ジャン・バール (仏海軍)
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ジャン・バールにちなんで命名された船は、27隻以上存在する。
- 1788年ロリアンで建造された74門の大砲を持つ軍艦。
- 1811年ロリアンで建造された74門の大砲を持つ軍艦(1833年に大砲は取り外される)。
- 1849年に建造された造船所で完成した軍艦は、1852年進水した。1864年に、その船は兵学校にあった。 1868年、Donawerthと名前を変えられて、1869年1月18日に退役すると決定され、1870年にブレストで解体される。
- 1827年にロリアンで建造された4,100トンの船は、1868年にDonawerthからジャン・バールと名前を交換するかのように換える。この船は1880年に退役すると決定された。
- 1886年のロシュフォールで建造された4,800トンの第一級の巡洋艦。 鋼鉄製のこの船は、1892年に就役する。 1897年に、この船は第二級巡洋艦に分類しなおされ、1902年まで極東に配属される。その後ロリアンに帰還し、彼は1906年まで武装解除された。次の年、アンティル諸島に送られたが、1907年にケープ・ブラン(Cap Blanc)の近くのアフリカの沿岸で座礁する。
- クールベ級戦艦ジャン・バール。1910年にブレストで起工されたフランスで最初に建造されたド級戦艦クールベ級の一隻として1913年に竣工。23500トン、最大出力:29,000馬力、21ノット、30.5cm砲12門、13.9cm砲22門。1914年7月にロシアを公式訪問するフランス共和国の大統領を運ぶ。1914年12月21日に、オーストリア=ハンガリー海軍の潜水艦により、オトラント海峡で雷撃され、中破。応急修理によりマルタ島にまで辿り着きそこで修理される。第一次世界大戦後、オセアン(Ocean)と改名。1944年3月15日にドイツ人によって行われた試験により沈没。 第二次世界大戦後、1947年に引き上げられ解体された。
- リシュリュー級戦艦ジャン・バール。第二次世界大戦が勃発した1936年から、45,000トンを超える戦艦リシュリュー級の一隻として建造されるも未完成のままだった。1940年6月にサン・ナゼール(St-Nazaire)から脱出してカサブランカに到着した。1942年11月、この地でアメリカの軍艦と戦闘機と交戦し、そしてそれを損害を与えるも着底する。 1950年に地中海の艦隊に再び合流、第二次中東戦争に参加する。1961年に予備艦、1969年退役。 なお、最後に就役した(1955年)戦艦でもある。
- カサール級駆逐艦。1986年3月12日にロリアンにて起工、1988年3月19日進水。1989年10月21日艤装完了。1991年9月21日就役。軍の試作品が多く配備された対空フリゲート艦ジャン・バールには、同型艦カサール(Cassard)がある。