カーマゲドン
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カーマゲドン(Carmageddon)は、イギリスのゲームソフト製作会社Stainless Gamesが開発し、同じくイギリスのSCiが販売したレースゲーム。
ゲーム中の自由度が高く、コースを外れて街中を暴走し通行人を轢いたり建物を破壊することができるクライムアクションゲーム。
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[編集] 概要
数台のライバルカーと、市街地などでレースを行い決められたコースを時間内に周回するレースゲーム。
続編のカーマゲドン2、TDR2000では、一定の決められたミッションを時間内にクリアするモードが追加された。 ただし類似のゲームであるグランドセフトオートと異なり、プレイヤーが車から降りることはない。
制限時間は、レースでは市街地にいくつか存在するチェックポイントを通過することで増加する。
このゲームの特徴として、市街地を歩いている通行人を轢く、敵車を破壊することでボーナススコアと制限時間が付与される。歩行者の列に突っ込んで同時に多人数を轢く、芸術的な撥ね方をするなどでさらなるボーナススコアが得られる。
[編集] シリーズ
[編集] Carmageddon
- シリーズ第一作。レース主体のゲーム内容だが、実際にはライバルカーに衝突せず、通行人を死傷させずレースを終了することはかなり困難である。
- しばしばループやジャンプ台などアクロバティックなコースを走行する。
- レースのクリア条件は、通行人を全員殺害すること、規定回数コースを周回すること、ライバルカーを全車破壊することのどれかであり、現実には後の例ほど簡単とされる。
[編集] Carmageddon 2
- シリーズ第二作。この作品から、一定のミッションをクリアすることで次のステージに進めるミッションモードが加わる。
- 車や通行人などを改造するのが比較的容易なことから、プレイヤーが改造したデータが多数出回っている。日本でも、2ちゃんねるのアスキーアートやアイドル歌手など、さまざまな車体やオブジェクトが非公式に公開された。
- PC版はWindowsXPのDirect3Dとの相性問題があり、XPで動作させるにはGlide Wrapperなどのフリーソフトが必要となる。
[編集] Carmageddon TDR 2000
- シリーズ第三作。ミッションモードはさらに複雑化。一方で、通行人を撥ねたときのボーナスポイントが前作に比べ低く、レースの難易度が高くなっている。ネットワーク対戦にも対応する。
- タイトルはアメリカ映画の"The Death Race 2000"より。
[編集] Carmageddon 4
- SCiより2004年春ごろに開発発表されたが、その後開発中止となった模様である。
[編集] 暴力表現規制への対応
ゲームとしてはレースの形態をとるが、実際には自動車を使った無差別殺人をゲーム中で行うことができる。このことから暴力表現規制による年齢制限の対象となる。 日本でも下関通り魔殺人事件や仙台アーケード街トラック暴走事件など自動車を用いた無差別殺人事件が発生しており、同種のゲームであるグランドセフトオートへの批判が強まるなか、規制に適合した形での販売が求められた。
このため、成人指定で赤い血が表現されるブラッド版と、血の色や通行人のグラフィックを差し替えた年齢制限のゆるい仕様が併売されている。
ブラッド版以外には、ゾンビ版やロボット版が各国のビデオゲーム暴力表現規制にあわせた形で発売された。