ケンタッキーの我が家
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ケンタッキーの我が家(英:My Old Kentucky Home)はアメリカ合衆国ケンタッキー州の州歌である。
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[編集] 概要
ケンタッキーの我が家は、1853年に スティーブン・フォスターによって作詞・作曲され、1928年3月19日に公式州歌としてケンタッキー州議会によって採用された。 州北部の町バーズタウンにあるフォスターの従兄弟の家が、この「我が家」のモデルである。オリジナルの歌詞では奴隷プランテーションの描写を含んでいたため、1986年に歌詞の一節が州議会によって変更された。
この曲は、ケンタッキーダービーの際に毎年伝統的に、ルイビル大学のマーチングバンドの演奏に合わせて歌われる。1982年からはスティーブン・フォスター・ハンディキャップという障害競走が行われている。
[編集] 歌詞
[編集] 原詞
The sun shines bright in the old Kentucky home,
Tis summer, the people* are gay;
The corn-top's ripe and the meadow's in the bloom
While the birds make music all the day.
The young folks roll on the little cabin floor
All merry, all happy and bright;
By'n by hard times comes a knocking at the door
Then my old Kentucky home, Good-night!
Weep no more my lady. Oh! Weep no more today!
We will sing one song for my old Kentucky home
For the old Kentucky home, far away.
* 元の歌詞では「darkies」
[編集] 訳詞
古いケンタッキーの家は日差しで明るく輝いている
夏の日、人々は皆、楽しそうにしている
トウモロコシの穂先は熟して、牧草地には花が咲いている
鳥達は一日中音楽を奏で
子供達は小屋の床を楽しそうに転げ回る
全ては幸福で輝いていた
やがて厳しい時代が来てドアを叩く
古いケンタッキーの我が家、おやすみなさい!
それ以上、私のお嬢さんを泣かせないで
おお、今日はもうそれ以上泣かせないで
私たちは古いケンタッキーの我が家の為に歌を一曲歌う
遠くへ行ってしまった古いケンタッキーの我が家の為に
[編集] 関連項目
- ケンタッキー州
- ケンタッキーフライドチキン (CMソングに使用)