グラスゴー大学
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グラスゴー大学(The University of Glasgow)は、グラスゴーにある3つの大学のうち最大の大学。スコットランドではセントアンドリューズ大学に次いで二番目に古い大学で、連合王国内に7つあるancient universitiesの1つ。またスコットランドにおいても最も規模の大きい大学のひとつ。
2003年現在で約20,000人の学生を擁する。うち約3,600人が大学院生で、また2,600人が外国からの留学生である。大学はラッセル・グループの一員で、また国際的な大学から組織されているウニベルジタツ21の創立メンバーの一員でもある。
医学分野ではGlasgow Coma Scaleの名で知られる世界的に有名な大学である。
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[編集] 沿革
1451年にローマ教皇ニコラウス5世の認可状により、神学の大学として設立された。
グラスゴー大学の本館には大きな時計台がある。これは1451年、スコットランド王ジェームズ2世の提案により、ウィリアム・ターンブル司教により建設されたものである。大学はこれにより、スコットランドでは二番目に古い大学となった。スコットランド最古の大学は、ここよりわずか40年ほど古いセントアンドリューズ大学である。グラスゴー大学はグレートブリテン島全体では4番目に古い大学ということになる。スコットランドでは、グラスゴー大学、セントアンドリューズ大学、アバディーン大学が教会によって創立された大学で、エディンバラ大学だけが町によって創立された大学である。
[編集] キャンパス
[編集] 組織
現在9学部 :
- 人文科学部;
- 生物医学部、生命科学部;
- 教育学部 (St Andrews College of Educationとの統合により形成);
- 工学部;
- 情報科学・数学部;
- 法学、ビジネス学、社会科学部;
- 医学部 (歯学と看護学部を含む);
- 物理科学部;
- 獣医学部.
獣医学部は世界的に高名、医学部はイギリスで最高位に評価される。
[編集] 学生
[編集] 教員
[編集] スポーツ・サークル・伝統
[編集] 主な出身者
- アダム・スミス(経済学者・哲学者)
- ウィリアム・トムソン(物理学者、ケルヴィン卿としての方がよく知られている)
- ジョン・ノックス(改革派の神学者)
- デイヴィッド・リヴィングストン(宣教師・探検家)
- ジェームズ・フレイザー(社会人類学者)
- 岩崎隆弥(実業家)
- 水田洋(社会思想史研究者)
- ジョン・ワトソン(哲学者)
- ジョン・ケアード(哲学者)
- カジミェシュ・クラトフスキ(数学者)
- ジョン・カー(物理学者)
- 竹鶴政孝(ニッカウヰスキー創業者)
- ロバート・ブルーム(古人類学者)
- ジェラルド・バトラー(俳優)
- スティーヴン・ウルマン(一般言語学者)
- 志田林三郎(物理学者)
- ジョセフ・ダルトン・フッカー(植物学者)
- チャールズ・ケネディ(政治家)
- ジョスリン・ベル・バーネル(天文学者)
- 範多龍太郎(実業家・造船技術者)