ゲームオン (企業)
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-19-19 恵比寿ビジネスタワー |
電話番号 | 03-5447-6966 |
設立 | 2001年4月2日 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | オンラインゲームの運営等 |
代表者 | 代表取締役社長 李相燁 |
資本金 | 11億9,697万5千円(2006年12月31日) |
売上高 | 26億9,770万円(2005年12月期) |
従業員数 | 114名(2006年12月31日) |
主要株主 | 韓国サムスン電子系列企業 |
外部リンク | http://www.gameon.co.jp/ |
株式会社ゲームオン は、オンラインゲームの運営を行う企業である。
またゲーム情報ポータルサイトジーパラドットコムの運営も行なっている。
目次 |
[編集] 概要
- 設立時の主な出資者はサムスン電子系列のイーサムスンジャパン株式会社、当時ソフトバンク系の会社であったソフトバンク・インベストメント株式会社(現在はソフトバンク系列から離脱、ゲームオンの株式はソフトバンク系の投資会社に売却されている)である。
- ゲームの開発は行なわず、韓国の開発・運営会社から日本向けのライセンスを取得し配給・運営している。
- 財務状況は2004年度決算より黒字に転換し、その後も堅調に業績を伸ばし、2006年12月8日に東証マザーズへ上場した。
- 2006年12月期の決算資料によれば、総売上の98%を占めるオンラインゲーム事業、その売上高5,754百万円のうち、55.3%をRED STONEが占めており、同タイトルに大きく依存していた。2007年事業計画によれば、2007年におけるRED STONEの売り上げは+8.7%とほとんど成長しない代わりに、2006年実績で売上の少なかった他タイトルや新規タイトルが急成長し、これを補う計画となっていた。
- 新天上牌の開発元である韓国のHI-WIN社と、新規タイトルの共同開発を行っており、2008年中のサービスインを目指している。
- ゲームオンが運営しているオンラインゲームでの課金制度は現在全てがアイテム課金制を採用している。
[編集] ゲーム
[編集] 正式サービスとして提供中のゲーム
- 新天上牌 (2003年3月14日)
- 眠らない大陸クロノス (2003年10月27日)
- MU -奇蹟の大地- (2004年2月27日)
- RED STONE (2005年2月24日)
- シルクロードオンライン(2005年12月21日)
[編集] オープンβサービスとして提供中のゲーム
- ミラクルサマナー キュイ ~黄昏のルビーと秘密の約束~(2007年1月14日)
[編集] クローズβサービスとして提供中のゲーム
現在のところなし
[編集] 提供予定のゲーム
[編集] 過去に提供していたゲーム
現在のところなし
※上記以外にも「萌ネコミミ学園」、「プッチうぉ~ず」といったiモード向け携帯アプリゲームを提供している。
[編集] 問題点
ゲームオンはユーザーからの信頼は極端に薄い。その原因として以下の問題が上げられる。
[編集] 共通のトラブル
- マナー違反のユーザーの放置。通報しても対策をしないことが多いため、マナー違反のユーザーが増える原因ともなっている。
- バグの多発等。メンテナンスを行なう度に新たなバグを発生させることが多い。その上対応が遅く、「RED STONE」に至っては致命的なバグを長期間放置する有様である。またバグを後回しにして課金絡みのキャンペーンを行なうこともしばしある。
- サーバーメンテナンスの問題。ラグはもとよりサーバーをダウンさせることがしばしある。これに対してサーバー増設等の対策に消極的ともいえる。
[編集] 「眠らない大陸クロノス」におけるトラブル
眠らない大陸クロノス#問題点を参照。(当該項目からここへのコピー厳禁!)
[編集] 「MU -奇蹟の大地-」におけるトラブル
- GMと一部ユーザーとの癒着。これが問題となりGM2名が退社に追い込まれた。
- ユーザーの間では「闇賭博」とまで称されるゲーム内アイテムが当選する富くじの販売(各ゲーム毎に呼名は異なるが代表的なものにミューガチャLOTTOBOXがある)。発端は上記の大量ユーザーアカウントハッキングによって被害にあったユーザーの盗難品と同等アイテムを、アイテム課金くじチケット購入者を対象に抽選で当選する景品にしたこと。2007年4月度をもって廃止する予定ではあるがこれらの当選キャンペーンは毎日行われ、1ヶ月に6万円以上チケットを購入したユーザー専用の応募口など、もはやゲームの領域を超える金額であり、抽選手法を公開していなかったり当選者発表を幾度となく間違えたり(ユーザー側からの投稿で発覚)不信感を積み上げた元凶の問題である。なお、2007年4月からはゲーム内にて同等のシステムが組み込まれる見込み。
- 基本料無料・アイテム課金と銘打ち、既存の仕様を取り上げ有料化することでゲーム収益を伸ばしている。2007年3月23日よりテスト鯖でアイテム課金を公開したが、数多くのユーザーからアイテム課金への不満の声があがっている。しかし公式初心者相談掲示板に書き込まれたその声は、むなしくも管理者により全て削除され続けている。
[編集] 「RED STONE」におけるトラブル
RED STONE#問題点を参照。(当該項目からここへのコピー厳禁!)
[編集] 「シルクロードオンライン」におけるトラブル
シルクロードオンライン#問題点を参照。(当該項目からここへのコピー厳禁!)
[編集] 個人情報流出問題におけるトラブル
- 2006年7月27日、ゲームオンが運営するゲーム情報ポータルサイト「ジーパラドットコム」の会員登録メールの配信プログラムの不具合により、自分の会員IDやパスワード以外にも他会員の会員IDやパスワードが記載されて発信されるという問題が発生していたことが発表される。対応としてはプログラムの修正を行なったうえで当該IDのアカウントを不正使用防止を理由に停止、公式ホームページに謝罪文を記載した。
- しかし実際は大量のユーザーアカウントがハッキングされ、ゲーム内におけるアイテムや通貨が盗難される事件が約1年間に渡って発生した。ゲーム内アイテム/通貨はRMT(現金でゲーム内のアイテムや通貨をやり取りする行為)との関連性が非常に強く、これらの事件は犯罪性の強い事件であるが未だに予告している調査結果を発表していない。
- またこの問題が発生したのにもかかわらずアイテム課金のキャンペーンを優先。「シルクロードオンライン」において発覚直後にセキュリティが重要視されるクレジットカードを使ってのキャンペーンを行なったため、ユーザーの反発が相次いだ。
- これを受けて当初2006年8月9日に東証マザーズへ上場する予定であったが、当問題を理由に公募・売出しを中止。2006年7月31日に上場承認が取り消しとなったが、その後対策を行なったことにより、2006年12月8日に改めて東証マザーズへ上場することが決定した。
- だがこれが影響してか上場直後には50万円を超えていた株価が、3ヶ月を経過した2007年3月には一時25万円を割り込んだ。
上記の問題から一部のユーザーの間では「ダメオン」として呼ばれている。 語源には、「Gameon→ガメオン→ダメオンのように音が変化したもの」と、「ダメなゲームオンという状態を現している事から 来ているもの」がある。