エディ・オフォード
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エディ・オフォード(Eddie Offord)は、ポピュラー音楽のエンジニア/プロデューサー。
薬学を専攻する大学からエンジニアの道に転じた。パット・アーノルドやテイスト、テリー・リードなども手がけているが、最も有名なのは全盛期のエマーソン・レイク・アンド・パーマーとイエスの両方でエンジニアと共同プロデューサーを務めた事だろう。その為、1970年代のプログレッシブ・ロックのファンにはとりわけ認知度が高い。
エディー・オフォードの技能で目立つのは、テープの切り貼り編集に卓越した技術を有している事。特にイエスの一連の担当で著しい業績を上げていて、その技術自体が、長い曲を作成する創作手段のひとつとして、イエスの音楽性に影響を与えたとも言える。一時期、エディーが6人目のイエスと称された所以である。
だが、音質については批判も多い。今世紀に入ってイエスがリマスター盤CDを連発しているが、エディーのエンジニアリングによるざらついた音質が改善されているケースが少なくない。もっとも、これについては反論もあり、リマスター前の方が臨場感があって良いという意見もある。