兼末健次郎(風間俊介)を中心とする生徒達から、学級内で暴行を受ける。 そこで急遽、金八が3年B組の担任代行をする事になったが、生徒たちにはまとまりがなく、学級崩壊しかかっていた。金八は中野に暴力を振るうように他生徒、深川明彦(亀梨和也)、塩沢好太(森雄介)らに指示した健次郎の悪事に薄々気づき始めるが、 金八は、そんな3年B組を立て直してゆく。 また、健次郎は家に引きこもりで暴力を振るう大学生の兄・雄一郎(須藤公一)がいて心が病んでいた。このシリーズでは、優等生の仮面をかぶりつつも卑劣な行いを繰り返す兼末健次郎について、激動的な物語が展開された。
- 補足
当初、中野先生は、平田満が演じる予定だったが、撮影直前に交通事故に遭った為、ラサールに交代した。なお、平田はその後第7シリーズで家庭裁判所の調停委員を演じる事になる。
- 重要生徒
- 前シリーズの広島美香に陰険さが加わったような生徒。意地悪で狡賢い。成績優秀で優等生の仮面をかぶりつつ、前担任教師に塩沢好太、深川明彦ら仲間4人と共に集団暴力を起こしたりと卑劣な行いを繰り返す。仕事にかこつけて家族を顧みない父・栄三郎(秋野太作)や、過保護で過干渉の母・麻美(田島令子)に呆れており、さらには家庭内暴力を振るう引きこもりの大学生の兄・雄一郎(須藤公一)との関係や、スキー事故で姉・裕美(小西真奈美)を失った喪失感など、前述の二面性や問題行動は、こうした家庭の問題が原因で深刻に心を病んでいる事からくる。花子先生(小西美帆)に姉の姿を投影させており、好意を寄せている。金八の息子の幸作、安井ちはる(岡あゆみ)とは幼馴染。第6シリーズ以降も度々出演。
[編集] 第6シリーズ
- 2001年10月~2002年3月の木曜21:00~21:54に放送。全23回。
- 平均視聴率は17.2% 最高視聴率は最終回の20.1%
- 主題歌:「まっすぐの唄」 - 作詞:武田鉄矢 作曲:中牟田俊男 編曲:原田末秋 歌:海援隊
- 演出:福澤克雄、三城真一、加藤新、生野慈朗
- 主な出演者:斉藤祥太・上戸彩・東新良和・本仮屋ユイカ・辻本祐樹・佐藤めぐみ・加藤成亮・中尾明慶・増田貴久
- 主なテーマ
- 性同一性障害 『鶴本直』
- 性的指向 『同性愛と異性愛』
- 権力(報道と人権) 『直と政則』
- 殺人事件 - 犯罪者と残された家族『ボクの心の闇は深い』
- 不登校
- 悪性リンパ腫
- フリースクール
- 薬物依存
- 家庭内暴力
- 携帯電話の社会問題(出会い系サイト)
- 幼児虐待
- 概要
第6シリーズでは、新たに性同一性障害などが扱われた作品である。 ある日、3年B組に鶴本直(上戸彩)と成迫政則(東新良和)が転入学してくるが、2人はそれぞれの問題を抱えていた。鶴本直は、自分の身体が女であっても精神的には男である性同一性障害という悩みを、成迫政則は、父が殺人罪で服役しているという悩みがあった。また坂本金八の息子・幸作(佐野泰臣)も悪性リンパ腫を患って入院し、金八は追い込まれてゆく。また、直や政則以外にも今井儀、信太宏文、木村美紀、江藤直美、北村光宏、笠井美由紀など家庭や自分自身に問題を抱える生徒が多かった。このシリーズでは、性や命について、子どもの自分自身に対する葛藤(かっとう)を通じて、それまでのシリーズとは異なる視点で新たに描かれた。ドラマではラストはソーラン節だが、小説では阿波踊りだった(テレビでは学校で阿波踊りをした後(この部分の映像は無い)、金八と別れた生徒たちが着替え、川原で金八を待ち伏せてソーラン節を踊った、という形)。
- 重要生徒
- 鶴本直 - 上戸彩
- 10月に桜中学校3年B組に転校してきた生徒。昔、2人の子供を流産してしまった母・成美(りりィ)と後継ぎの欲しかった父の祐介(藤岡弘、)の希望で、ホルモン投与の末に誕生した子供。通常よりも長い、山田麗子(第1シリーズ3B。配役は三原じゅん子)のような83cmの長さのロングスカートの制服姿。周囲との人間関係が悪くなると転校を繰り返し、自分の身体が女であっても自分が女に思えない性同一性障害という悩みを持っている。胸に無数の傷あと、男性用の下着をはき、胸にはさらしを巻いている。クラスメートとはいつも殴り合いのトラブルを起こして、クラスから孤立している。性差別のないオランダへの留学を希望しているが・・・・
- 高校教師である父の政之(佐戸井けん太)、姉・登美子(上原千夏子)、祖母の菊乃(志賀眞津子)に囲まれ、幸せに過ごしていたが、高校生の姉が強姦殺人事件に巻き込まれ、高校教師の父親が原因を作った教え子・友田勉(大山恭平)を刺殺してしまい、それによる父の服役、毎日のように続くマスコミの総攻撃、週刊誌のバッシング、事件のショックによる祖母の痴呆の発症等で、とんでもない程の深いショックを受けていた。3度目の転校で鶴本直と同じ日に静岡県から桜中3年B組に転校してきた。かつての父の職場仲間の一人であり、元桜中学の家庭科教諭、池内友子(吉行和子)の家に預けられることになり、池内家に住むようになる。赤嶺繭子(佐藤めぐみ)に亡くなった姉の面影を感じているが…。
- 補足
- 通例では、その後の物語をスペシャルで描かれるのだが、このシリーズに関しては第7シリーズの新年スペシャル(11話)「鶴本直・決断の旅立ち」として放送された。事実上、この話が第6シリーズのスペシャルといえる。
[編集] 第7シリーズ
- 2004年10月~2005年3月の金曜22:00~22:54に放送。全22回。
- 平均視聴率は14.5% 最高視聴率は最終回の19.2%
- 主題歌:「初恋のいた場所」 - 作詞:武田鉄矢 作曲:千葉和臣 編曲:若草恵 歌:海援隊
- 挿入歌:「私をたどる物語」 - 作詞:武田鉄矢 作曲:熊木杏里 編曲:吉俣良 歌:熊木杏里
- 演出:福澤克雄、三城真一、加藤新、生野慈朗
- 主な出演者:八乙女光・鮎川太陽・濱田岳・黒川智花・岩田さゆり・福田沙紀・薮宏太・石田未来・上脇結友・冨浦智嗣・寺島咲
- 主なテーマ
- 薬物依存(地域の麻薬蔓延) 『悪魔のささやき、しゅうに迫る悪魔の影』
- 発達障害、障害者との共生
- 児童虐待
- 性教育のあり方
- 授業妨害、
- 命の大切さ(自殺) 『涙の授業』
- ゆとり教育の影響(学力低下、上下関係と敬語の崩壊など)
- 依存症
- 学校給食問題
- 概要
- 第7シリーズでは、都内の麻薬蔓延をテーマとして描かれた作品である。2004年3月、教育委員会に勤務する坂本金八(武田鉄矢)は、小林(旧姓渡辺)花子先生(小西美帆)の急な産休により桜中学2年B組の代理教諭に任じられ、久しぶりに復帰する。金八は、花子の育児ノイローゼによる産休の延長で、持ち上がった3年B組を年度いっぱいまで担任することとなった。坂本家では、乙女は大学4年生となり、養護実習・介護等の体験を行っていて、一方幸作は大学受験に失敗して浪人生であった。10月になると、発達障害を抱えた転校生・飯島弥生(岩田さゆり)が3年B組に加わる。一方、坂本金八が受け持つ3年B組の生徒、丸山しゅう(八乙女光)は、家で薬物に手を出して暴力団に追われている父・栄輔(うじきつよし)がいて、また母・光代(萩尾みどり)から家庭内暴力を受けているという問題を抱えていた。本作の最後でも、河原で生徒たちによる(少々特殊な形を交えた)ソーラン節が披露されている。
- なお余談だがこのシリーズから(?)卒業式の式次第に国歌斉唱が追加されているが、そのシーンは存在しない。
- 補足
- このシリーズの最終回「25年目の贈る言葉 3年B組金八先生~涙の卒業スペシャル(2005年3月25日)」は、当初3時間枠で放送される予定(21:00~24:00)だったが、ワールドカップサッカーアジア地区最終予選・イランVS日本(日本時間22:35キックオフ)の試合と時間的に重複するため、予定を急遽変更して18:55~22:48の時間帯で、番組初となる4時間スペシャルという試みを行うことになった。最初の1時間はこれまでの総集編と過去の出演者や金八ファンへのインタビューで、後3時間はドラマを放送した。よって「金曜8時」からドラマがスタートし、ドラマ初期原点に戻ることになった。ところが4時間SPになることが正式発表する前に、番組掲示板内でネタバレしていた。その後その書き込みは削除された。
- また、今シリーズの途中、第1シリーズから脚本を勤めてきた小山内美江子が病気で降板、清水有生に交代した。これにより金八の生徒への言葉がなくなったり大きく脚本が変わり、ファンの間では根強い抵抗がある。余談ながら、このシリーズで丸山しゅうと共に物語の中心人物となる重要キャラクターの稲葉舞子(黒川智花)と狩野伸太郎(濱田岳)や小塚崇史(鮎川太陽)は何故か作品中で一度も会話を交わすことなく最終回を迎えている。
- 2005年1月7日に放送されたスペシャル「鶴本直・決断の旅立ち」は事実上、第6シリーズのスペシャルであった。別シリーズのエピソードを(別シリーズの生徒が登場するというケースは見られるが)主体としたものが放送するのは、例がなく非常に珍しいスペシャルであった。ちなみに、金八ではシリーズごとに最低1回は、「スペシャル」が放送されているが、第6シリーズだけはなかったため、第7シリーズの中で放送するという措置をとったのだと思われる。
- 第2シリーズ以来となる挿入歌の起用が話題となった。その熊木杏里の歌う「私をたどる物語」は、もともと武田鉄矢の楽曲として番組に起用する予定であったが、熊木の仮歌を武田と番組スタッフが非常に気に入ったため、そのまま熊木が歌うことになったという。
- 重要生徒
- おとなしく、真面目な生徒。クラスでは無口で孤立している。会社経営者の父の栄輔と2番目の母親の光代と一緒に幸せに暮らしていたが、ある日父が知人の借金の保証人となったことが原因の会社の倒産後、借金返済のため新しく運送業の仕事を見つけるが過労と睡眠不足に付け込んだヤクザから唆されて覚醒剤に手を染めてしまい、代金後払いの約束で組事務所から覚醒剤を持ち出した後、交通事故を起こして下半身不随になり寝たきりの状態になってしまった。引越し後、家計が苦しく父の介護に疲れた母から虐待を受けており、父親の行方を探しているヤクザに追いかけられているという苦しい毎日を過ごしていた。後に金八先生シリーズでの前代未聞の問題を起こしてしまう…。なお彼の父親はスペシャル11にて、2005年6月に医療刑務所で亡くなっていたことがわかった。
[編集] スペシャル
1「贈る言葉」
- 概要
- このスぺシャルでは坂本金八は担任を持たず。この時の3年B組担任は貫八先生か。
- 物語は2年前に卒業した教え子たちの同窓会の話から始まる。3B卒業生の一人が「自衛官になる」と金八ら教員に告げると、それに驚いた彼らはなんとかそれを思いとどまらせようとする。たとえば、金八は「人殺しになるな」と言い、3B同窓会で日本国憲法の各条文を一人ずつ指名して読ませ、意図的に第9条をその生徒に読ませている。そして最後に、金八から卒業生へ「贈る言葉」が話される。
- これはあくまでもドラマ内での設定だが、卒業生一人のこの選択に金八をはじめ桜中学の校長までが目くじらを立てて反対するというストーリーに違和感が感じられよう。また、当時の自衛隊に対する世間(あるいは教員)の感覚を反映してはいるものの、現代の感覚からすれば職業差別の放送内容と評価されるだろう。演じた武田鉄矢もその内容に疑問を呈する発言を、自身のラジオ番組(TBSラジオ「日産ミッドナイトステーション『人生真ん中あたり』」)で述べている。
2「イレ墨をした教え子」
- 重要生徒
- 岩沼幸一郎 - 片桐貴代司
- 金八の長女、乙女(大路明日香)が腸重積で病院に運び込まれた。ところが、乙女の血液型はRHマイナスのAB型で、特殊な血液型だった。そのことを聞きつけた3Bの卒業生、椎野一(ひかる一平)らが岩沼幸一郎が乙女と同じ血液だったことを思い出し、彼らは岩沼を呼び、岩沼はある夜、病院に駆けつけたが…。
3「小さな嘘」
- 概要
- ※このスぺシャルでは坂本金八は1年B組担任
- 重要生徒
- 池内一郎 - 木村雄
- 池内友子(元桜中学家庭科教師)の息子。桜中学校の1年生で金八の生徒。安恵美智子の母親(岩本多代)のバイク事故を目撃し、金八に話す。第4シリーズでは、桜小学校の先生になった。
- 安恵美智子 - 小林聡美
- 大学生。金八の教え子。
- 梶浦裕二 - 野村義男
- 江崎花代 - 小室和代
4「イジメられっ子金八先生」
- 概要
- ※このスぺシャルでは金八先生は2年B組担任
- 重要生徒
- 市田正 - 斉藤喜之
- 金八が受け持つ2年B組の生徒。イジメが原因で不登校に。しかし、仕事の関係で自宅兼用の鉄工所に来た加藤優の尽力で、学校に復帰するが・・・・
- 中井正敏 - 岡本健一
- いじめグループのリーダー。正と大輔をいじめる。
- 山本大輔 - 竹内章祝
- 第2シリーズの金八生徒、山本まどか(福家美峰)の弟。正と仲が良い。
- 北沢由美子 - 斉藤あや子
- 中井正敏のグループからのイジメを受ける一人。
5「先生の暴力・生徒の暴力」
- 重要生徒
- 佐藤幸二 - 河合康史
- 桜中学校3年生の陸上部員。清が力を入れている都の大会で優勝した短距離ランナーの有望選手。日野武をしごいた張本人。実は、金八の教え子の第2シリーズ3B女子生徒の佐藤マキの弟。
- 日野武 - 花井直孝
- 2年生。陸上部に所属する、幸二の後輩。幸二のしごきにあって大ケガをしてしまう。
- 星野清 - 近藤真彦
- 金八の元教え子。大学4年生で、陸上部で活躍していた。清は2年後のオリンピックを目指すほどの実力で、各企業から引っ張りだこに合っていた。だが、彼には就職よりも先に叶えたい夢があった。それは、コーチを引き受けている母校、桜中学校の陸上部を全国大会で優勝させることだった…。
6「新・十五歳の母」
- 重要生徒
- 川野君子 - 小川範子
- 青森県から4月に桜中学校に転校してきた、金八が受け持つ3年B組の生徒。妊娠4か月に入っているという問題を抱えていた。君子は友達がいなくて、金八にも心を開いて話すこともない。君子は父親・康造(前田吟)に妊娠の事実を知られる事を恐れていたが…。
- 西野雄也 - 江川芳文
- 困っている君子にいろいろと手助けをする。開栄高校へ行っている兄・健一(中村久光)に問題がある。
7「第3シリーズ卒業スペシャル」
- 重要生徒
- 三浦泰久 - 宝田慎一
- 第3シリーズに登場した生徒。高校受験に失敗し、行く高校が無くて頭を悩ます。都立高校の2次試験を受験するが…。
8「卒業アルバム」
- 重要生徒
- 高村伸之 - 岡田秀樹
- 学級委員で成績優秀。突然、長ランの姿で登校し、他の教師たちに校門前で追い返されてしまい、不登校になる。
- 葉山仁史 - 長崎真純
9「子供を救え!大人達よ立ち上がれ」
- 概要
- ※このスぺシャルでは坂本金八は2年B組担任
- 重要生徒
- 佐藤賢治 - 反田孝幸
- 第4シリーズの3Bの男子学級委員であり、高校2年生になった金八の教え子。酒を飲んだ母親の珠子(二木てるみ)が暴れているので助けに来て欲しいと金八に電話をして求める。賢治の父親の会社が倒産し、そのことで両親は口論が絶えず、母親は酒に溺れるようになったという。
- 室岡美佳子 - (浅井美歌)
10「お前死んだらオレ泣くぞ・3B一年ぶり大集合」
- 概要
- ※このスぺシャルでは坂本金八は学級担任を持たず、このシリーズの3年B組担任は遠藤達也
坂本金八と元3Bの生徒たちが大西先生(織本順吉)の一周忌の法要に集まった。欠席していた生徒を許せず、塩沢好太(森雄介)を連れ、欠席した同級生の家に向かった。欠席者の1人、室岡美佳子(浅井美歌)の家の呼鈴を鳴らすのだが、美佳子はいない。わめき散らす力也達。だが、近所の女性が不審気に見つめていた。近所の女性らから空き巣に間違われ…。
- 重要生徒
- 入船力也 - 西原幸男
- 鈴木サオリ - 佐々木恵理
- サオリは、進学した潮田高校でいじめにあっていた。
11「未来へつなげ 3B友情のタスキ」
- 概要
- 2005年12月、旧3Bたちは少年院から丸山しゅう(八乙女光)が出所していると聞き、彼のために改めて卒業式をしようと計画していた。量太(千代将太)、博明(府金重哉)、伸太郎(濱田岳)達は詳細を聞くためにしゅうの実家を訪れるが、既に引越した後で家には誰もいない。心配した生徒達はその足で桜中学の金八(武田鉄矢)を訪ね、説明を求める。金八は旧3Bを集めるよう指示したが、集まった生徒の中に康二郎(薮宏太)の姿はなかった。康二郎は所属する高校の教師に濡れ衣を着せられて高校を強制退学になっていた。その頃、しゅうは新聞配達所で働いていた。そこには同じく薬物依存から立ち直った達夫(宮田大三)という先輩がおり、働きながら勉強を続けるしゅうをかわいがっていた。しかし、しゅうはドラッグに再び手を出してしまうかもしれないという恐怖に苛まれていた…。
- 重要生徒
[編集] キャスト
[編集] 坂本家
- 坂本金八(武田鉄矢)
- 中学校の教員で、教科は国語を担当。愛称は「きんぱっつぁん」(実際に頻繁に呼ばれていたのは第1、第2シリーズで第5シリーズ以降は普通に「金八先生」か「坂本先生」と呼ばれることがほとんどである)。坂本龍馬を尊敬している。
- 世田谷第一中学校→桜中学校→松ヶ崎中学校→文部省教材研究課(研修)→桜中学校→区教育委員会事務局改革推進課→桜中学校の順で勤務する。このうちドラマでは、桜中学校と松ヶ崎中学校を舞台としており、3年B組を担任している(3年B組以外のドラマの中では「1年B組」、「2年B組」などB組を中心に担任している模様)。第1, 2シリーズでは独身であったが、スペシャル1では桜中学校の養護教諭だった天路里美(愛称「アマゾネス」)と結婚しており、長女・乙女(おとめ)、長男・幸作(こうさく)の順に2人の子供をもうける。のちに(第4シリーズ前の設定)に妻・里美に先立たれ、子供達と3人で暮らす。
- 坂本金八は左翼思想だが、これはあくまで脚本家の小山内美江子の設定である(本来の武田は九州男児ならではの父権主義的な保守思想で「自民党と巨人軍の悪口を言う日本人は信用しない」と公言する)。
- 金八は教職員組合(日教組か)の組合員のようである。第2シリーズで我が子の成績を過小評価されていると思い込んだ保護者が学校を訪れ成績資料を開示するよう求めてきた際、どの教員も拒否したのに対し、金八が以前参加した「教研」(教育研究全国集会:日教組の研究集会)で類似の実践発表があったことを話し、成績の開示を勧めている場面がある。
- 金八が「学生時代柔道をしていた」と言うのは事実であり、武田は後の五輪メダリストと対戦した事もあるという。
- 教育現場のいじめ問題について、金八はロールプレイング授業を通じていじめられっ子の立場や心理を理解させようとする進歩的な取り組みがあったが、この方法論は本来の武田の持つ哲学とは乖離しているといえる。彼の作詞した「贈る言葉」には「やさしさ」を求める風潮への批判めいた歌詞があり、最近の発言でも「いじめる奴にどんなに説教しても変わらない。大事なのはいじめられている奴を鍛えること」と述べている。
- 武田は実際に福岡教育大学教育学部に在学していた経歴を持ち、中退している(実際には除籍)ものの教育実習を行った経験を有している。
- 坂本乙女(金八の長女)(大路明日香:スペシャル2,3→江口美穂:スペシャル4~6, 8, 第3シリーズ→星野真里:第4シリーズ以降、ただし第4シリーズは「星野真理」)
- 金八の教え子の杉山修一や同僚の遠藤先生が乙女に一目惚れしている。なお、「乙女」の名は坂本龍馬の姉坂本乙女から取られた。
- 坂本幸作(金八の長男)(江口雄大:スペシャル4~6・8、第3シリーズ→佐野泰臣:第4シリーズ以降)
- 第5シリーズで中学三年。3Bの主要キャラである兼末健次郎の親友。第6シリーズでは母と同じく悪性リンパ腫を発症するが、見事克服する。
- 天路(坂本)里美(養護教諭・金八の妻→故人)(倍賞美津子)
- 独身時代は苗字をもじって「アマゾネス」と生徒から恐れられる、男勝りの保健室の先生。第2シリーズとスペシャル1の間に金八と結婚退職、専業主婦となる。スペシャル1の時には乙女を、スペシャル2のときには幸作を身ごもっていた。スペシャル8と第4シリーズの間に病死。結婚、死去のシーンともに設定のみでストーリー中は描かれていない。
[編集] 地域
- 大森巡査(鈴木正幸)
- 道政利行(スーパーさくら経営) - 山木正義
- 道政明子(スーパーさくら経営、旧姓大川、第2シリーズ卒業生で元看護婦) - 大川明子(生徒名をそのまま芸名にしている)
- 道政太郎(道政夫妻の長男) - 田中雄土
- 安井(安井病院の院長、安井ちはるの父) - 柴俊夫
- 池内シカ(池内友子の母・故人) - 都家かつ江(第1シリーズ)、千石規子(第2シリーズ)
- 池内一郎(池内友子の息子、桜小学校教師) - 木村雄
- 老人デイサービスセンター
- 田中センター長(老人デイサービスセンター) - 堀内正美
- 小椋英子→乾英子(老人デイサービスセンター主任、桜中学校数学教員の乾友彦の妻) - 原日出子
- 高橋良雄(老人デイサービスセンター介護福祉士) - 山田アキラ
- 小野寺エイ(小野寺良輔の祖母) - 宮内順子
- 養護学校
- 青木圭吾(養護学校教員) - 加藤隆之
- 宮島通泰(養護学校教員) - 福田賢二
[編集] 桜中学校教職員
- 現職教員(第7シリーズ)
- 坂本金八(国語) - 武田鉄矢
- 坂本家を参照。
- 初期のシリーズではクールな性格で、数学の苦手な生徒を「ピーマン」呼ばわりしたり、残業を嫌って早々に帰ったりするなど、金八と度々衝突し生徒とのトラブルも絶えず、第二シリーズまでは体罰教師に賛同するなど、事あるごとに金八と敵対する立場であったが、今では金八の一番の理解者で金八と共に生涯一担任として過ごす決意(丸山しゅうの問題で辞表を提出する金八を必死に説得した)第5シリーズ終了後、デイケアセンター主任の小椋英子と結婚。何度か桜中学を離れている金八に対し、彼は第1シリーズからずっと桜中学の在籍である。ちなみに25年以上も同じ公立中学に在籍するということは現実では決してありえない。苗字の『乾』は板垣退助の旧姓。坂本とともに幕末の土佐藩士の姓をとっているところが面白い。あだ名は、「カンカン」。初期シリーズではこれは陰口の類だったが、第6シリーズでは「結構気に入っている」と千田に対して語ってもいる。第5シリーズから一貫して3年A組担任。
- 職員室のムードメーカー。生徒の間では「北風小僧」「カン太郎」と呼ばれている。現実主義で金八の大胆なやり方に苦言を呈しながらも、影ではその教育手腕を認めていて、時には熱い言動で金八を擁護する事も。娘がおり、第5シリーズでは彼女が気になって授業がおろそかになってしまったことも。第6シリーズ終盤では校長の目を気にして、他の教職員の金八追放反対運動に同調できない事を涙ながらに金八に詫びる場面も。第5シリーズ後から管理職試験を受け教頭を目指す。未だに昇進できないが、第7シリーズの校長不在時には「教頭代理」を自認して、口を出す事が多くなった。第4シリーズから一貫して3年C組担任。
- 国井美代子(理科、のちに教頭) - 茅島成美(第1~2、4~7シリーズ、スペシャル1~6)
- 当初のシリーズでは生真面目すぎる性格とヒステリックな言動で、乾先生と同様に生徒とのトラブルも多かった。今では管理職という立場から口うるさく言う事も多いが、以前よりは容姿も含めて多少丸くなり、長い付き合いの金八の手腕を高く買っていて信頼を寄せている。千田校長時代は、校長と教職員との対立の板挟みに遭い悩む姿が多かった。定年間近だが校長昇進の夢がまだ諦めきれない。
- 乾先生同様、25年間桜中学勤務。
- 登場当初は無気力教師だったが、文化祭のソーラン節指導をきっかけに暴走気味の熱血教師に変貌。今では本屋への出向や夜回り隊など校外で活動的に動く。空手部顧問であり、「ブルースリー」とよばれることもある。単純でけんかっ早い性格。坂本乙女が好きで、坂本家によく入り浸り、最近では金八のことを「お義父さん」と呼んでいる。
- バイクで登校する熱血教師。通称「GTO」「ギリ様」。女生徒に人気。
- 文化祭と卒業式のみの出演。第4シリーズでは、熱血の生徒指導を展開。演じている城之内ミサは劇中BGMの作曲もしている。
- 第5シリーズでは生徒に人気の新任教師。好きな色は白で、毎日白い服を着ている。第6シリーズでは2年A組担任、終了後に非常勤講師・小林昌義と結婚。第7シリーズでは、2年B組(後の3年B組)を受け持つが学級崩壊の状態で金八に受け渡し産休・育児休暇に入り、シリーズ後半で復帰。
- 優しくサバサバした性格で生徒からの信頼も厚い。金八のよき理解者で相談に乗る事も多く、様々な問題に金八と二人三脚で立ち向かう。保健に関する特別授業(時に「過激な性教育」)を行うこともある。復活した「愛の授業」では、初体験の話を生徒に聞かせた。
- シルビア・マンデラ(Assistant English Teacher: 英語実習助手) - マリエム・マサリ (第7シリーズ、スペシャル11)
- 元教職員
- 服部肇(社会) - 上條恒彦 (第1~2、4~7シリーズ、スペシャル1~2、9~10)
- 第5シリーズ以降も公立フリースクール「風」園長として出演。初期のシリーズから、問題に体当たりでぶつかる金八の教育への情熱を認め、先輩教師として暖かく見守り、今でも金八の良き相談相手。第1シリーズでは3年A組担任で学年主任。
- 左右田(英語) - 財津一郎 (第1シリーズ、スペシャル9)
第1シリーズで3年C組の教師をつとめる。何事にも大袈裟で奇声を発するなど桜中学のボケ教員役。
- 上林(英語) - 川津祐介 (第2シリーズ、スペシャル2)
- 第2シリーズの3年A組担任で学年主任。物静かで筋の通った人物。かつて荒谷二中で教鞭をとっていた経験があり、当時受け持っていた不良たちからも信望があり、加藤優の問題には卒業生とのパイプ役となるなど金八と共に奔走する。
- 岩崎恵(英語) - 児島未散 (第4シリーズ、スペシャル9)
- ジュリア・ローソン(Assistant English Teacher: 英語実習助手) - サリマタ・ビビ・バ (第6シリーズ)
- 田沢悦子(美術) - 名取裕子 (第1~2、4シリーズ、スペシャル1~3、9)
- 生徒たちのマドンナ的存在で、天路と結婚するまで金八も想いを寄せていた。池内の姪っ子で、金八と共に池内商店に住む。その後退職し、画家として活躍。個展を開くなどし、後に金八とも再会する。
- 池内友子(家庭科) - 吉行和子(第1~2、4~7シリーズ、スペシャル1~2、6、9~10。第7シリーズは声のみ)
- 金八を自宅「池内商店」で下宿させ、穏やかな性格で服部先生らと金八を暖かく見守る。時には金八のクラスの生徒を殴る厳しさも。第2シリーズでは3年D組担任。第6シリーズでは、事情があって桜中学に転校してきた成迫政則を下宿させる保護者役として登場。第7シリーズでは子供からの電話相談を受ける「あだちチャイルドライン」勤務、前半で丸山しゅうとよく対話している。
- 天路里美 (養護教諭) -詳しくは坂本家を参照 (第1~2シリーズ、各スペシャル)
- 中野明(国語) - ラサール石井(第5シリーズのみ出演)
- 兼末健次郎等に暴力を受け、さらに静養中に健次郎(の差し金による市村篤)から造花の菊の花を贈られたことにショックを受け自殺未遂を起こす。しかし、金八の勧めで服部のフリースクールの手伝いをすることで心を癒し、さらに反省した篤が、後には健次郎自身が謝罪に出向いたことで復帰を決意。卒業式では3B担任として生徒の名前を読み上げる金八の隣で生徒を見守っていた。
- 当初は平田満が配役されていたが、オンエア開始直前に自動車事故に遭い降板。
- 佐々木(社会) - 大方斐紗子 (スペシャル4)
- 阿部一智(数学ティームティーチング) - 前田淳 (第4シリーズ)
- 小林昌義(数学→楓中学校教員、小林花子の夫) - 黒川恭佑 (第6シリーズ、第7シリーズ)
- 第6シリーズでは非常勤の数学教師として登場し、3B生徒・笠井美由紀に好意を持たれ、付きまとわれる。第7シリーズでは楓中学校に常勤教諭として赴任、桜中学家庭科教師の花子先生と結婚する。
- 森村(理科) - 南果歩 (スペシャル4~6)
- 遠藤伊知子(保健体育) - 宇田川智子 (第1シリーズ)
- 伊東(保健体育) - 福田勝洋 (第1~2シリーズ、スペシャル1~3、9)
- 河田(保健体育) - 加藤善博 (スペシャル4~6)体罰教師
- 三宅範正(保健体育。後に安井病院〔後の安井総合病院〕院内学級の助手) - 平山陽佑 (第4、6シリーズ)
- 広瀬 (スペシャル6の養護教諭) - 室井滋
- 石津事務主任(事務職員) - 平沢公太郎 (第2シリーズ)
- 川村用務主任(学校用務員) - 三木弘子 (第1~2シリーズ、スペシャル1~3、5~6)
- 歴代校長
- 大西豊(第1シリーズの君塚美代子の前任) - 織本順吉
- 第5シリーズに桜中学に開設した、老人デイサービスセンターの一員として登場。
- 君塚美弥子 - 赤木春恵(第1~2シリーズ、スペシャル1~3。第4シリーズ、第7シリーズにも登場。)
- 時折事件に巻き込まれる金八の理解者であり、「卒業式前の暴力」では金八や自治会の面々と共に警察との折衝に当たり、警察側にいたかつての教え子の万引きに目をつぶった、という過去を持ち出しての文字通りの「捨て身の説得」によって、逮捕された加藤や松浦らを注意のみで即日放免させてもいる。が、かつて出征し特攻隊員として戦死した兄がおり、第2シリーズの文化祭で、劇「夕づる」を成功させた後、特攻隊に扮した一部3B生徒に対し壇上から苦言を呈した事も。
- 本田 - 織本順吉(スペシャル4~6)
- 野村孝一郎(第1·2シリーズでは教頭を務める) - 早崎文司(第4シリーズ)
- 山屋 - 石田太郎(スペシャル9)
- 和田政伸(第6シリーズ途中から東京都の区教育委員会教育長) - 長谷川哲夫(第5~7シリーズ、スペシャル10)
- 第5シリーズでは比較的影の薄い校長であったが、第6シリーズ第一話で前任の区教育長が亡くなった事に伴い後任の教育長として転出。水と油な千田と金八とを公平に評価し、金八の教育委員会への転出を勧めた。その後も金八と共に民間出身の板橋校長誕生に尽力するなど、事あるたびに登場している。
- 千田喜朗 - 木場勝己(第6~7シリーズ)
- 和田校長の教育長就任に伴い、松ヶ崎中学より着任。短気で頑固な性格であり、傲慢で尊大な言動が目立つ。系統主義的な教育観から学力低下を危惧し、携帯電話やゲームの持込禁止や、それまでの桜中学の伝統を覆す学力第一主義、学校行事の削減、デイケアセンター・地域交流の軽視などの方針であり、特に経験主義派教員である金八を徹底的に敵視しており、ことある事に金八と対立。養護の本田先生が預かっていた過激な性教育用人形を問題視したり、男女別名簿の復活などを唱えた、行き過ぎたジェンダーフリーに歯止めをかけようとしたりする保守派の校長でもある。また、自分の意向に従わない教諭を大胆に更迭する等、校長として冷酷で尚且つ冷徹振りを他の教師や生徒を見せ付けた。そして、衝突を繰り返す金八を第6シリーズ終了時に教育委員会に異動させ、卒業式で鶴本直らに非難された。第7シリーズも、桜中学に復帰した金八と対立するが、シリーズ前半に病気で倒れ、休養を取るという形で本編から退場してしまった(実は、木場は第7シリーズ撮影前に舞台公演のスケジュールが入り、やむなく途中降板せざるを得なかった)。ちなみに、木場は第5シリーズでは桜田友子(小高早紀)の父、鳶「桜田組」の親方役として登場しており、そのせいか第6シリーズでは友子が父の名代として登場し、本人は姿を見せなかった。
- 板橋香奈(民間校長) - 木野花(第7シリーズ、スペシャル11)
- 桜中学を日本で初めての「理事会制度」の学校とするため、金八と和田教育長に懇願されて、千田校長の後任として出版社勤務より校長に就任。丸山しゅうの問題に立ち向かう金八を後押しする。
- 桜中学校歴代教頭
- 野村孝一郎(後に校長) - 早崎文司(第1~2シリーズ、スペシャル1~6)
- 桜中学15年勤務。初期のシリーズでは、何より世間体を気にする小心者で金八の大胆な行動(と、彼を容認する君塚)にハラハラさせられていた。また、大阪出身と言う設定で、関西弁も話す事もあった(演者の早崎が大阪出身であった為)。第4シリーズでは定年間際の校長として再登場し、金八を桜中学に呼び戻す。病気がちという設定で影は薄かったが、教頭時代とは違って金八に全幅の信頼を寄せ、穏やかに教員生活の最後を迎える。(演者の早崎は当時病気をして補聴器をつけながら出演、その後まもなく逝去した)。なお第4シリーズ劇中で生徒達に専門教科が保健体育であると語った。
- 石川千春 - 李麗仙(第4シリーズ)
- 後の千田喜朗に連なるカタブツ系の教頭。生徒からも教師からも恐れられていたが、最後には金八や3Bに多少理解を示すシーンもあった。野村を尊敬しており、野村の体調を心配するあまり涙を流すことすらあった。野村は自身の教頭時代とは異なり、彼女をなだめる立場となった。
- 国井美代子(教頭の前は理科を担任) - 茅島成美(第5~7シリーズ、スペシャル9~11)
[編集] 生徒・生徒の家族
3年B組金八先生の生徒一覧を参照。
[編集] 挿入歌その他
- 『秋止符』アリス
- 第1シリーズ「十五歳の母」のワンシーンでこの歌が流れた。
- 『トドを殺すな』友川かずき
- 第1シリーズ中、フォークシンガー・友川かずきがライヴハウスで絶唱していて、そこに生徒たちが入ってくる、という場面がある。
- 『勇気があれば』西城秀樹
- 第1シリーズ中、3年B組の生徒から集団暴行を受けた田中康一(新井つねひろ)が帰宅した時、家のテレビから流れていた曲。
- 『特効薬』甲斐バンド
- 『世情』中島みゆき
- 第2シリーズ中、中学校に警官隊が突入し、放送室を占拠していた加藤優(直江喜一)、松浦悟(沖田浩之)らが逮捕・連行されていく場面でこの歌が流れた。海援隊が歌う「人として」よりも、このシリーズを象徴する歌として定着することになった。
- スペシャル1で、金八が同窓会のために生徒たちに出席を呼びかけて奔走する場面で流れた。
- 『JETBOY JETGIRL』melon man メロンマン
- 第4シリーズ中、いじめのシーンをはじめとして様々な場面で流れた。第18話では、メロンマンのライヴに生徒たちが行くが、そのシーンで実際にこの曲を演奏するメロンマンを見ることができる。
- 『Amazing Grace』(賛美歌)
- 第5シリーズ中、母親をナイフで誤って刺してしまった兼末健次郎(風間俊介)が警察に逮捕・連行されていく場面でこの歌が流れた。なお、この挿入歌は第6シリーズでも使用されている。元トワ・エ・モワの白鳥英美子とギリシャの歌手ナナ・ムスクーリの2つのバージョンが使用される。
- 『三月のうた』石川セリ
- 第5シリーズ中、兼末健次郎が警察に逮捕・連行されていく場面でAmazing Graceの後に流れた曲。
- 『TAKIO'S SOHRAN2』伊藤多喜雄
- 第5シリーズから、生徒が南中ソーランを第5回前後の文化祭と最終回あたりで荒川河川敷で披露するのが恒例となった。この曲は、荒れていた稚内南中学校の為に伊藤が書いたソーラン節のアレンジ曲である為、フルコーラス流すと3番に唐突に「TAKIO」とか「北海道の南中(なんちゅう - 勿論稚内南中、という意味)」という言葉が出てくる。当初はそのまま流されていたが、例えば第7シリーズの文化祭では3番を流さず、1番が繰り返されるようになっている。
- 『The Christmas Song』りりィ
- 第6シリーズ中、鶴本直(上戸彩)が母親と共に、父親に会いに行くシーンで流れる。母親役のりりィがステージで歌っている。原曲はナット・キング・コールの名曲。
- 『さまよえる心』シセル(SISSEL)
- 第6シリーズ中、成迫政則(東新良和)が姉の登美子を殺害した青年・安岡靖を追いかける時に流れた。
- 『LUX~救い』(城之内ミサ作曲)
- 第6シリーズ中、鶴本直の出演のシーンで流れる。
- 『心の闇』(城之内ミサ作曲)
- 第6シリーズ中、成迫政則出演のシーンで流れる。
- 『Il pleure dans mon coeur ~心の雨~ 』(城之内ミサ作曲)
- 第7シリーズ中、丸山しゅう(八乙女光)出演のシーンで流れる。
- 第7シリーズ中、生徒が一致団結してソーラン節を踊る場面及び文化祭でソーラン節の披露を終えたときと、丸山しゅうの母親、父親、父親を追いかけている暴力団が逮捕された際、卒業式の前後などに流れた。卒業式後に金八が生徒に1文字だけの手紙を送った際にはオルゴールバージョンが流れた。
- 『Pure』城之内ミサ
- 第7シリーズ中、主に飯島弥生(岩田さゆり)出演等のシーンで流れる。
- 『私をたどる物語』熊木杏里 (作詞:武田鉄矢)
- 第7シリーズ中、第6話で坂本一家が商店街を帰るシーン、第12話で金八が弁当を持って丸山しゅうの家へ向かうシーン、第15話で稲葉舞子(黒川智花)がインターネットで覚醒剤について調べるシーン、その他第20話、第22話で流れた。
- 第7シリーズ第15話で、狩野伸太郎(濱田岳)の親が給食費を払わないことに対して、生徒たちがビル屋上で抗議デモを行った際、金八の指揮で生徒たちがアカペラで歌った。NHKドキュメンタリー番組プロジェクトX~挑戦者たち~のテーマソングで有名。
- 『You raise me up』シセル(SISSEL)(アルバム「My Heart」から)
- 第7シリーズ中、金丸博明(車掌)(府金重哉)が放火犯を追跡するシーンで使用された。
- 第7シリーズ中、金丸博明(車掌)が夜に商店街で安生有希、小川比呂、中木原智美と牛の着ぐるみ姿をして踊っていたシーンで流れ、踊りながら歌っていた曲。
- 『アヴェ・マリア』イネッサ・ガランテ(作曲:ジュリオ・カッチーニ)
- 第7シリーズ中、丸山しゅうが警察に逮捕されるシーンと、卒業式が終わったあとに金八が丸山しゅうからの手紙を読み上げるシーンで流れた。様々な作曲家の「アヴェ・マリア」がある中、これはルネサンス期のイタリア宮廷音楽家・カッチーニ作曲のもの。
[編集] 登場する学校名
(ほとんどは東京都内の高等学校や大学をモデルにしている。実在するところもある。ただし、実在する学校かどうかに関して、制作関係者は公式に言及していない。)
- (私立)開栄高等学校
- シリーズ全般に登場。モデルは開成高等学校だと思われる。最もハイレベルな高等学校。男女共学。男子の制服は、青の詰襟学生服。女子は青のセーラー服、灰色のスカートである。第5シリーズでは森山喜貴がまさかの不合格になり母親と一緒に内申書を見せろと金八に要求した。また兼末健次郎は合格したのにもかかわらず母親の手続き忘れで失格に。第6シリーズでは風見陽子が桜中学で唯一合格し千田校長を喜ばせ本人も嬉しさのあまり化粧しクラスを驚かせた。
- (私立)慶應義塾高等学校
- 第3シリーズに登場。実在する。
- (私立)早稲田大学高等学院
- 第1シリーズに登場。実在する。
- (私立)国際基督教大学付属高等学校
- 第6シリーズに登場。「国際基督教大学高等学校」がモデル。大学に隣接しているが、現実の学校は大学付属ではない。赤嶺繭子が挑むも不合格。
- 都立青嵐高等学校(坂本幸作・兼末健次郎・米田真規子の進学先)
- 第5シリーズから登場。モデルは神奈川県立横浜翠嵐高等学校か東京都立白鴎高等学校のどちらかと言われている。作品中の公立高等学校の中では、トップの進学校である。制服は、男女共に紺のブレザー・緑のネクタイである。また、男子は灰色のズボン、女子はチェックのスカートである。足立区から遠いらしい。
- 東京都立晴海総合高等学校(第4シリーズの学級委員伊丸岡ルミ・第6シリーズ赤嶺繭子・坂本乙女の進学先)
- 第4シリーズから登場。名前の通り、総合学科の高校であり、実在する。作品中の公立高等学校の中では、青嵐に次ぐ進学校で、大学への進学率も高い。実際、倍率が高く、難関校。作品では、制服は実際の高校とは違い、緑色のブレザーである。足立区からやや遠い。
- 第6シリーズに登場。実在する。理数系の大学に進学する生徒が多い。
- 東京都立第五商業高等学校
- 第3シリーズに登場。実在する。定時制もある。所在地は国立市で、足立区からはかなり遠い。
- 第3シリーズに登場。実在する。定時制もある。所在地は府中市で、やはり足立区からはかなり遠い。
- 都立第一単位制高等学校
- 都立椿沢定時高等学校
- 3部制の定時制高等学校。モデルは東京都立桐ヶ丘高等学校ということになっている。
- (私立)成林高等学校
- 第1~第2シリーズに登場。3、4以降から話に出ていない。そこそこの難関校。
- (私立)坂東高等学校
- 第1~第2シリーズに登場。中堅の男子校と思われる。
- (私立)玉城高等学校
- 第2シリーズに登場。松浦悟が父親に反発して急遽受験した高校。
- (私立)明光学園高等学校
- 第2シリーズに登場。実業家の子息が行く高校。系列大学へはエスカレーター式と思われる。モデルは成蹊学園または成城学園か。
- (私立)白鳥女子高等学校
- 第1シリーズに登場した屋島みゆきが2次募集で合格した学校。中程度の女子高と思われる。
- (私立)正文高等学校
- 第5,第6シリーズに登場。堅実なタイプの生徒が多く、規律の厳しい中堅大附属の高等学校のイメージ。
- (私立)紫蘭女子高等学校
- 第4シリーズから登場。陽光よりもレベルが高い。制服は灰色のブレザー。広島美香が化粧をしてのりこんだ高校。
- 都立慶実高等学校
- 初期に登場。最近のシリーズでは、第5シリーズで生徒の会話に出た程度。
- (私立)陽光高等学校
- 第5シリーズから登場。主に青嵐・晴海総合・緑山の志望者が併願する。
- 都立緑山高等学校
- 第5シリーズから登場。青嵐・晴海総合ほどではないが、そこそこのレベルの中堅進学校といったイメージ。制服は、校名に似合わず赤のブレザーである。定時制もある模様。東京都立江北高等学校がモデルと思われる。 成迫政則が合格した。
- 都立東川高等学校
- 第1シリーズしか出てこない。設定があまり明らかになっていない学校。
- (私立)聖クリフト高等学校
- 第5、第7シリーズに登場。ミッション系の女子高というイメージ。
- (私立)上岡工業高等専門学校
- 第5シリーズで入船力也が志望。私立の高等専門学校である。
- (私立)神西高等学校
- 入船力也が受験。設定があまり明らかになっていない学校。
- 四ツ木高等学校
- 第1シリーズしか出てこない。白鳥・東川とともに設定があまり明らかになっていない高等学校。高校は実在しないが、四ツ木(よつぎ)という地名は東京都葛飾区西部にある。
- 都立港東高等学校
- 第5シリーズあたりから登場。レベルは港南よりも低い。男子は灰色のブレザーと赤のネクタイ、灰色のズボン。女子は、白のセーラー服で赤いリボン、灰色のスカート。学校によく警察官が来ており、雰囲気があまり良くない様子。第7シリーズでは、3年生のバスケ部員が大麻事件を起こした。東京都立足立東高等学校、東京都立足立新田高等学校がモデルという説がある。
- 都立港南高等学校
- 第5シリーズあたりから登場。制服は、男子は開栄高校とほぼ同じ学ランで、女子はセーラー服。男子生徒の比率が高い模様。生徒達の会話から、人気が上がってきている様子。体育会系の部活が盛んで、特にテニス部は全国レベルと言われている。モデルは、東京都立足立西高等学校か東京都立竹台高等学校のどちらかという説がある。
- (私立)金星高等学校
- 第5シリーズで入船力也が受験した。神西、上岡とともに設定があまり明らかになっていない高等学校。第6シリーズの公式ホームページを見ると、3年B組からの受験者はいなかったが、他の学級には合格者がいた。
- (私立)日東高等学校
- 第1シリーズに登場。スポーツ、特に野球部で有名な高等学校らしい。
- (私立)潮田高等学校
- 第4シリーズから登場。とにかく学費が高い。全体的に生徒の素行は良くなく、特にいじめが激しい。制服は男子は黒の学生服、女子はセーラー服である。第7シリーズ小説版の第1巻では麻薬事件が起こったと書いてある。 第6シリーズでは木村美紀が合格したのにもかかわらず身内の問題で辞退した。
- (私立)青葉高等学校
- シリーズ全般に登場。歴史はあるが、昔からヨタ校と呼ばれる。推薦では内申書が普通であり、面接でも問題が無かったらほとんどの者が合格できる。一般入試でも普通であれば、まず問題ない。各シリーズで、なぜか試験場で受験生の喧嘩等の問題が起こっている。このような常識の無い生徒が入る為、評判は良くないようだ。(第1シリーズで武闘派・生徒の九十九弥一が他校の生徒と喧嘩する。第2シリーズでは3B一番のお調子者青木繁好が不合格になり、やけをおこして飲酒してしまう。第7シリーズではある生徒が推薦入試で前代未聞の問題を起こす。)
- 都立荒川学園高等学校
- 第6シリーズから登場。新設の通信制高等学校のようである。山田哲郎が進学(チュウー曰く誰でも行ける学校)
- 都立ひかり定時制高等学校
- 第6シリーズに登場。鶴本直が同校に進学した。三上良子(第3シリーズで松ヶ崎中学で養護教諭をしていた。)が養護教諭をしている以外は設定があまり明らかになっていない。
- 荒川第一専門学校
- 第5シリーズに登場。設定があまり明らかになっていない。実業系の学校である。
- 東京自由芸術学園 (第5シリーズ・太田アスミの進学先)
- 第5シリーズに登場。東京自由学園、日本芸術高等学園のような、演劇、音楽、ダンス、声優などの芸能人を育成する芸術の高等専修学校のようである。
- マッキンレーハイスクール
- 第2シリーズで石川祐子(吉田康子)が進学すると言っていたハワイの高校で、金八が覚えられず「マッキンカクシ高校」と呼んだ学校。McKinley High Schoolはホノルルに実在し、1865年創立、一部校舎がアメリカの歴史的建造物に指定されるほどの伝統校。
[編集] 小説版
株式会社高文研より、小山内美江子による小説版が発売されている。同小説の一部は現在、角川書店より角川文庫レーベルにて文庫化出版されている。小説の内容は、テレビシリーズにおける主要ストーリー(15歳の母編・腐ったミカンの方程式編など)の物語である。
[編集] 舞台版
『3年B組金八先生 夏休みの宿題』と題して、2003年夏に明治座、2005年夏に御園座で公演した。主演は武田鉄矢。
[編集] ゲーム版
『3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!』 チュンソフトが製作した、 プレイステーション2で発売のゲーム。入院した金八先生に代わって3年B組を1年間受け持つ。金八先生と大森巡査もゲーム内に登場し、声も本人が担当している。後にシナリオを追加し、ゲームシステムにも追加要素を加えた『完全版』もリリースされた。
[編集] 関連項目
- TBSドラマ: 桜中学シリーズ
- 小山内美江子
- 清水有生
- 三上満 - 教育評論家、労働運動家。坂本金八のモデルの一人。
- 足立区 - 主に足立区立第二中学校が区立桜中学校として使われるなど、北千住駅周辺で撮影が行われている。
- 堀切駅 - 堀切駅周辺は劇中頻繁に使用される。駅そのもののたたずまいよりも通過する列車がその時その時を思い起こさせる鏡となっている
- 親子ゲーム - 長渕剛主演の連続ドラマ。ロケ現場が金八先生と同じだった(特に荒川の土手や堀切駅周辺など)。
- 14才の母 - 志田未来主演の連続ドラマ。第1シリーズと若干似ている。
- 夫婦道 - 2007年春季に放送される武田鉄矢主演の連続ドラマ。金八先生とほぼ同じスタッフによって製作。
[編集] 番組変遷
TBS 金曜20:00枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 3年B組金八先生 第1シリーズ |
次番組 |
七人の刑事 | 1年B組新八先生 | |
TBS 金曜20:00枠 | ||
1年B組新八先生 | 3年B組金八先生 第2シリーズ |
2年B組仙八先生 |
TBS 月曜21:00枠 | ||
時間ですよたびたび 第2シリーズ |
3年B組金八先生 第3シリーズ |
代議士の妻たち2 第4シリーズ |
TBS 木曜9時枠の連続ドラマ | ||
HOTEL 第4シリーズ |
3年B組金八先生 第4シリーズ |
渡る世間は鬼ばかり 第3シリーズ |
TBS 木曜9時枠の連続ドラマ | ||
渡る世間は鬼ばかり 第4シリーズ |
3年B組金八先生 第5シリーズ |
君が教えてくれたこと |
TBS 木曜9時枠の連続ドラマ | ||
渡る世間は鬼ばかり 第5シリーズ |
3年B組金八先生 第6シリーズ |
渡る世間は鬼ばかり 第6シリーズ |
TBS 金曜ドラマ | ||
世界の中心で、愛をさけぶ | 3年B組金八先生 第7シリーズ |
タイガー&ドラゴン |