コンデ・コマ
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コンデ・コマ (Conde Koma) とは、明治時代に海外へ柔道を伝えて回った柔道家の前田光世の、ブラジルでのニックネームである。コンデとは伯爵の意であり、日本語では「コマ伯爵」を意味する。なお、これはエリオ・グレイシーの父、ガスタオン・グレイシーからその栄誉をたたえて送られたものだとされる。
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『コンデ・コマ』は小学館の雑誌週刊ヤングサンデーに連載された、原作:鍋田吉郎、作画:藤原芳秀の漫画。前田光世の生涯を描くが、前田の人物像はかなり過激に描かれており、実際の前田光世は漫画のように過激ではないとされている。単行本は全17巻。
[編集] 概要
柔道を広めるため渡米した前田光世、大山、佐川、富田常次郎の四人。前田はアメリカではブッチャー・ボーイという巨漢選手とリング上で闘ったり、メキシコ人のボクサーとベアナックル方式(グローブ無し)ロンドン・プライズリング・ルールズ ボクシングで闘ったり、開拓地では中国拳法の使い手と闘ったりもした。それだけではなく、当時の日本や外国の世相、社会情勢も描かれている。また、明治維新後の世、殺し合いが許されなくなった世の中で、多くの武術家(武士から職業を変えた者)が死合の許されない時代に生まれ苦しんでいる姿が描かれている。