コーヴィナ (潜水艦)

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艦歴

発注:
起工:
進水:	1943年5月9日
就役:	1943年8月6日
退役:
除籍:	1944年3月14日
その後:
性能諸元
排水量:	1,526トン
全長:	311 ft 9 in
全幅:	27 ft 3 in
吃水:	15 ft 3 in
機関:
最大速:	20ノット
航続距離:
兵員:	士官、兵員82名
兵装:	3インチ砲1基、21インチ魚雷発射管10基

コーヴィナ(USS Corvina, SS-226)は、アメリカ海軍のガトー級潜水艦。艦名は食用となるニベ科の魚の名前から名付けられた。起工はコネティカット州グロトンのエレクトリック・ボート社により行なわれ、R・W・クリスティー夫人の後援により1943年 5月9日に進水した。1943年8月6日にR・S・ルーニー中佐が艦長として着任し、任務についた。

コネティカット州ニューロンドンを1943年9月18日に出港し、真珠湾に10月14日に到着した。11月4日に真珠湾から最初の哨戒任務に就き、11月6日にジョンストン島において燃料を補給したが、その後未帰還となった。

コーヴィナの任務は、次のような危険なものであった。

警備の厳重な日本の重要拠点である、トラック島にできる限り接近して哨戒に当たる。
ギルバート諸島に接近するアメリカ軍に脅威をもたらす、日本軍の出撃部隊を迎撃する。

日本側の記録によれば、11月16日に日本の潜水艦伊176が、トラック島南方において敵潜水艦に対して3本の魚雷を発射し、そのうち2本の命中による爆発を報告している。これがコーヴィナであるとすれば、日本の潜水艦により沈められた唯一のアメリカ潜水艦である。コーヴィナとその乗組員82名の損失は1944年3月14日に発表された。