スウィフトシュア級原子力潜水艦
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スウィフトシュア級原子力潜水艦(Swiftsure class submarine)はイギリス海軍の攻撃型原子力潜水艦。ヴァリアント級原子力潜水艦(チャーチル級を含む)に続く第二世代で、兵器の量は少ないが次弾の装填にかかる時間が短縮され、静粛性も向上している。
本艦級の就役は1973年から1981年にかけて行われ、2005年現在では4隻が稼動状態にある。フォークランド紛争や湾岸戦争に参加し、現在では主として対潜哨戒任務に利用されている。就役から30年が経ち寿命を迎えつつある本艦級はアステュート級の就役にあわせて順次退役する予定である。
[編集] 主要諸元
- 動力:ロールスロイスPWR1×1基/蒸気タービン×2基
- 全長:82.9m
- 全幅:9.8m
- 排水量:水上4200t、水中4900t
- 安全潜行深度:600m
- 速度:水上20kt、水中30kt
- 乗員:116名
- 探索装置
- 兵装:533mm魚雷発射管×5、ハープーン UGM-84B対艦ミサイル×5、タイガーフィッシュ×20、及び機雷、(S106、S105はトマホーク block III対地巡航ミサイルを装備)
[編集] 同型艦
- スウィフトシュア (潜水艦) (S107) 原子炉の故障により退役
- スプレンディッド (潜水艦) (S106)
- セプター (潜水艦) (S104)
- スパルタン (潜水艦) (S105)
- ソヴリン (潜水艦) (S108)
- シュパーブ (潜水艦) (S109)