ジョスリン・ベル・バーネル
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ジョスリン・ベル=バーネル(S. Jocelyn Bell Burnell ,結婚前はSusan Jocelyn Bell, 1943年7月15日)はイギリスの女性天文学者である。アントニー・ヒューイッシュのもとで、最初のパルサーを発見した。
北アイルランドに生まれた。グラスゴー大学、ケンブリッジ大学で学んだ。1967年ケンブリッジ大学の大学院生時代にヒューイッシュらとクエーサーの観測するための電波望遠鏡の観測データのなかに非常に早く規則的に変化する電波信号を見つけた。天文学的には異常に短い電波の宇宙人からの通信ではないかとも思われた電波源には「緑の小人 (Little Green Man)」を意味する LGM-1 の名が与えられが、後に高速で回転する中性子星が電波源であることがわかった。学位を取得後サザンプトン大学、ロンドン大学、エジンバラ王立天文台で働いた。公開大学(オープン・ユニバーシティ)で物理学教授を務め、プリンストン大学客員教授、2001年バース大学の理学部長となった。2002年から2004年まで、イギリス天文学会の会長を務めた。