クロスバー交換機
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クロスバー交換機は電話の自動交換機の一種。日本では昭和40年代始めに日本電信電話公社(現NTT)により導入が開始され、昭和50年代までは自動交換機の主流であった。
制御方式は布線論理方式と呼ばれるリレーを用いたもので格子状に構成された機械式接点を開閉制御するものである。バー(棒)が交差(クロス)しているのでクロスバーと呼ばれている。それ以前のステップバイステップ交換機に比べ市内系だけでなく市外系(中継交換)でも使われ、国内の自動即時接続を可能にした。昭和50年代から次第に制御部にコンピュータを用いた交換機に取って代わられていき、現在は使用されていない。