シブネフチ
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シブネフチ(Сибне́фть、Sibneft、シベリア石油の意)は、ロシアの石油企業。ロシア国内の石油製造、精製企業としては、5番目の規模を誇る。1995年ロシア大統領令によって国策石油企業として設立され、1997年に民営化された。
1997年民営化の際、シブネフチはロマン・アブラモヴィッチとボリス・ベレゾフスキーの二大オリガルヒの手に落ちたが、その手法は両者によって設立されたトンネル会社を利用したもので、内外の批判を浴びた。しかし、アブラモビッチ、ベレゾフスキーとエリツィン及び大統領警護隊長として権勢を振るっていたアレクサンドル・コルジャコフとの間に良好な関係が保たれていたことからシブネフチ民営化の過程は黙認された。
1998年シブネフチとユコスの合併構想が政府主導で試みられたが、これは失敗した。
2005年9月ガスプロムはシブネフチの株式72.663%を130億1000万ドルで取得した。この企業買収はロシア史上最大の企業合併である。
[編集] 外部リンク
- シブネフチ・コム
- Gazprom Inks Deal to Buy Abramovich's Sibneft, Forbes.com, 28 September 2005