ブロンシュタイン級フリゲート
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ブロンシュタイン級フリゲート | |
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艦級概観 | |
艦種 | フリゲート |
艦名 | 海軍功労者 一番艦はベン・リチャード・ブロンシュタインに因む。 |
前級 | クロード・ジョーンズ級護衛駆逐艦 |
次級 | ガーシア級フリゲート |
性能諸元 | |
排水量 | 基準:2,360トン、満載:2,960トン |
全長 | 113 m |
全幅 | 12 m |
吃水 | 7 m |
機関 | ド・ラヴァル式ギヤード蒸気タービン1基 20,000馬力 1軸 |
最大速力 | 26ノット |
航続距離 | 4,000海里(15ノット時) |
乗員 | 士官16名、兵員180名 |
武装 | ・7.6cm連装両用砲(Mk33)2基 ・アスロック対潜ロケット8連装発射機(Mk16)1基 ・32.4cm3連装魚雷発射管(Mk32)2基(竣工時) |
航空機 | ヘリコプター二機(改装後) |
ブロンシュタイン級フリゲート(Bronstein class frigates)は、アメリカ海軍のフリゲートの艦級。当初は航洋護衛艦(ocean escorts、元の護衛駆逐艦)と呼ばれたが、1975年6月30日の艦種変更でフリゲートに分類された。2隻がルイジアナ州エイボンデールのエイボンデール造船所で建造された。
本級は第二次世界大戦後の護衛駆逐艦の第二世代であった。将来に使用されるであろう多くの新システムが新たに設計された船体に搭載され、拡大された艦首には SQS-26AX ソナー・システムおよび対潜水艦用兵器が搭載された。本級では竜骨から設計がなされ、改良型FRAMの搭載や DASH 無人ヘリコプターの運用が計画された。ソナーはAN/SQS-26AX(R)にその後改良された。
新たな対潜水艦戦用兵器やソナーが艦首に搭載され重量が増加したため、本級の航行速度は低下し当初想定していた対潜任務群と作戦行動を行うことができなかった。そのためアメリカ海軍は本級を調達しないことを決定した。本級の後継となったガーシア級フリゲートは主機が増強され、高速を発揮した。
[編集] 同型艦
- ブロンシュタイン (USS Bronstein, FF-1037):メキシコ海軍へ移管
- マックロイ (USS McCloy, FF-1038):メキシコ海軍へ移管