ゲパルト自走対空砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゲパルト(Gepard ドイツ語でチーターのこと)はドイツが開発・製造した対空戦車(ドイツ語でFlakpanzer)。本項目名のように「自走対空砲」と訳すのは適切ではないと思われる。
ゲパルドは、それまで使用していたアメリカ製のM42ダスター自走高射機関砲の後継車として1965年に開発が開始され、1973年よりドイツ連邦軍に配備が開始された。ドイツに約400両が配備された他、オランダ・ベルギーにも輸出された。オランダ型は当初「チーター」という名前であったが、後に「シーザー」に変更されている。
レオパルド1の車台にスイスのエリコン社製90口径35mm対空機関砲を2基搭載している。さらに捜索レーダー・追跡レーダーをそれぞれ持ち、射撃統制装置などの装備によって高精度な対空射撃が可能となっている。
性能が向上した攻撃ヘリから発射される対戦車ミサイルによる、35mm機関砲の射程外からの攻撃に対抗するため、ゲパルトの機関砲横にスティンガーミサイルを取り付ける機関砲 / 地対空ミサイルのハイブリッドシステムを開発中とされていたが、継続情報がない為、これが実用化されているのか不明である。
ちなみに、このゲパルトのレーダー配置などのデザインには特許があり、日本の87式自走高射機関砲はこれに抵触しないようにデザインされたとされている。
[編集] 関連項目
この「ゲパルト自走対空砲」は、武器・兵器に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。(軍事ポータル|軍事PJ|航空PJ) |
カテゴリ: 武器・兵器関連のスタブ | 装甲戦闘車両 | 高射砲