グラン・プリ

グラン・プリ(Grand Prix)は1966年に公開されたアクション映画である。監督はジョン・フランケンハイマー、音楽はモーリス・ジャールが担当した。主演はイヴ・モンタン、ジェームズ・ガーナー、エヴァ・マリー・セイント、ブライアン・ベッドフォード、アントニオ・サバトである。日本では三船敏郎がレースチームオーナー（ホンダ社長がモデル）を演じていることでもよく知られる。

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

この映画は、あるF1グランプリシーズンの4人のF1ドライバーの運命を追ったフィクションである。

ジャン＝ピエール・サルティ(モンタン)・・・フランス人、大ベテランで２度のワールドチャンピオン経験者。フェラーリ所属。
ピート・アーロン(ガーナー)・・・アメリカ人、フェラーリを解雇され新たな所属先、BRMに活躍の場を求めるが、チームメイトのストッダードとクラッシュし、解雇。第２戦はラジオの解説を勤めるが、第３戦からヤムラに誘われシートに収まる。
スコット・ストッダード(ベッドフォード)・・・イギリス人、大事故からの回復を果たそうとする。同じくレーシングドライバーとして成功した兄（故人）が目標。BRM所属。
ニーノ・バルリーニ(サバト)・・・イタリア人、元バイクのワールドチャンピオンで有望な新人。フェラーリ所属。

サブプロットとして、そのような危険なライフスタイルを持つ男達と共に生きようとする女性達に焦点が当てられる。他に類を見ないレースシーンの撮影技術がこの映画の呼び物の一つとなっている。