オープニングデモ
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オープニングデモ(Opening Demonstrartion)は、コンピュータゲームなどの実際にゲームを始める前に表示される演出画面。オープニング・アトラクション(-attraction)とも言う。略語はOP。
[編集] 解説
メモリ容量が少なく、表現力の乏しかった黎明期のレトロゲーム時代は、チープな音(あるいは無音)とタイトル画面が表示されるだけのものが多かった。コンピュータゲームが次第に表現力を伴うにつれて、ゲームプレイ中と同じ画面を自動再生したり、ゲームのルールや世界観を解説するものが現れた。
特に家庭用ゲーム機では、プラットフォームの高性能化と、それに伴うメモリの大容量化により3D動画などが使われることも多くなり、そのゲームの看板扱いになることも多くなる。この傾向は特に1994年のプレイステーション発売以降に顕著である。
しかし、時代とプラットフォームの性能に関らず、古くから映画を模倣することによる個性の表現として脈々と行われていることも事実である。こうした例を踏まえると、一概に上記の理由だけで簡単に括る事は出来ないものでもある。
むしろレトロゲームにおいては、優れた技術力のアピールのために頻繁に行われて来た誇示表現でもあり、コンピュータゲーム製作の技術向上に貢献していると見ることも出来る。
[編集] ゲームジャンルによる傾向
- アクションゲーム(シューティングゲームや対戦型格闘ゲームを含む)では戦闘画面やルール説明を流していることが多い。
- コンピュータRPGでは、世界観を表現するものが多い。