クイーン・エリザベス級航空母艦
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クイーン・エリザベス級航空母艦 (Queen Elizabeth class aircraft carrier) は、イギリス海軍で配備が予定されている航空母艦。1番艦は2012年に、2番艦のプリンス・オブ・ウェールズは2015年に就役予定。スキージャンプを備え、現在開発中であるF-35Bやヘリコプターの搭載を予定しているが、通常タイプの艦載機を運用する事も視野に入れている。
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[編集] 概要
イギリスはインヴィンシブル級航空母艦の後継として、CTOL機運用も考慮に入れた大型空母計画(CVF計画)を1990年代から進められており、排水量はインヴィンシブル級の3倍もある。計画では3隻のインヴィンシブル級航空母艦を2隻のクイーン・エリザベス級航空母艦で代替する予定。
超大型案件である為、防衛産業各社からデザイン等の提案があり、2003年にタレス社のデザイン案が採用されることとなった。ただし、産業育成・雇用対策などの面からライバルのBAEシステム社が主幹事社となり、受注することともなっている。
尚、この計画は、原子力空母:シャルル・ド・ゴールの姉妹艦を求めていたフランス海軍の興味をひき、共同開発の動きがある。
外見的な特徴としては、アイランド(艦橋)が航行用と航空指揮所の二箇所に分割して設置されており、各アイランドに煙突を配置し機関から排出される排気の通路を短くしている。
女王陛下の海軍らしく、1番艦は『クイーン・エリザベス』、2番艦は『プリンス・オブ・ウェールズ』と英王室から名付けられている。どちらも、第二次世界大戦当時の戦艦に付けられていた名前で、2012年(1番艦)と2015年(2番艦)に就役予定である。
[編集] 性能諸元
- 全長:284m
- 全幅:40m
- 喫水:10m
- 満載排水量:65,000 トン
- 最大速力:30 ノット以上
- 乗員:2200名
- 武装:未定
- 搭載:
- V/STOL及びCTOL機(F-35B、平時36機程度、戦時には最大48機)
- ヘリコプター数機