ザ・ビーチ・ボーイズ '85
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ザ・ビーチ・ボーイズ '85 | ||
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ザ・ビーチ・ボーイズ の アルバム | ||
リリース | 1985年6月10日 | |
録音 | 1984年6月 - 1985年3月 | |
ジャンル | ロック | |
時間 | 40分31秒 | |
レーベル | カリブ・レコード/CBSレコード | |
プロデュース | スティーヴ・レヴィン | |
レビュー | ||
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ザ・ビーチ・ボーイズ 年表 | ||
テン・イヤーズ・オブ・ハーモニー (1981年) |
ザ・ビーチ・ボーイズ '85 (1985年) |
メイド・イン・U.S.A. (1986年) |
ザ・ビーチ・ボーイズ '85(The Beach Boys)は、1985年にリリースされたザ・ビーチ・ボーイズのアルバム。本作はバンドのサウンドをデジタル技術によって時代にマッチさせようという試みが成されたアルバムであった。「ゲッチャ・バック」はヒットとなり、本作以前のアルバムより売り上げはよかったが、依然として本作も商業的には失敗作となった。
1983年になるとブライアン・ウィルソンは精神病の悪化から再びユージン・ランディの治療を受けることとなった。治療は功を奏し、その夏にはビーチ・ボーイズのステージに上がれるほど回復していた。しかしながら同年12月にデニス・ウィルソンが泥酔の上溺死する。バンドは新譜を製作する前に喪に服し、前のオリジナル・アルバム『キーピン・ザ・サマー・アライヴ』から5年の期間が過ぎることとなった。
彼らは新譜を作るに当たって時代に合ったサウンドの必要性を感じ、カルチャー・クラブのプロデューサーであったスティーヴ・レヴィンを起用することとなった。全てのメンバーがアルバムのための曲を書き、スティービー・ワンダーとカルチャー・クラブも曲を提供した。
[編集] 曲目
- ゲッチャ・バック - Getcha Back (Mike Love/ Terry Melcher) 3:02
- イッツ・ゲッティン・レイト - It's Gettin' Late (Carl Wilson/Myrna Smith Schilling/Robert White Johnson) 3:27
- クラック・アット・ユア・ラヴ - Crack at Your Love (Brian Wilson/ Al Jardine) 3:40
- メイビー・アイ・ドント・ノウ - Maybe I Don't Know (Carl Wilson/Myrna Smith Schilling/Steve Levine/Julian Lindsay) 3:54
- シー・ビリーヴス・イン・ラヴ・アゲイン - She Believes in Love Again (Bruce Johnston) 3:29
- カリフォルニア・コーリング - California Calling (Al Jardine/Brian Wilson) 2:50
- パッシング・フレンド - Passing Friend (George O'Dowd/Roy Hay) 5:00
- アイム・ソー・ロンリー - I'm So Lonely (Brian Wilson/Eugene E. Landy) 2:52
- ホエア・アイ・ビロング - Where I Belong (Carl Wilson/Robert White Johnson) 2:58
- アイ・ドゥ・ラヴ・ユー - I Do Love You (Stevie Wonder) 4:20
- イッツ・ジャスト・ア・マター・オブ・タイム - It's Just a Matter of Time (Brian Wilson/Eugene E. Landy) 2:23
- メイル・エゴ - Male Ego (Brian Wilson/Mike Love/Eugene E. Landy) 2:32