ガーシア級フリゲート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ガーシア級フリゲート | |
---|---|
艦級概観 | |
艦種 | フリゲート |
艦名 | 海軍功労者 一番艦はフェルナンド・ルイス・ガルシアに因む。 |
前級 | ブロンシュタイン級フリゲート |
次級 | ノックス級フリゲート |
性能諸元 | |
排水量 | 基準:2,360トン、満載:2,650トン |
全長 | 113.2m |
全幅 | 12.3m |
吃水 | 4.1m |
機関 | 蒸気タービン |
最大速力 | 26.0ノット |
航続距離 | 4,000海里(15ノット時) |
乗員 | 士官16名、兵員200名 |
武装 | 50口径76㎜連装砲1基 50口径76㎜単装砲1基(後に撤去) 12.7㎜単装機銃4基 324㎜3連装魚雷発射管 2基 アスロック対潜ロケット8連装発射機(Mk16)1基 |
ガーシア級フリゲート(Garcia class frigates)は、アメリカ海軍のフリゲートの艦級。1964年から1968年にかけて就役し、当初は航洋護衛艦(ocean escorts)と呼ばれたが、1975年6月30日の艦種変更でフリゲートに分類された。1988年から1990年にかけて全艦が退役した。
ガーシア級はブロンシュタイン級の拡大版であった。ブロンシュタイン級航洋護衛艦は1950年代末に発展した高速原子力潜水艦に対応するため開発され、ディーゼルエンジンに代わって蒸気タービンが採用された。また、対潜水艦戦用の装備としてSQS-26ソナー、MK-16 ASROC発射機およびMK-32魚雷発射管を搭載した。ブロンシュタイン級にはMK-33 50口径3インチ砲が搭載されたが、ガーシア級ではMK-30 38口径5インチ砲が搭載された。
本級の何隻かは退役後ブラジル海軍に移管された。
[編集] 同型艦
- ガーシア (USS Garcia, FF-1040)
- ブラッドレイ (USS Bradley, FF-1041):ブラジル海軍へ移管
- エドワード・マクダネル (USS Edward McDonnell, FF-1043)
- ブランビィ (USS Brumby, FF-1044)
- デヴィッドソン (USS Davidson, FF-1045):ブラジル海軍へ移管
- ヴォーグ (USS Voge, FF-1047)
- サンプル (USS Sample, FF-1048):ブラジル海軍へ移管
- コーレシュ (USS Koelsch, FF-1049)
- アルバート・デヴィッド (USS Albert David, FF-1050):ブラジル海軍へ移管
- オハラハン (USS O'Callahan, FF-1051)
- グローバー (USS Glover, FF-1098):研究用に改修がなされた艦。1965年にAGDE-1として就役、1975年にAGFF-1へ艦種変更、1979年にFF-1098に艦種変更。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- Frigate from Naval Vessel Register - all these ships have been decommissioned - see link for status
- The Garcia class from Destroyers OnLine - pictures, history, crews
- Destroyer Escort Sailors Association more information and history about DEs