カーペットニシキヘビ
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?カーペットニシキヘビ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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![]() キタカーペットニシキヘビ Morelia spilota variegata |
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Morelia spilota (Lacépède, 1804) |
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和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
カーペットニシキヘビ | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Carpet python |
カーペットニシキヘビ(Morelia spilota)は、爬虫綱有鱗目ヘビ亜目ニシキヘビ科(ボア科ニシキヘビ亜科とする説もあり)オマキニシキヘビ属に分類されるヘビ。
目次 |
[編集] 分布
インドネシア(ニューギニア島南部)、オーストラリア、パプアニューギニア(ニューギニア島南部)
- M. s. spilota ダイヤモンドニシキヘビ
オーストラリア(ニューサウスウェールズ州東部)
[編集] 形態
- M. s. spilota ダイヤモンドニシキヘビ
最大全長300cm前後。体色は黒く、白い細かい斑点と菱形の斑紋が入る。
- M. s. cheynei ジャングルカーペットニシキヘビ
最大全長250cm前後。体色は黄色や褐色で、黄色味が強いとされる。黒い横縞が入る。
- M. s. variegata キタカーペットニシキヘビ
体色は黄色や褐色で黒や暗褐色の横縞が入る。
[編集] 亜種
分類は混沌としており、おそらく地域変異程度の差異が亜種とされている。そのため亜種の数には変動がある。別種セントラルニシキヘビを本種の亜種とする説もある。
- Morelia spilota spilota (La Cépède, 1804) ダイヤモンドニシキヘビ
- Morelia spilota cheynei Well & Wellington, 1984 ジャングルカーペットニシキヘビ(キタカーペットニシキヘビに含める説もある。)
- Morelia spilota harrisoni Hoser, 2000 (キタカーペットニシキヘビに含める説もある。)
- Morelia spilota imbricata (L.A. Smith, 1981) セイナンカーペットニシキヘビ(キタカーペットニシキヘビに含める説もある。)
- Morelia spilota mcdowelli Well & Wellington, 1984 (キタカーペットニシキヘビに含める説もある。)
- Morelia spilota metcalfei Well & Wellington, 1985 (キタカーペットニシキヘビに含める説もある。)
- Morelia spilota variegata Gray, 1842 キタカーペットニシキヘビ
[編集] 生態
森林に生息する。半樹上性で地上、樹上共に生活する。食性は肉食性で爬虫類、鳥類、小型哺乳類を食べる。繁殖形態は卵生。
[編集] Status
- ワシントン条約付属書II類
[編集] 人間との関係
ペットととして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。飼育下では200cm程しか成長しないため人気が高い。特に亜種ジャングルカーペットニシキヘビはアメリカでの人気が高く飼育下の繁殖が盛んに行われている。流通は亜種キタカーペットニシキヘビが多い。基亜種の飼育下の繁殖は他亜種に比べて難しいようで流通は稀。基亜種と他亜種との亜種間雑種が流通することもある。
地域変異が大きいため産地が特定できていない場合亜種の同定は極めて難しい。例えば黄色味が強いことから人気のある亜種ジャングルカーペットニシキヘビの中には淡黄色の個体もいる。逆にキタカーペットニシキヘビの中にはジャングルカーペットニシキヘビと見間違う程黄色い個体がいる場合もある。
[編集] 関連項目
カテゴリ: ニシキヘビ | 動物関連のスタブ項目