シング・シング・シング
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シング・シング・シング(Sing, Sing, Sing) は、ジャズのスタンダード・ナンバーの一つ。1936年に"King of the Swingers"と語られる歌手・トランペット奏者のルイ・プリマによって作曲された。スウィング・ジャズの代表曲の一つとして知られる。
トロンボーンとトランペットの掛け合いによる躍動感あるイントロ、サクソフォーンとトランペットが奏でるマイナーコードにもかかわらずダンサブルで華やかなメロディ、延々と続くドラムソロが印象的な楽曲であり、スウィング・ジャズの特徴を余すところ無く盛り込んだ一曲である。
1938年にベニー・グッドマン楽団がカーネギーホールでのコンサートで演じて以来、同楽団の代表曲として知られ、以後も数々のビッグバンドによってカバーされ、日本映画『スウィングガールズ』でも特徴的に取り上げられている。近年では吹奏楽向けのアレンジもなされ、吹奏楽の曲の一つとして取り上げられることも多い。