キアシガメ
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?キアシガメ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Geochelone denticulata (Linnaeus, 1766) |
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和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
キアシガメ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Yellow-footed tortoise |
キアシガメ(黄足亀、Geochelone denticulata)は、爬虫綱カメ目リクガメ科リクガメ属に分類されるカメ。
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[編集] 分布
ガイアナ、コロンビア、スリナム、トリニダード・トバゴ、パナマ、パラグアイ、ブラジル、フランス(仏領ギアナ)、ペルー東部
[編集] 形態
最大甲長82cm。通常は甲長50cm程。名前の通りに前肢の鱗が黄色からオレンジ色になる。頭部の鱗は通常は黄色。
背甲は暗褐色で甲板の中心部が黄色やオレンジになる。頂甲板はない。縁甲板の後部は幼体では鋸状に尖ってはいるが、成長に伴い滑らかになり背甲は細長くなる。
[編集] 生態
熱帯雨林に生息する。天敵としてはジャガー等の大型肉食獣や大型の肉食性の鳥類、人間が挙げられる。
草食性の強い雑食性で植物の葉、花、果実、多肉植物、キノコ、昆虫類、陸棲の貝類、動物の死骸を食べる。
繁殖形態は卵生で、1回に4-6個の卵を数回に分けて産む。
[編集] Status
VULNERABLE(IUCN Red List Ver.3.1(2001))
- ワシントン条約付属書II類
[編集] 人間との関係
生息地では食用とされることがある。食用やペット用の乱獲、環境破壊により生息数は激減している。
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。流通は少なく主に繁殖個体が流通する。以前は野生個体が流通していたが、近年は生息地の保護による輸出規制により稀になっている。通常でも甲長50cmと大型化し動きも活発なため、大型のケージや保温設備(熱帯に生息するため冬には保温設備が必要になる。)が用意できない限り一般家庭での飼育には向かない。
[編集] 関連項目
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