ウミネコ
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ウミネコ | ||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||
Larus crassirostris Vieillot, 1818 |
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英名 | ||||||||||||||||
Black-tailed Gull |
ウミネコ(Larus crassirostris 海猫)は、チドリ目カモメ科に分類される海鳥。留鳥で、おもに日本近海で繁殖・生息するため日本国内で一般的にみられる中型のカモメである。ネコによく似た鳴き声で鳴くためにこう呼ばれる。
目次 |
[編集] 形態
全長約47cm。夏羽では背と翼上面は灰褐色で、頭部と下面は白色。冬羽は頭部に灰褐色の斑がある。 脚の色は黄色で、くちばしの先端に赤と黒の斑点があるのが特徴。また、尾には黒い帯がある。
[編集] 生態
海岸や河口、港湾などに生息し、コロニーで繁殖する。巣は島の草地や岩の上に、小枝や草などでつくる。1腹2~3卵。卵は淡緑で暗褐色と灰色の斑がある。抱卵日数は24~25日で、抱卵は雌雄交代で行う。
[編集] 主な繁殖地
ウミネコの繁殖地として、国の天然記念物に指定されている箇所は以下のとおり。
[編集] 糞害
ウミネコの営巣地では、草木が育たないということが知られている。ウミネコの営巣地では周囲が真っ白になっていることが多く、車なども糞が付着したまま長く放置すると腐食してしまう。
[編集] Sibley分類体系上の位置
Sibley-Ahlquist鳥類分類 |
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チドリ亜目 Charadrii
チドリ小目 Charadriida
カモメ亜科 Larinae
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[編集] Status
LEAST CONCERN(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
[編集] 関連項目
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