クインシー・オウス=アベイエ
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クインシー・オウス・アベイエ(Quincy Owusu-Abeyie, 1986年4月15日 - )は、オランダのサッカー選手。ポジションはフォワード。登録名クインシー。
[編集] 概要
U-21オランダ代表 あらゆる世代の大会でゴールを量産してきた。オランダサッカー界で有望な若手。高速のドリブルはティエリ・アンリを彷彿とさせ、また、アシスト能力に優れていることから、デニス・ベルカンプを準えられる。フィジカル面ではエドガー・ダービッツを感じさせる強靱さがある。
[編集] 来歴
アムステルダムに住むガーナ人のもとに生まれる。 アヤックスの有名なユース育成システムで9年間を過ごし、着実に英才教育を身につける。しかし素行の悪さが目立ち、アヤックスを追い出されそうになった2002年、ハイバリーでのトライアル中に注目され、同年9月にアーセナルへ完全移籍。17歳で、アーセナルのトップチームでデビューする。2003年10月、イングランド・リーグカップの対ロザアム・ユナイテッドFC戦で途中出場。彼は、同大会で2試合に出場。
アーセナルのU-21チーム時代、対ウォルバーハンプトン・ワンダラーズで1人で6得点を決めたという逸話がある。アーセナルではマシュー・コノリー、ケリー・ギルバートと共にアーセナル関係者が“若手有望株三人衆”と呼んでいた。
FIFA ワールドユース選手権(当時)でU-20日本代表と対戦、その驚異的な身体能力を見せつけた。日本選手が3人がかりでも高速ドリブルを止めることができず、ゴールをアシストしている。日本が彼をノーマークであったのはカテゴリーをステップアップしていたため把握していなかったからだと思われる(ちなみに彼のマークについていたのは中村北斗)
2007年1月にオランダ代表入りを断念し、国籍を持つガーナ代表入りを決定した。
[編集] 所属クラブ
- アヤックス・アムステルダム(オランダ)
- アーセナル(イングランド)2005年 - 2006年
- スパルタク・モスクワ(ロシア) 2006年-