ケチャ
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ケチャ(kecak) とは、インドネシアバリ島で行われる男声合唱。またはそれを伴う舞踏劇。
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[編集] 概要
バリ人と共にバリ芸術を発展開花させたドイツ人画家ヴァルター・シュピースと、現地の舞踏家が共同して創作した舞台芸術である。 サンヤンと呼ばれる伝統的な舞踏をベースにしている。 モンキーダンスとも呼ばれ、同様のものは世界に他に類を見ないとされる。 一般に観光向けに上演される舞踏劇である。
日本では、芸能山城組が上演している。毎年新宿三井ビル55ひろばにて、ケチャまつりを行なっている。
[編集] 様式
上半身裸で腰布を巻いた数十人(百人を超えることもある)の男性が、幾重に重なった円陣を組んであぐら座りをする。
[編集] パート
上記以外の全員が
- プニャチャ
- チャクリマ
- チャクナム
- プニャンロット
の4つのパートに分かれ混ざりあって座り、
- 動物の鳴き声を模倣したピッチを持たない「チャッ」「チャッ」というような発声をする。
それぞれのパートが一定のリズムパターンを持っている。
- これが全体として合わさると「ケチャケチャケチャケチャ」という16ビートのリズムのように聞こえる。
- また、ここから「ケチャ」と呼ばれているとされる。
[編集] 進行
ラーマーヤナ物語を題材としたバリ舞踊の踊りが円陣の中央の空間に次々と登場し、舞踊劇の様式で行われる。 男達はリズムを刻むだけでなく、劇の進行に伴い合唱を行うこともある。 また様々な手や体の動きで、劇の背景としての表現も行う。
各地の舞踏団により出演人数・技能水準が大きく異なる。(これは他のバリ舞踏でも言われることである。)
また数人で行われるコミカルな合唱も、広く一般にケチャと呼ばれている。
[編集] 外部リンク
- a photoset on Flickr ubud~kecak and fire dance(写真。ウブドのケチャ。説明は英語)
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