ケンタッキーフライドチキン
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 東京都渋谷区恵比寿南1-15-1 |
設立 | 1970年7月4日 |
業種 | 小売業 |
資本金 | 72億9,750万円 |
外部リンク | http://japan.kfc.co.jp/ |
ケンタッキーフライドチキン(英語 : Kentucky Fried Chicken)は、フライドチキンを主力商品とし、世界規模で展開するファストフードのチェーン店の名称、及びそのブランド名。現在はペプシコーラからスピンオフしたヤム・ブランズの傘下。 日本法人は日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社。ピザハットも展開。世界で初めてフランチャイズビジネスを創始した会社でもある。
目次 |
[編集] 概要
カーネル・サンダース(本名ハーランド・サンダース)(1890年生-1980年没)によって1939年に考案されたフライドチキンの調理法があり、使用される調合スパイスの種類(一部公開)と調合率はごく一部の人にしか知られていない。この調理法はカーネルサンダース考案の頃から全く変わっておらず、60年以上同じ味を維持し続けている。
1991年、米国法人の正式名称が「ケンタッキーフライドチキン」から「KFC」に変更された。これはイメージ戦略の一環であり、主力商品のフライドチキンからの多角化を計り、消費者の健康志向に応えて「Fried」(揚げ物)の持つ不健康なイメージを払拭し、名称を短縮して若年層の感性にアピールするという3つの狙いがあった。なお、カナダのケベック州ではフランス語の名称の頭文字を取って「PFK」(Poulet Frit Kentuckey)と称する。
鶏肉を揚げる際、圧力釜を使用するが、これは特製であり、家庭用の圧力鍋で代用することはできない。なぜなら、日本国内で販売されているどの家庭用圧力鍋でも、それをフライに使用する行為は、その製品に付属の取扱説明書で禁止されているためである。(理由の詳細は圧力釜の項を参照)
関東では『ケンタ』、関西では『ドチキン』と略されるが、東海地方の一部や九州などでは『ケンチキ』と呼ばれることもある。(最近は全国的に呼称が混在してきている)公式には『ケンタ』または『KFC』を略称としている。
[編集] 日本ケンタッキー・フライド・チキン沿革
- 1970年3月 日本万国博覧会でKFCインターナショナルの実験店を出店。
- 1970年7月4日 三菱商事(株)とKFCコーポレーションの出資により日本ケンタッキー・フライド・チキン(株)を設立。
- 1970年11月21日 1号店が名古屋市(名西店)にオープンする。
- 1971年 半年で1号店である名西店が閉店する。
- 1974年 鶏の供養祭を開催。以後毎年の恒例行事となる。
- 1991年5月 ピザハット事業部新設。
- 2006年6月1日 埼玉県戸田市(イオン北戸田SC内)にケンタッキーフライドチキン商品とピザハット商品を同一店舗内で提供する複合店、『2in1』の1号店を開店。
- 2006年12月3日神奈川県横浜市クイーンズスクエア横浜at!2ndへ新BI店舗開店。
[編集] カーネル・サンダース人形
創始者カーネル・サンダースを模した等身大人形。フライドチキンそのものに馴染みのなかった日本において、ケンタッキーの店舗をアピールする目的で発案され、現在ほとんどの店舗前に置かれている。海外のケンタッキーフライドチキンでは一部アジア地域に存在する。カーネル・サンダース像も参照のこと。
[編集] ケンタッキーと地域性
[編集] 沖縄県
ケンタッキーフライドチキンの都道府県別の県民1人あたり消費量は沖縄県が大変高い。これは沖縄の県民性や基地の存在(これによるアメリカ人の顧客の存在)、商品の活用方法が他都道府県と違って独特(贈答品や、結婚式の引出物として使われたりする)などの理由が考えられているが、そもそも何故そのように活用されるようになったかは社内でもよくわかっていないと渡辺社長(2006年5月現在)はテレビ番組で言及している。
[編集] 大分県
沖縄とは対照的に、大分県北部地方(中津市・宇佐市・豊後高田市・国東市・杵築市)にはケンタッキーフライドチキンの店舗がほとんど無く、消費量が少ない。これはこの地方の人々が鳥の唐揚げ好きで、小さい頃から「中津風」(にんにく入りの調味液に漬け込んだ濃い目の味)の唐揚げに慣れていること、店の間での競争が激しく、価格面でケンタッキーに他店との対抗の余地が無いことが理由に挙げられる。以前中津市内に出店したことがあったが、業績不振で一時撤退を余儀なくされた。しかしケンタッキーは2007年に再度、中津市内のゆめタウン中津に出店した(大分県内のKFCの店舗数は7店。これは全国の店舗数1,157店(2007年3月現在)に対し、人口の割に非常に少ない)。
[編集] 主要メニュー
[編集] レギュラーメニュー
- オリジナルチキン
- カーネルクリスピー(骨なし)
- チキンナゲット
- サンド
- サラダ
- コールスローサラダ
- コーンサラダ
- グリーンサラダ
- フライドポテト
- フライドフィッシュ
- ビスケット
[編集] 期間限定メニュー
- アジアンスパイシーチキン
- 胡山醤チキン
- 香り揚げ醤油チキン
- レッドホットチキン(かつて「辛口チキン」の名でレギュラーだった。一時期ハバネロパウダーを添付していたことがある)
- ガーリックペッパーチキン
- フリフリポテト(さまざまな味が期間限定で発売される)
- ポットパイ(季節限定)
- デザート
サンド・ハンバーガー類の単品の値段が高く、セットが500円以下になるものは1つもない(500円以下のセットがあった時期もあった)。
[編集] 地域限定メニュー
1991年に北陸地方限定で発売されたケンタ丼、沖縄地区を中心に発売されているチキチキライスなど。その他大阪(箕面市)の1店舗ではバイキングもランチの時間帯に実施している(通常メニューも注文できる。バイキングのテイクアウトを行うことは当然ながらできない)。
[編集] その他
- 毎年6月にニワトリの供養を行っている。(2006年7月5日放送フジテレビ系トリビアの泉より)
- ケンタッキーフライドチキンでは、揚げ油に保存性の良いショートニングを使用してきた。ショートニングに多く含まれるトランス脂肪酸は人体に有害であるという世論の高まりから、ケンタッキーフライドチキン社は米国などで消費者団体から提訴されており、2006年10月30日、米国本社は2007年4月までに北米でのショートニングの使用を取りやめると発表した。[1]米国本社でさまざまな代替品を検討した結果、遺伝子組み換えの低リノール酸大豆油が本来の味覚にもっとも近いということで採用される見通しである。なお、日本ケンタッキーフライドチキン社でも独自に昨年からトランス脂肪酸の少ない食用油への切り替えを進めている。今後日本において米国と同じになるかどうかは不明である。
- アメリカにはKFCの食べ放題を展開している店舗がある。店舗により多少違いはあるが値段は7ドル程度である。日本でも一時期実験的に数店舗で行われていた時期があるが、現在では大阪府箕面市の小野原店のみが行っている。その小野原店でも店内改装とともにバイキングの規模が縮小され、コールスロー、ビスケットの食べ放題を廃止している。
- 一時、味付けの秘密は、11種類のハーブとスパイスによるものとされていたが、現在用いられている調味料は、塩と黒コショウとグルタミン酸ソーダだけではないかとの指摘が一部でなされている(ウィリアム・パウンドストーン著 BIG SECRETSより)。
[編集] 関連項目
- カーネル・サンダース
- ビスケたん
- ケンタッキー・フライド・クルーエルティ.com
- ケンタッキーの我が家(ケンタッキー州歌、CMソングに使用)
- うたばん
- 笑っていいとも!
- 山下達郎/竹内まりや
- クリスマス時期になると店内で音楽が流れることでも有名。以前はクリスマスバーレルパックの景品CDとして付いてきたことがあった。山下達郎は同業他社であるミスタードーナツのCMソングを手がけ、これも店内で流れている時もあった。
[編集] 外部リンク
ヤム!ブランド |
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