シュモクザメ
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?シュモクザメ | |||||||||||||||||||||
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アカシュモクザメ Sphyrna lewini |
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分類 | |||||||||||||||||||||
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属 | |||||||||||||||||||||
シュモクザメ(撞木鮫、英名:Hammerhead shark、ハンマーヘッド・シャーク)とは、メジロザメ目シュモクザメ科Sphyrnidae に属するサメの総称。
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[編集] 特徴
頭部が左右に張り出してその先端に目と鼻孔があり、鐘を打ち鳴らすT 字の仏具撞木(しゅもく)のような頭の形をしていることから撞木鮫、英語では頭を金槌に見立ててHammerhead shark (金槌頭のサメ)と呼ばれている。
[編集] 人との関わり
人を襲った記録はそれほど多くないが、日本では死亡事故が報告されている。2001年夏に、鳥取県や福岡県などの海水浴場近くにシュモクザメが出没したため、海水浴場を閉鎖して漁船や水産高校の実習船などを出動させ駆除を行った。その後、海水浴場はサメ除けネットを張って再開したが、客足は戻らず海の家など観光関係者が大打撃を受けた。
食材としては美味とされている。ダイビングではウォッチングの対象として人気があり、与那国島、神子元島、ココアイランド、ラヤンラヤンなどが有名ポイント。
[編集] 分類
シュモクザメ科Sphyrnidae は2属9種。
- インドシュモクザメ属 Eusphyrna
- インドシュモクザメ E. blochii (Cuvier, 1871) (英名:Winghead shark、ウィングヘッド・シャーク)
- シュモクザメ属 Sphyrna
- Mesozygaena 亜属
- Scalloped Bonnethead (スカラップ・ボンネットヘッド) S. (Mesozygaena) corona
- Platysqualus 亜属
- ウチワシュモクザメ S. (Platysqualus) tiburo (英名:Bonnethead、ボンネットヘッド)
- Scoophead (スクープヘッド) S. (Platysqualus) media
- Smalleye Hammerhead (スモールアイ・ハンマーヘッド) S. (Platysqualus) tudes
- Sphyrna 亜属
- アカシュモクザメ S. (Sphyrna) lewini (英名:Scalloped Hammerhead、スカラップ・ハンマーヘッド)
- シロシュモクザメ S. (Sphyrna) zygaena (英名:Smooth Hammerhead、スムース・ハンマーヘッド)
- ヒラシュモクザメ S. (Sphyrna) mokarran (英名:Great Hammerhead、グレート・ハンマーヘッド)
- Whitefin Hammerhead (ホワイトフィン・ハンマーヘッド) S. (Sphyrna) couardi
- Mesozygaena 亜属
[編集] 関連項目
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