オーストリア国民党
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オーストリア国民党(-こくみんとう ドイツ語:Österreichische Volkspartei 略称:ÖVP)は、オーストリアの中道右派のキリスト教民主主義、保守主義政党。第一共和制時代のキリスト教社会党の後身。国際民主同盟に加盟している。現在の党首はヴォルフガング・シュッセル。
日本では「オーストリア人民党」と訳される場合もある(こちらの方が原語の意味には近い)。
オーストリア社会民主党と共に、オーストリア政治の二大政党制を担ってきた。長らく社会民主党との大連立が続いていたが、2002年、極右政党であるオーストリア自由党と連立を組んで政権を担当し、シュッセル党首が連邦首相となっていた。2006年に行われた国民議会(下院)選挙では、社会民主党に敗れ、現在、第二党として社会民主党と連立政権を組んでいる。