シャク・ティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シャク・ティ ( Shaak Ti ) はアメリカ映画『スターウォーズ』の登場キャラクター。
トグルータという種族の女性のジェダイ・マスターであるシャク・ティは、ジェダイ騎士団の最高機関であるカウンシル(評議会)のメンバーである。彼女はクローン大戦勃発前にヤドルの死亡によって参画したマスターであるが、ジオノーシスの戦いにも参戦した。マイナーキャラではあるが、ポジション的に製作者側が使いやすい位置におり、そのため番外編やスピンオフ作品において活躍することが多い。アニメ『スター・ウォーズ クローン大戦』の第2シーズンやスピンオフ小説『悪の迷宮』では重要な脇役として描かれており、特にアニメではパルパティーンの護衛としてグリーヴァス将軍達と死闘を演じている。
一方で彼女の最期のシーンの設定には混乱が見られた。エピソード3DVDの特典映像として収録されたカットシーン「グリーヴァス将軍による殺害」以外にも、「オーダー66によってアナキン・スカイウォーカーに殺害される」というDVD未収録のシーンもある(ちなみに小説版では、物語終盤ジェダイ虐殺を開始したアナキンが、「シャク・ティはどこだ?」とジェロック(この人物の詳細は不明。「ゲートマスター」の称号を持つ)に訊くシーンがあり、このあとアナキンによって殺害されたと思われる)。これには、エピソード3本編の製作時に当初の設定であった「グリーヴァスによる殺害」シーンがカットされた事を受けて、追加撮影で「アナキンによる殺害」シーンを撮ったものの、結局それもカットされてしまったという経緯がある。また、ほぼ同時製作であったアニメ『クローン大戦』のラストもこの「グリーヴァスによる殺害」のカットで、シャク・ティだけは殺される事も連行される事もなく戦闘不能のまま放置という結果になった。
結局、シャク・ティの死亡シーンは直接的には描かれていないが、ダース・ヴェイダーと第501大隊がジェダイ聖堂を制圧しているため、そこにいたシャク・ティも殺されたと推測される。
ちなみに、同作品に「シャク」が登場するが、まったく別物。こちらは惑星ナブー原産のジャガイモと牛の合いの子のような太った食肉用の動物の名前である。