カルロ・マテウッチ
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カルロ・マテウッチ(Carlo Matteucci、1811年6月20日- 1868年6月25日)はイタリアの物理学者、神経生理学者である。
ロマーニャのForliに生まれた。ボローニャ大学で数学を学んだ後、フランスの理工科学校やイタリヤの大学で研究を続け、1840年にアラゴーの推薦でトスカーニ大公によってピサ大学の物理学の教授に任じられた。
ルイージ・ガルヴァーニの生物電気の発見をうけて、1830年頃から生物と電気の実験を行った。レオポルド・ノビーリの発明した電流計やボルタの電池を使って実験をおこなった。彼の実験はドイツのヨハネス・ペーター・ミュラーやその弟子のエミール・デュ・ボア・レイモンによる生体の中の電気作用の解明につながっていく。電流などの時間的変化を記録するカイモグラフを発明した。
晩年は政治にも参加し、教育大臣になった。
イタリア科学アカデミーが基礎分野の科学の業績に授与する賞はカルロ・マテウッチを記念してマテウチ・メダルと呼ばれ、1968年に始まり、中断はあるが現在まで続いている。