オムルタグ
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オムルタグ(Омуртаг、?-831年)はブルガリアのハン。先代クルムの息子。ビザンツ帝国と講和を結ぶとともに、統治体制の整備を進めた。
[編集] 治世
父クルムの急死にともなって、814年にハン位についた。ビザンツ帝国と講和を結ぶと、防壁を建設するなど国土防衛を進めた。国家の安全が図られると、行政区であるコミタトの設置など統治体制の整備を進めていった。ビザンツ帝国への警戒上キリスト教を禁止したため、キリスト教に帰依した長男のエンラヴォタにハン位を継承させなかった。スラヴ人とブルガール人の融合にもつとめ、自らの息子にもスラヴ風の名をつけた。
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