シークエンス
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シークエンス(Sequence, Sequencing)には複数の意味がある。
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[編集] 生物学
生物学におけるシークエンスとは、核酸、蛋白質、糖鎖などの高分子化合物(ポリマー)において、それを構成するモノマーのつながっている順番(配列)のこと。これらの高分子化合物を構成するモノマーには、それぞれ多種類が存在し、生体内では、それがつながりあう順番を認識し区別する仕組みが存在する。これが、生体内で用いられている情報の本体であると考えられているため、それらの高分子化合物を研究対象とする場合、そのシークエンスを調べることは、最も基本的な作業のうちのひとつである。目的の分子のモノマーのシークエンスを実験により調べて決定する作業のことを、シークエンシングと呼ぶ。
[編集] ゲーム
ボードゲームとしてのシークエンスについて、 シークエンスのボードには、11を除いたトランプの絵柄が敷き詰められており、プレイヤー(2人~6人)はそれぞれ手札からカードを出して、盤上のトランプを自分の所有にし、チップを置く。そのチップが、5枚連続で置かれると、チームの得点になり、それを規定個作ると勝利する。11には、相手のチップをとりのぞいたり、自分のチップを好きなところに置ける、などの特典がある。
[編集] 映画
映画におけるシークエンスとは、物語上の繋がりがある一連の断片のこと。日本においてはシーンと言われることが多いが、シーンとはシークエンスよりもさらに小さな場面のことを指すため、シークエンスという呼び名が正しい。通常はカット(ショット)という最小単位を元にして、そのカットの集合がシーンを構成し、さらにはそのシーンの集合がシークエンスとなり、シークエンスが繋がりを持った束となって一つの映画が構成される。ただし、中にはテオ・アンゲロプロスのように、一つのシークエンスをカット割りすることなく一つの連続したカットで撮り上げる作家や作品もある。
[編集] 制御工学
制御工学におけるシークエンスとは、シーケンス制御のことであり、「あらかじめ定められた順序または手続きに従って制御の各段階を逐次進めていく制御」と日本工業規格(JIS)に定義されている。
[編集] 情報工学
情報工学においては、数学の列や抽象データ型としてのリストを意味することがある。