ジャン・バティスト・ブサンゴー
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ジャン・バティスト・ブサンゴー(Jean Baptiste Joseph Dieudonne Boussingault 、1802年2月2日-1887年5月11日)はフランスの化学者である。農学の創始者のひとりで植物に含まれる炭素のもとが空気中の二酸化炭素によることを示した。
パリに生れた。サンテチェンヌの鉱山学校を卒業した後、イギリスの会社の鉱山技師として南アメリカに渡った。その後もアメリカ大陸を旅した。フランスに戻るとリヨンの化学の教授になった。1839年にパリ技術 博物館(Conservatoire des Arts et Metiers)の農学と分析化学の教授になった。1848年に穏健な共和党員として議員に選ばれた。3年後に政治的理由で教授職から去った。
農学の分野で植物の細胞をつくる炭素が、空気中の二酸化炭素から合成されるものか、地中の根から吸収されたものであるかの論争に実験によって結論つけた。