キングダム・カム
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キングダム・カム(Kingdom Come)は、アメリカ合衆国のヘヴィメタル・バンドである。
レニー・ウルフを中心に1987年に結成。それまで誰もが避けてきた「レッド・ツェッペリン風の音楽」に挑み、鳴り物入りでデビューする。デビュー・アルバムはプラチナ・ディスクを獲得するほどリスナーからは大きな反響を得た。
しかし、売れすぎてしまったことがかえって災いした。レッド・ツェッペリンに似すぎたがゆえに、評論家やミュージシャンからは「偽物」呼ばわりされるなどのバッシングが相次ぎ、以降のセールスは大きく減退、セカンド・アルバム発表後にウルフ以外のメンバーは全員脱退してしまった。特にゲイリー・ムーアはわざわざアルバム「アフター・ザ・ウォー」に彼らを揶揄した「レッド・クローンズ」という曲を収録(ヴォーカルはオジー・オズボーン)するなど、バッシングの先頭に立った。「モンスターズ・オブ・ロック」ツアーでジョージ・リンチが彼らの顔を見るたびに「移民の歌」を歌っておちょくっていたという話もある。
現在はウルフの出身地のドイツを本拠とし、ライブを中心に地道な活動を続けている。
[編集] メンバー
- Lenny Wolf - ヴォーカル
- Eric Foerster - リード・ギター
- Yenz Leonhart - リズム・ギター
- George Maycock jr. - ベース・ギター
- Hendrik Thiesbrummel - ドラムス
[編集] ディスコグラフィ
- Kingdom Come (1988)
- In Your Face (1989)
- Hands of Time (1991)
- Bad Image (1993)
- Twilight Cruiser (1995)
- Master Seven (1997)
- Too (2000)
- Independent (2002)
- Perpetual (2004)
- Live & Unplugged (1996)
- Balladesque (1998) (compilation)
[編集] 外部リンク
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