エレクトロニック・アーツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エレクトロニック・アーツ(Electronic Arts、略称:EA、NASDAQ:ERTS)は米国の大手ビデオゲーム・コンピューターゲーム販売会社。本社はカリフォルニア州サンマテオ郡。
1982年トリップ・ホーキンスによって設立され、同社は初期のコンピュータゲーム業界の草分け的存在でもある。EAは創立初期数年間はPCゲーム専門のパブリッシャーだったが、1980年代後半になると自社でゲーム開発を始め1990年代初期にはコンソールゲームも手がけるようになった。EAは1990年代に、映画製作などで使われるスタジオ方式を真似たゲームソフト開発方式を導入して、優れたゲーム開発者を獲得する事によって成功し、2000年代前半EAは世界最大のゲームソフト販売会社になり、2005年3月31日の会計では純利益は31.29億ドルにもなる。 90年代前半はSEGAと、後半よりSCEと蜜月の関係を築き、北米コンシューマ市場で圧倒的な市場占有率を占めるようになる。
EA Sportsレーベルで販売されるスポーツゲーム、ハリウッド映画などの版権ゲーム、そして『ニード・フォー・スピード』、『メダル・オブ・オナー』、『ザ・シムズ』のような長年続く人気のあるシリーズ物に圧倒的なシェアを持っている。
日本では1990年、進出の際にビクター音楽産業(現ビクターエンタテインメント)と提携し、エレクトロニック・アーツ・ビクターを設立。オフィスを神宮前に構える。その後1998年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)と合弁でエレクトロニック・アーツ・スクウェアを設立した。この頃、目黒に引越し。
2003年3月、スクウェアとの合弁を解消し、米エレクトロニック・アーツが全株式を取得、日本法人はエレクトロニック・アーツ株式会社となる。翌年、六本木一丁目駅直上のガラス張りのビル、泉ガーデンタワーへ移転。
2006年5月、新宿中央公園裏のビルへ移転。
日本国内での事業は海外ゲームのローカライズやKID開発タイトルの販売が主で、海外に比べればシェアはかなり小さい。その原因は洋ゲーの項目にある要素のほか、コナミなどの国内メーカーがスポーツゲームで大きなシェアを持っていることが挙げられる。
[編集] 主な作品
- 007シリーズ
- バーンアウトシリーズ
- メダル・オブ・オナーシリーズ
- ニード・フォー・スピードシリーズ
- ウルティマオンライン
- ゴッドファーザー
- フリーダムファイターズ
- バトルフィールドシリーズ
- シムシティシリーズ
- ザ・シムズシリーズ
- テーマパークシリーズ
- スター・ウォーズシリーズ
- Def Jamシリーズ
- ハリー・ポッターシリーズ
- ロード・オブ・ザ・リングシリーズ
- コマンド&コンカーシリーズ
- BLACK
- EA Sports
- EA Sports BIG
- SSXシリーズ
- FIFA Streetシリーズ
- NBA Streetシリーズ
- NFL Streetシリーズ
[編集] ブランド
- EA Games (スポーツゲーム以外のタイトル)
- EA Sports (スポーツゲーム)
- EA Sports Big (エクストリームスポーツ)
- Maxis (シミュレーションゲーム) シムとタイトルが付くもの(シムシティ、ザ・シムズなど)
- Pogo.com (オンラインゲームサイト)